0-0のドロー。
新体制となって初の公式戦。当然ながら、すんなりとこれまで通りとはいかなかったでしょう。
それでも、結果を出さねばならなかった試合。「新体制となって間もないから仕方ない」なんて言い訳が通用するわけもなく。
クラブがシーズン途中で採りうる最大クラスの変革―――“荒療治”を断行したカターレ。その意義というものについて疑問視する声も少なくないなか、結果で正当性を示すよりほかないというのに。
その肝心な結果が「負けはしなかったし上位クラブを相手に無失点に抑えたけれど、勝機を見出せませんでした」では・・・。
それでなくとも、ファン・サポーターの期待に応えねばならないホームゲーム。勝たなければならない理由しかありません。
にもかかわらず。日曜日の18時開始というビミョウな時間帯の試合、しかも雨の降る中、それでも駆けつけたファン・サポーターに対して、堂々としたプレーぶりを披露できたかと言えば・・・残念ながら「さにあらず」と言わざるを得ない内容でした。
勝又 慶典や佐藤 悠希といった力のある前線の選手を擁する長野を相手に、慎重な守備をしなければならなかったのはわかります。それでなくとも雨で滑りやすかったピッチコンディション。普段にも増して気を遣いながらのプレーになっていたことでしょう。
ただ。コンディションの条件で言えば相手も変わらないのであって。そこからいかに勝利につなげるか?という部分で・・・残念ながら、勢いを感じられませんでした。
後方でのパス回しから、勇気を持って前へと攻めていく姿勢を見せねばならなかったのに。基本横パス、忘れた頃に縦ポン。勢いも何もあったものじゃない。
押し込んで相手にプレッシャーをかけながらゴールを奪うチャンスを虎視眈々と狙う、という姿勢が・・・どうにもこうにも、欠けていたと言わざるを得ません。
雨というコンディションであるならば、それを意識した遠目からのシュートも狙っていくべきだったのに、それも無し。積極的なシュートが相手GKのキャッチミスを誘う、なんてことは、あり得る話。なのに、それらしき攻めは見受けられず。
むしろ、言いたくはないけれど「本当に点を獲って勝つ気があるのか?」といぶからねばならないレベル。
なにか、勘違いをしていないか?と。
もちろん、守備をがんばることは必要だし、失点をしない、零封を目指すことは当然でしょう。
しかし、それは果たして、何のためだ?という話。
ぶっちゃけ、何点獲られようが、それ以上に得点できれば勝てるのであって。
守備をがんばるのは、勝つ可能性を上げるため。
逆に言えば、勝つための努力、つまりは得点を挙げることに対して積極性が感じられないのに、守備だけ頑張っていたって勝てないのに。
確かに無失点で終えることができたのは成果ではありましょうが。
しかし、だからといって。勝ち点1を手に入れたからそれで良し、というゲームではなかったということは、試合を観ていた誰もがそう思えたことではないかと。
それでなくとも、アマチュアに敗れるという屈辱を味わったことの汚名返上を期さねばならなかった試合。
監督解任という荒療治をもってしてまで、現状打破というものにすがらねばならなかった状況そして臨んだこの試合。
にもかかわらず。
勝利への気概というものに欠けた試合をしてしまったという現実。
それを、ファン・サポーターはどう受け止めたらいいというのだろうか?と。
2位・町田との差がまた広がり、J2復帰のわずかな可能性がさらに少なくなってしまったという事実。
「新体制となって間もないから仕方ない」で勝てないのであれば、そもそも監督交代をしなければならない必要性はあったのか?という話にまでなります。
いろいろと一筋縄ではいかない状況にはありましょうが。
それでも。
それでも、なんとかしなければならない。
そのために、勝たねばならない。
負けなくて良かった、では評価されない。勝たねばどうしようもない。
理不尽に感じられる面もなきにしもあらずですが、それを招いたのも今のチームであることを鑑みれば。
やるしか、ありません。
勝つことでしか、失ったものを取り戻すことはできないのだから。
