今シーズン初の敗戦を喫してしまった前節・秋田戦から1週間。大分、長野と昇格を争うライバルチームを連破してきた中で、それが止まってしまった敗戦でもありました。
今節、ホームに迎えるのもまた、昇格を目指す栃木。一筋縄ではいかない相手ではありましょうが、それでも。
ここで連敗など喫しようものなら、今季これまで培ってきた実績が“なかったこと”になりかねない。単なるまぐれだった、で済まされてしまうような。
もちろん、そんなことはあっていいはずがありません。
「勝とうが負けようが引き分けようが努力をする姿勢であったり、準備をしていく時間であったり、我々が持たなければいけないメンタリティーというのは、結果によって変わるものでもないし、変わる必要もない。」前節の試合後、監督もそうコメントしているように。
敗れてしまった事実を覆すことはできず、それこそ“なかったこと”にはできません。
しかし。
しっかりと切り替えることにより、“なかったかのように”は出来ますし、また、しなければ。
前節の結果で首位に立つことには失敗してしまいましたが、それによって優勝のチャンスが断たれてしまったわけではないのだから。
やるべきことは、敗戦を引きずることなく踏みとどまり、再チャレンジへとつなげること。
そのためにも、勝たねばならない試合です。
J1、J2、J3を合わせて今や53を数えるクラブが乱立するJリーグにあって、2009年に同期として参入することになった栃木と岡山。
カターレ富山発足初年度となった2008年の第10回JFLにおいて、J昇格を目指してともにしのぎを削ったライバルクラブ。現行制度がベースではもう2度と再現されない、3クラブ同時昇格。やはり他クラブとは一線を画す特別な存在です。
あのとき喜びを分かち合い、いずれは新たなステージ・J1に昇格して、そこでもライバルとなれたらいいね―――お互い、そんな夢を抱いていた・・・はずでしたが。
しかして今季、栃木と“新たなステージ”での対戦が実現することとなりました。
ただし。
一昨年のJ2最下位クラブと、昨年のJ2最下位クラブという・・・かつて夢見ていた理想とは真逆と言っていい、厳しい現実を突きつけられた格好で。
お互い、こんなかたちでの再戦は望んではいなかったはずなのに。
J2降格という屈辱と苦悩は、味わった者にしかわからない。そしてもちろん、J2へと復帰したいという渇望もまた同じ。
だからこそ。
勝者として勝ち点3を得ることができるのは、一方のみ。譲ることのできない直接対決。カターレこそが勝者とならねば。
序盤戦で躓きながらも、ここ4試合は2勝2分けの栃木。シーズン前はあったかもしれない「J3なら勝たないと」という楽観的な見方は、今はもう無いことかと。それは、去年カターレが通ってきた道でもあります。
ならば。1年“先輩”として、J3の難しさを栃木にぶつけてやらねばならないところです。
もちろん、そのためには必勝の気構えで臨み、かつ結果に結びつける確かな力が必要となるのは言うまでもありませんが。
それこそ、連敗などしていては優勝など到底おぼつかない、というのは去年の経験からもわかっていること。同じ轍を踏むわけにはいかないのは当然。
敗れてしまったあとだからこそ、勝たねばならない。その覚悟というものを、あるいは今季最高のかたちで出さないことにははじまらないでしょう。たとえそれが栃木という難しい相手であっても。いや、難しい相手だからこそと言うべきか。
前節の敗戦からの立ち直りとはすなわち、7試合ぶりの無得点に終わってしまった結果からの立ち直りを意味します。
つまりは、いかに得点して勝つか。
期待したいのは、西川。
2014年途中から栃木に期限付き移籍し、その後完全移籍。昨年は降格という憂き目にも遭い、自身も契約満了。そして再びカターレ富山の一員となって迎える古巣との対戦。
単なる期限付き移籍とは明らかに違う、様々な思いを抱えたなかでの、今節の栃木戦となっていることでしょう。
