1-0で勝利!
優勝・J2復帰を目指すライバルの大分とのアウェイ戦。苦戦は免れないと見られていましたが、そんななかで見事に勝利!しかも、守っては無失点!
暫定ながら4位浮上、今季3勝目を挙げ、無敗を継続することに成功したのでした。
前節の琉球戦、せっかく先制点を挙げながら勝利に結びつけられなかったという悔しい思いをしました。逆転を許し、敗れて引き離される可能性も少なくなかったことを思えば、ドローでもまだマシではあったものの・・・それでも勝ち点3を逃してしまったことは痛手でした。
2週連続でのアウェイ戦となった今節、対するは同じく上位につける大分。気の抜けた試合をしては勝てるわけがない相手。大分のほうも前節の先制しながらドローに終わった反省をもとに勝利を目指してくる、しかもホーム戦。気を引き締めて臨まねばなりませんでした。
前半は一進一退の攻防。
7分、FKのチャンスに萱沼が直接狙うも、相手GKに阻まれてゴールならず。
28分にはFW後藤 優介の裏への抜け出しからのシュートを前に詰めた永井が体を張って阻止、そのままゴールに転がっていったボールを直前で平出が掻き出すという危ない場面も。
どちらのチームにもチャンスとピンチがある展開。まさに、どちらに転ぶかわからない試合。
前半はどちら側にもゴールは生まれず、勝負は後半に持ち越されることに。
その、勝負をかけた後半。開始から攻勢を強めたのはカターレ。
48分、左サイドを駆けあがってクロスを上げた國吉のボールに頭で合わせた中西。しかし、惜しくもバーにはじかれゴールならず。
60分には中西が競り合いを制してシュート、こぼれ球を苔口が狙うも、DFダニエルのクリアによって阻まれることに。
そして。先制点が生まれたのは、その直後の61分。
後半の出だしから果敢に相手に向かっていき、脅威を与えてきた中西。國吉からのクロスに対応しようとした相手に一気に詰め寄ってボールを奪うと、後方から上がってきた三上にパス。ペナルティーエリア外で距離はあったものの、そこから冷静にグラウンダーのシュートを蹴りこみ、見事にゴール!待望の先制点を挙げたのでした。
前節の同点ゴールでチームを敗戦の危機から救った殊勲者が、2試合連続ゴールを決めてみせました。苔口、代に続き、三上も2試合連続。2度あることは3度ある、だったのでしょうか。
たまたま入ったというものではない、きちんと意図してのゴール。
「前節は逆に1-0で折り返して守りから入ってしまいあのようになったので、それはやめようと話していたし、立ち上がりからしっかり戦おうと話して後半に入った。」と、ハーフタイムにしっかりと気持ちを入れて臨んだこと。前半とフォーメーション変更でトリプルボランチの一角に入り、積極的な攻撃参加の意識をもってプレーしていたこと。
それらの前節勝てなかった反省をしっかりと今節のプレーに活かせた結果が生んだ、してやったりのゴール。勝利に向かう前向きな気持ちが実を結んだ、価値ある得点であったかと。
好天に恵まれた、と言えば聞こえはいいけれど、初夏を思わせる日差しの中、プレーを続ける選手たちの疲労というものは、試合の中で無視できない要素だったでしょう。
58分、70分、78分と、比較的早い段階で交代枠3人を使い切った大分。
松本 昌也が「相手の方が運動量や切り替え、球際の強さといったところ、全てにおいて勝っていたと思う。」と、山岸 智が「この暑い気候の中で前半、相手にボールを動かされ、自分たちが後手を踏んでしまったことで体力を消耗してしまった。本当は僕らがやりたかったことを相手にやられてしまった感じ。」とコメントしていることからも、カターレの高い集中力を伴った積極的プレーが相手に対して効いていたことがうかがえます。
気象条件についてはどちらも同じ、ピッチ条件という意味ではアウェイのカターレのほうが不利ですらあるなか、勝利に向けての惜しまぬ努力を継続する力を途切れさせなかったことは評価に値するでしょう。
その集中力は最後の最後まで途切れず、試合終了。
見事に相手を封じ込んで零封勝ち。昇格を争うライバルをアウェイで下し、価値ある勝ち点3を手に入れたのでした。
ともすれば、悪い部分は次節以降に引きずってしまう一方で、良い部分はあっさりと途切れてしまいがちであったカターレ。プラス要素にかかる継続性のなさこそが、ままならない不振の元凶と言っても過言でなかったかと。
しかし。
今節、しっかりと前節の反省を活かして勝利してみせた。そして、無敗も継続。
敗れる“授業料”を払うのではなく、勝ち点を積み重ねながら反省点を修正していく―――そんな理想を、ここまで実現しています。
昨季の全36試合に比べて6試合も少ない、全30試合の今季。1試合当たりの重みというのは、間違いなく昨季以上。
そんななかでの、無敗。
難敵・大分に勝利した価値というものはやはり大きく、自信にして良いかと。
しかし一方で、大分にさえ勝てばそれでいいかと言えば、そんなわけは無く。
次節もまた昇格争いのライバル・長野。そして次は現在暫定首位につける秋田。気の抜けない試合は続きます。
それでも。
大事なのは、各試合の手応えを力に変えていくこと。
驕ることなく、恐れることなく。
優勝・J2復帰という必達目標に向け、ここで得た経験を糧として、さらなる高みを目指さねばなりません。
優勝・J2復帰を目指すライバルの大分とのアウェイ戦。苦戦は免れないと見られていましたが、そんななかで見事に勝利!しかも、守っては無失点!