新体制となって初の公式戦。当然ながら、すんなりとこれまで通りとはいかなかったでしょう。
それでも、結果を出さねばならなかった試合。「新体制となって間もないから仕方ない」なんて言い訳が通用するわけもなく。
クラブがシーズン途中で採りうる最大クラスの変革―――“荒療治”を断行したカターレ。その意義というものについて疑問視する声も少なくないなか、結果で正当性を示すよりほかないというのに。
その肝心な結果が「負けはしなかったし上位クラブを相手に無失点に抑えたけれど、勝機を見出せませんでした」では・・・。
それでなくとも、ファン・サポーターの期待に応えねばならないホームゲーム。勝たなければならない理由しかありません。
にもかかわらず。日曜日の18時開始というビミョウな時間帯の試合、しかも雨の降る中、それでも駆けつけたファン・サポーターに対して、堂々としたプレーぶりを披露できたかと言えば・・・残念ながら「さにあらず」と言わざるを得ない内容でした。
勝又 慶典や佐藤 悠希といった力のある前線の選手を擁する長野を相手に、慎重な守備をしなければならなかったのはわかります。それでなくとも雨で滑りやすかったピッチコンディション。普段にも増して気を遣いながらのプレーになっていたことでしょう。
ただ。コンディションの条件で言えば相手も変わらないのであって。そこからいかに勝利につなげるか?という部分で・・・残念ながら、勢いを感じられませんでした。
後方でのパス回しから、勇気を持って前へと攻めていく姿勢を見せねばならなかったのに。基本横パス、忘れた頃に縦ポン。勢いも何もあったものじゃない。
押し込んで相手にプレッシャーをかけながらゴールを奪うチャンスを虎視眈々と狙う、という姿勢が・・・どうにもこうにも、欠けていたと言わざるを得ません。
雨というコンディションであるならば、それを意識した遠目からのシュートも狙っていくべきだったのに、それも無し。積極的なシュートが相手GKのキャッチミスを誘う、なんてことは、あり得る話。なのに、それらしき攻めは見受けられず。
むしろ、言いたくはないけれど「本当に点を獲って勝つ気があるのか?」といぶからねばならないレベル。
なにか、勘違いをしていないか?と。
もちろん、守備をがんばることは必要だし、失点をしない、零封を目指すことは当然でしょう。
しかし、それは果たして、何のためだ?という話。
ぶっちゃけ、何点獲られようが、それ以上に得点できれば勝てるのであって。
守備をがんばるのは、勝つ可能性を上げるため。
逆に言えば、勝つための努力、つまりは得点を挙げることに対して積極性が感じられないのに、守備だけ頑張っていたって勝てないのに。
確かに無失点で終えることができたのは成果ではありましょうが。
しかし、だからといって。勝ち点1を手に入れたからそれで良し、というゲームではなかったということは、試合を観ていた誰もがそう思えたことではないかと。
それでなくとも、アマチュアに敗れるという屈辱を味わったことの汚名返上を期さねばならなかった試合。
監督解任という荒療治をもってしてまで、現状打破というものにすがらねばならなかった状況そして臨んだこの試合。
にもかかわらず。
勝利への気概というものに欠けた試合をしてしまったという現実。
それを、ファン・サポーターはどう受け止めたらいいというのだろうか?と。
2位・町田との差がまた広がり、J2復帰のわずかな可能性がさらに少なくなってしまったという事実。
「新体制となって間もないから仕方ない」で勝てないのであれば、そもそも監督交代をしなければならない必要性はあったのか?という話にまでなります。
いろいろと一筋縄ではいかない状況にはありましょうが。
それでも。
それでも、なんとかしなければならない。
そのために、勝たねばならない。
負けなくて良かった、では評価されない。勝たねばどうしようもない。
理不尽に感じられる面もなきにしもあらずですが、それを招いたのも今のチームであることを鑑みれば。
やるしか、ありません。
勝つことでしか、失ったものを取り戻すことはできないのだから。