栃木を退団しトライアウトに参加したこと、そして富山復帰を決断するに至ったこと。悩みも葛藤もあったことかと思います。
けれども。
プロサッカー選手としての自分に見切りをつけて引退、という選択肢もあったなか、現役続行を決断したのはなぜか?「どの面下げて戻ってきやがった?」というそしりもあろうなかでのカターレ復帰。いつか対戦相手としてJ3で栃木と対戦する日が来ることもわかっていたなかで。
そして、今こそが、その“いつか”。
今季はここまで途中出場が続き、あるいは今節もそうなるかもしれませんが。いや、出場時間そのものは、さして問題ではないかもしれません。
要は、その出場時間でなにができるのか。
健在ぶりを、示してほしいです。FW選手として、ゴールというこれ以上ないハッキリとしたかたちで。
かつて、前所属チームであった岐阜を相手に「恩返しゴール」を決めたことがありました。
ならば、今節でも。来場する栃木ファン・サポーターからの思いには、プロサッカー選手としての在りようで応えてほしい。そう願います。
過去の栃木との対戦を紐解いても、ホーム戦においては良い思い出というものがありません。
JFL時代のカターレとしての初対戦は、スコアレスドロー。
J参入した2009年から2013年までは、ドローすらない5戦全敗。
そして、2014年。虎の子の1点を守りきり、1-0で見事に勝利・・・したのですが。その試合こそが、他会場の結果を受けてのJ2からの降格が決まった試合。ようやく勝利することができてなお、笑顔はありませんでした。
J3という望まぬ舞台でながら、また巡ってきたホーム栃木戦。
今度こそ、勝利とともに笑顔をファン・サポーターに届けるために。がむしゃらに勝利を追い求めねばなりません。
いくらJ参入同期でも。いくら屈辱の経験を理解できても。いくらJ2復帰の思いの強さがわかっても。
勝利は、譲れない。勝ち点3は、譲るわけにはいかないのです。
だから、勝て!!!
勝って、ホーム栃木戦勝利で笑顔を届けろ!!!
勝たれ!!!!富山!!!!!
今節、ホームに迎えるのもまた、昇格を目指す栃木。一筋縄ではいかない相手ではありましょうが、それでも。
ここで連敗など喫しようものなら、今季これまで培ってきた実績が“なかったこと”になりかねない。単なるまぐれだった、で済まされてしまうような。
もちろん、そんなことはあっていいはずがありません。
「勝とうが負けようが引き分けようが努力をする姿勢であったり、準備をしていく時間であったり、我々が持たなければいけないメンタリティーというのは、結果によって変わるものでもないし、変わる必要もない。」前節の試合後、監督もそうコメントしているように。
敗れてしまった事実を覆すことはできず、それこそ“なかったこと”にはできません。
しかし。
しっかりと切り替えることにより、“なかったかのように”は出来ますし、また、しなければ。
前節の結果で首位に立つことには失敗してしまいましたが、それによって優勝のチャンスが断たれてしまったわけではないのだから。
やるべきことは、敗戦を引きずることなく踏みとどまり、再チャレンジへとつなげること。
そのためにも、勝たねばならない試合です。
J1、J2、J3を合わせて今や53を数えるクラブが乱立するJリーグにあって、2009年に同期として参入することになった栃木と岡山。
カターレ富山発足初年度となった2008年の第10回JFLにおいて、J昇格を目指してともにしのぎを削ったライバルクラブ。現行制度がベースではもう2度と再現されない、3クラブ同時昇格。やはり他クラブとは一線を画す特別な存在です。
あのとき喜びを分かち合い、いずれは新たなステージ・J1に昇格して、そこでもライバルとなれたらいいね―――お互い、そんな夢を抱いていた・・・はずでしたが。
しかして今季、栃木と“新たなステージ”での対戦が実現することとなりました。
ただし。