暫定ながら4位浮上、今季3勝目を挙げ、無敗を継続することに成功したのでした。
前節の琉球戦、せっかく先制点を挙げながら勝利に結びつけられなかったという悔しい思いをしました。逆転を許し、敗れて引き離される可能性も少なくなかったことを思えば、ドローでもまだマシではあったものの・・・それでも勝ち点3を逃してしまったことは痛手でした。
2週連続でのアウェイ戦となった今節、対するは同じく上位につける大分。気の抜けた試合をしては勝てるわけがない相手。大分のほうも前節の先制しながらドローに終わった反省をもとに勝利を目指してくる、しかもホーム戦。気を引き締めて臨まねばなりませんでした。
前半は一進一退の攻防。
7分、FKのチャンスに萱沼が直接狙うも、相手GKに阻まれてゴールならず。
28分にはFW後藤 優介の裏への抜け出しからのシュートを前に詰めた永井が体を張って阻止、そのままゴールに転がっていったボールを直前で平出が掻き出すという危ない場面も。
どちらのチームにもチャンスとピンチがある展開。まさに、どちらに転ぶかわからない試合。
前半はどちら側にもゴールは生まれず、勝負は後半に持ち越されることに。
その、勝負をかけた後半。開始から攻勢を強めたのはカターレ。
48分、左サイドを駆けあがってクロスを上げた國吉のボールに頭で合わせた中西。しかし、惜しくもバーにはじかれゴールならず。
60分には中西が競り合いを制してシュート、こぼれ球を苔口が狙うも、DFダニエルのクリアによって阻まれることに。
そして。先制点が生まれたのは、その直後の61分。
後半の出だしから果敢に相手に向かっていき、脅威を与えてきた中西。國吉からのクロスに対応しようとした相手に一気に詰め寄ってボールを奪うと、後方から上がってきた三上にパス。ペナルティーエリア外で距離はあったものの、そこから冷静にグラウンダーのシュートを蹴りこみ、見事にゴール!待望の先制点を挙げたのでした。
前節の同点ゴールでチームを敗戦の危機から救った殊勲者が、2試合連続ゴールを決めてみせました。苔口、代に続き、三上も2試合連続。2度あることは3度ある、だったのでしょうか。
たまたま入ったというものではない、きちんと意図してのゴール。
「前節は逆に1-0で折り返して守りから入ってしまいあのようになったので、それはやめようと話していたし、立ち上がりからしっかり戦おうと話して後半に入った。」と、ハーフタイムにしっかりと気持ちを入れて臨んだこと。前半とフォーメーション変更でトリプルボランチの一角に入り、積極的な攻撃参加の意識をもってプレーしていたこと。
それらの前節勝てなかった反省をしっかりと今節のプレーに活かせた結果が生んだ、してやったりのゴール。勝利に向かう前向きな気持ちが実を結んだ、価値ある得点であったかと。
好天に恵まれた、と言えば聞こえはいいけれど、初夏を思わせる日差しの中、プレーを続ける選手たちの疲労というものは、試合の中で無視できない要素だったでしょう。
58分、70分、78分と、比較的早い段階で交代枠3人を使い切った大分。
松本 昌也が「相手の方が運動量や切り替え、球際の強さといったところ、全てにおいて勝っていたと思う。」と、山岸 智が「この暑い気候の中で前半、相手にボールを動かされ、自分たちが後手を踏んでしまったことで体力を消耗してしまった。本当は僕らがやりたかったことを相手にやられてしまった感じ。」とコメントしていることからも、カターレの高い集中力を伴った積極的プレーが相手に対して効いていたことがうかがえます。
気象条件についてはどちらも同じ、ピッチ条件という意味ではアウェイのカターレのほうが不利ですらあるなか、勝利に向けての惜しまぬ努力を継続する力を途切れさせなかったことは評価に値するでしょう。
その集中力は最後の最後まで途切れず、試合終了。
見事に相手を封じ込んで零封勝ち。昇格を争うライバルをアウェイで下し、価値ある勝ち点3を手に入れたのでした。
ともすれば、悪い部分は次節以降に引きずってしまう一方で、良い部分はあっさりと途切れてしまいがちであったカターレ。プラス要素にかかる継続性のなさこそが、ままならない不振の元凶と言っても過言でなかったかと。
しかし。
今節、しっかりと前節の反省を活かして勝利してみせた。そして、無敗も継続。
敗れる“授業料”を払うのではなく、勝ち点を積み重ねながら反省点を修正していく―――そんな理想を、ここまで実現しています。
昨季の全36試合に比べて6試合も少ない、全30試合の今季。1試合当たりの重みというのは、間違いなく昨季以上。
そんななかでの、無敗。
難敵・大分に勝利した価値というものはやはり大きく、自信にして良いかと。
しかし一方で、大分にさえ勝てばそれでいいかと言えば、そんなわけは無く。
次節もまた昇格争いのライバル・長野。そして次は現在暫定首位につける秋田。気の抜けない試合は続きます。
それでも。
大事なのは、各試合の手応えを力に変えていくこと。
驕ることなく、恐れることなく。
優勝・J2復帰という必達目標に向け、ここで得た経験を糧として、さらなる高みを目指さねばなりません。