行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第9節 ガイナーレ鳥取戦

2021-05-29 15:02:54 | カターレ富山
リーグ戦と県選手権決勝、天皇杯1回戦と、通常とは異なるスケジュールで戦ってきた5月。その5月の5試合目、リーグ戦の第9節として、アウェイでガイナーレ鳥取と対戦します。
月初めの藤枝戦では、内容的にはややイマイチであったカターレ。どうにかドローに持ち込むことに成功したその後、その反省をしっかりフィードバックしつつ、力をつけてく様子が見て取れました。
県内アマチュアクラブ、苦手としているJ3クラブ、大学生チームの県代表と、それぞれジャンルの相手との対戦を通じて、しっかりと自分たちのサッカーに向き合っていました。
そして迎える、今節。
勝利を目指すことは言うまでもないとして。
だんだんと力をつけているという手応えを、しっかりと勝利というかたちに結びつけるだけの、遂行力というものがなによりも重要となることかと。
「やはり、首位のチームは強い」と、リーグの他クラブに見せつけるような、そんな勝利を!

カターレ同様に、長らく続くJ3生活にピリオドを打ち、昨シーズン5位であった実績を踏まえつつ、J2復帰に邁進すべく今シーズンに臨んでる鳥取ですが。
ここまで2勝1分け4敗と苦戦を強いられ、11位と不本意な成績。
第7節終了後、3年目の髙木理己 監督の退任が発表され、新たに昨シーズンまで鹿児島を指揮していた金 鐘成氏が新監督に就任。かつて率いた琉球をJ3優勝、昇格へと導いた手腕の再現を託されています。
第8節は試合が無く、先週の天皇杯1回戦ではFC徳島を4-1で下し、新体制となってから初勝利。そして今節、リーグ戦初勝利を目指す戦いに臨むこととなります。

成績不振から5月に監督交代、リーグ戦以外の公式戦で新体制初勝利を挙げつつ、リーグ戦初勝利を目指してバードスタジアムで行われる鳥取-富山戦に挑むーーー。
かつて、今回とまったく同じシチュエーションがありました。
もっとも、そのときは真逆で、最下位にまで転落した不振から新たに安達監督が就任したカターレが、リーグ戦初勝利を目指す試合でしたが。
2018年の第11節。点の獲り合いとなった試合を3-2で制し、カターレが勝利したのでした。
「こうなったらもう、やるしかねぇんだ!」という、ある種の開き直りめいた勢いもありながら、しっかりと勝利という結果に結びつけることが出来た、印象深い試合であったことが思い出されます。
あれから3年。
まったく同じながら、立場が逆の試合。
あのときのカターレがそうであったように、今節の鳥取も気合を入れてなりふり構わず勝利を目指してくるであろうことは、想像に難くありません。実際に当事者であったからこそ、そう思えるわけで。
しかし、だからこそ。
シチュエーションは真逆でも、カターレの勝利という結果については同じにせねばなりません。それだけは、譲れないのだから。

林堂や安藤にとっては、かつて所属していたチームとの古巣対決。YS横浜戦で音泉が、藤枝戦で吉平が決めたように、恩返しゴールを決めて勝利に繋げてほしいところ。
この5月の流れを汲んで自分たちのサッカーを体現できた暁には、それも十分に実現可能であろうと思います。
一方、個人的に今節いちばん期待したいのは、今瀬。真逆のシチュエーションであった3年前の試合に出場していた当事者のひとりです。
あのとき、キャプテンとしての使命感とともに新体制初勝利に挑んでいた今瀬。
そのなかで、「完全にやられた!」という場面で体を張って阻止、ゴールラインギリギリで得点を許さない気迫あふれるプレーを見せていたのが思い出されます。
今節にかける鳥取の気合を、他人事ではなく理解できるからこそ。しっかりと抑え込み、無失点に抑え込んでほしいです。

金監督の初陣であった天皇杯1回戦、難しい状況ながらも4得点を挙げて勝利という結果を残した鳥取。それでも、試合終了間際にFC徳島から意地の1点を決められてもいます。
いろいろな難しさがあったであろう新体制初戦で、多くは望めないということもあったかもしれません。そして、負けたら終わりのカップ戦。結果が求められる試合であったこともあり。勝つことが、なによりも求められた中、それを遂行できたと。
出来たこと、出来なかったことは有りましょうが、試合で得た手応えを胸に、今節に臨むことかと。
一方の、カターレ。
もちろん、そんな鳥取の勝利への気概に屈するなどということは、有り得ません。
先の天皇杯1回戦・FC北陸戦では、8-0というスコアの見た目以上に手応えがあった試合であったかと。
実力差は、あった。さりとて、楽な相手であったわけではなかったなかで。
ともすれば、一方的に攻め込んでいるにもかかわらず点が獲れない消化不良の試合、となっていた可能性も。
しかし、そうはならなかった。そうしなかった。
それはとりもなおさず、カターレに力がついてきた証。
それを、リーグ戦に繋げねば。
気合を入れて臨む鳥取を跳ね返すだけの強さでもって、勝ち点3を奪い獲らねば!

何試合かあった延期ぶんの試合がこなされ、スケジュール通りの試合消化となった
ここまでのJ3にあって。
単独首位に立つ、我らがカターレ富山。
もちろん、差は僅かであり、今節の結果によっては・・・不覚を取ってしまったならば、いとも簡単に明け渡すこととなってしまうでしょう。
けれども。
そうはさせじと、強さを見せつけねば。
首位に立つにふさわしいチームであると、勝つことによって証明せねば!

昨季、2戦2敗と不覚をとってしまった鳥取に対しての、リベンジマッチでもある今節。
勝たねばならない理由しかない!勝ち点3を奪取せねばならない理由しかない!!

首位にふさわしい勝利を!勝ち点3を、持ち帰れ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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