一昨年のJ2最下位クラブと、昨年のJ2最下位クラブという・・・かつて夢見ていた理想とは真逆と言っていい、厳しい現実を突きつけられた格好で。
お互い、こんなかたちでの再戦は望んではいなかったはずなのに。
J2降格という屈辱と苦悩は、味わった者にしかわからない。そしてもちろん、J2へと復帰したいという渇望もまた同じ。
だからこそ。
勝者として勝ち点3を得ることができるのは、一方のみ。譲ることのできない直接対決。カターレこそが勝者とならねば。
序盤戦で躓きながらも、ここ4試合は2勝2分けの栃木。シーズン前はあったかもしれない「J3なら勝たないと」という楽観的な見方は、今はもう無いことかと。それは、去年カターレが通ってきた道でもあります。
ならば。1年“先輩”として、J3の難しさを栃木にぶつけてやらねばならないところです。
もちろん、そのためには必勝の気構えで臨み、かつ結果に結びつける確かな力が必要となるのは言うまでもありませんが。
それこそ、連敗などしていては優勝など到底おぼつかない、というのは去年の経験からもわかっていること。同じ轍を踏むわけにはいかないのは当然。
敗れてしまったあとだからこそ、勝たねばならない。その覚悟というものを、あるいは今季最高のかたちで出さないことにははじまらないでしょう。たとえそれが栃木という難しい相手であっても。いや、難しい相手だからこそと言うべきか。
前節の敗戦からの立ち直りとはすなわち、7試合ぶりの無得点に終わってしまった結果からの立ち直りを意味します。
つまりは、いかに得点して勝つか。
期待したいのは、西川。
2014年途中から栃木に期限付き移籍し、その後完全移籍。昨年は降格という憂き目にも遭い、自身も契約満了。そして再びカターレ富山の一員となって迎える古巣との対戦。
単なる期限付き移籍とは明らかに違う、様々な思いを抱えたなかでの、今節の栃木戦となっていることでしょう。
栃木を退団しトライアウトに参加したこと、そして富山復帰を決断するに至ったこと。悩みも葛藤もあったことかと思います。
けれども。
プロサッカー選手としての自分に見切りをつけて引退、という選択肢もあったなか、現役続行を決断したのはなぜか?「どの面下げて戻ってきやがった?」というそしりもあろうなかでのカターレ復帰。いつか対戦相手としてJ3で栃木と対戦する日が来ることもわかっていたなかで。
そして、今こそが、その“いつか”。
今季はここまで途中出場が続き、あるいは今節もそうなるかもしれませんが。いや、出場時間そのものは、さして問題ではないかもしれません。
要は、その出場時間でなにができるのか。
健在ぶりを、示してほしいです。FW選手として、ゴールというこれ以上ないハッキリとしたかたちで。
かつて、前所属チームであった岐阜を相手に「恩返しゴール」を決めたことがありました。
ならば、今節でも。来場する栃木ファン・サポーターからの思いには、プロサッカー選手としての在りようで応えてほしい。そう願います。
過去の栃木との対戦を紐解いても、ホーム戦においては良い思い出というものがありません。
JFL時代のカターレとしての初対戦は、スコアレスドロー。
J参入した2009年から2013年までは、ドローすらない5戦全敗。
そして、2014年。虎の子の1点を守りきり、1-0で見事に勝利・・・したのですが。その試合こそが、他会場の結果を受けてのJ2からの降格が決まった試合。ようやく勝利することができてなお、笑顔はありませんでした。
J3という望まぬ舞台でながら、また巡ってきたホーム栃木戦。
今度こそ、勝利とともに笑顔をファン・サポーターに届けるために。がむしゃらに勝利を追い求めねばなりません。
いくらJ参入同期でも。いくら屈辱の経験を理解できても。いくらJ2復帰の思いの強さがわかっても。
勝利は、譲れない。勝ち点3は、譲るわけにはいかないのです。
だから、勝て!!!
勝って、ホーム栃木戦勝利で笑顔を届けろ!!!
勝たれ!!!!富山!!!!!