リーグ戦と変わらないメンバーで挑み、経験を積むとともに結果としても5-0と快勝を収めた県選手権決勝。
その手ごたえをフィードバックすべく臨むこととなる今節。ホーム・県総でアスルクラロ沼津を迎え撃ちます。
昨シーズンの対戦では2戦2敗と苦杯をなめた相手へのリベンジを果たすべく。そして、今シーズンここまで無敗の県総で、その記録を勝利で更新すべく。
全力をもって、勝ちにいかねば。
通算対戦成績で1勝1分け6敗と、大きく負け越している苦手チーム沼津。
昨季のホーム戦は新型コロナの影響で大幅にスケジュールが押してしまった中で、シーズン初の有観客試合として行われた第3節。
3点ビハインドをひっくり返して勝利した第2節・YS横浜戦の勢いそのままに連勝を狙った試合でしたが、スコアが動かないままに最終盤へ。
そのままスコアレスドローか?と思われた89分、途中出場の渡邊 りょうに痛恨の被弾。0-1で敗れ、待ちに待ったホームゲームを勝利で飾ることが出来ませんでした。
そして、アウェイでの対戦はシーズン最終戦。
ビハインドを背負う苦しい展開の中、試合最終盤で松澤のプロ初ゴールで追いつくことに成功。しかしそれも束の間、終了間際に決勝ゴールを奪われてしまい、敗れてしまったのでした。
今シーズン第5節の讃岐戦は、まさに真逆の内容で勝ったな、ということが思い出されます。
今シーズンここまで2勝1分け3敗と、なかなか思うように結果を残せていない沼津。
ここ1か月ほどを振り返ってみても。
天皇杯につながる静岡県選手権の決勝ではJFLの雄・Honda FCに延長・PK戦の末に敗れて代表権獲得ならず。
静岡ダービーとなった第6節・藤枝戦では、後半にPKで先制するも追いつかれてドロー。
続く第7節・讃岐戦は0-1の敗戦を喫し、讃岐に今季初勝利を献上してしまうことに。
新型コロナの影響で延期となっていたアウェイ岐阜戦が5月5日に開催、1試合だけイレギュラーな試合として戦うも、1-3で敗戦。
そんな、どうにもこうにも芳しくない状況で迎えることとなる、今節・富山戦。
しかし、それでも。
中10日で集中して改善にあたり、過去アウェイで負けなしの富山戦を制することで巻き返しを誓っているであろう沼津。気合も入っていることかと。
けれど、だからこそ。してやられるわけにはいきません。
むしろ、返り討ちにして上位争いの足場を固めるためにも、勝ち点3はマストと言えましょう。
リーグ戦ではないということで、あるいはターンオーバー編成もあり得るかと思われた県選手権決勝にあって、あえての固定メンバーで戦ったことからも。
今節も、おそらくほぼ変わりないスタメンとなることかと。
期待したいのは、吉平と高橋の両FW。
ここまで僅かに4得点と攻撃力に課題を抱えている一方で、失点は6と、そこまで悪いわけではない沼津。
その沼津を攻め崩せないとなれば、やはり苦戦は免れないところでしょう。
そこを打ち破らねばならないカターレにあって、FW選手の奮起が不可欠であることは言うまでもなく。
公式戦3試合連続PK得点という、ちょっと普通ではない状況の中にあって。2試合連続でしっかりと決めて得点している吉平。3度あることは4度あることかはさておき。3試合連続ゴールを期待します。
新庄クラブとの試合においては、それだけでなくチーム2点目となるゴールも決めててみせたことからも。今度はその経験をリーグ戦にも反映させ、連続ゴールを狙わねば。
そして、高橋。
ここまでのところ唯一沼津に勝った試合である2019年のシーズン最終戦では、終了間際にダメ押しゴールを決めて勝利に貢献しています。
2連敗してしまった昨シーズンは、怪我の影響でそもそも出場なし。
出場して活躍できなかった無念はあったにしても、苦手意識というものは無いはず。
ならばこそ。
今節もまたゴールを挙げて、再び沼津戦勝利の立役者となってほしい。そう願います。
あとは、守備面ではリーグ戦への復帰となるであろう西部にも期待したいです。
ここまで7試合のうち4試合で相手に先制を許してしまっているという悪しき状況。
今節の沼津戦でもそれを繰り返すようなことがあったなら、ただでさえ富山戦に気合を入れているであろう相手には、してやられてしまうことになってしまうのではないかと。
もちろん、そんなのは願い下げ。
あたりまえに無失点に抑え込み、ホーム不敗の条件を満たしたなかで。
リーグで唯一全試合得点を続けている攻撃陣が、勝ち点3に繋げてくれることを信じつつ。
安定した守備でもって、相手に付け入る隙を与えない、そんなプレーを望みます。
目下首位の岩手と3位の岐阜が直接対決となるこの第8節。少なくとも一方は勝ち点3を積み上げることができない結果となるなかにあって。
2位であるカターレがやらねばならないことは、決まっています。
あたりまえに勝ち点3を積み上げること。両チームにプレッシャーを与えること。
そのために、相性の悪さなど度外視して、どうしても勝たねばならない、この沼津戦。
このところ不調にあえいでいるという沼津ですが、そんなもん知らん!と。
むしろ、不調な相手であるからこそ複数得点でもって叩き潰す、苦手意識を払拭するような圧勝劇で勝つ。
そう、今節もまた、鬼となれ!!!
必勝の気概を胸に、全力カターレ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!