行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

東北アウェイ2連戦でしっかりと連勝!無失点勝利で同一カード連勝を達成 ヴァンラーレ八戸戦

2021-10-07 21:44:12 | カターレ富山
1-0で勝利!
想定外の事態が呼び込んだ東北アウェイ2連戦。今季ホーム初敗戦となった鳥取戦のダメージを引きずることなく2連勝を、勝ち点6を持ち帰れ!そんなミッションに挑んだこの2試合。
両試合ともに、決して楽な試合などではなかったものの。
それでも、やった。やり遂げた!
見事に勝利し、5月の第8節、9節以来の連勝を成し遂げたのでした。
そして、3クラブ目の挑戦でやっと、同一カード連勝を達成。ホーム開幕戦であった第2節、そして今節との両方で、八戸に勝利することとなりました。

過去2シーズンはいずれもデーゲームであったなか、今シーズン初めてプライフーズスタジアムでのナイトゲームに挑むこととなった今節。また、いつもの緑のものではない黒の限定ユニフォームを着用した八戸の選手たちと対峙することとなりました。
福島戦から中2日、富山に戻ることなくそのまま八戸入りしたこともあり、コンディションへの影響も心配されながらも、それでも同じようなメンバーで臨むだろうとは思っていましたが。
3日前とまったく同じスタメン。出場停止明けの柳下はサブメンバーとなりました。
それだけ、継続性を重視した起用。前節勝利の勢いそのままに連勝達成が期待されました。

試合の最終スタッツが、両チームともシュート数5。ハッキリ言って、チャンスらしいチャンスの数が少ない試合であったかと。
その傾向は試合開始から前半の長い間お互いにシュート数0が続いていた、ということからもわかります。
連戦の影響というものは、いろいろな意味であったようで。
なかでも、八戸の守備意識の高さ。
コロナ感染の影響で十分な準備が出来ないままに臨むこととなった沼津戦で、まさかの大量失点。プロである以上言い訳もできないなか、その悔しさをこの富山戦にぶつけよう!という気概を感じました。
もちろん連勝を目指すカターレの側もしっかりと集中していたことは確かではあるものの。
まさに、鍔迫り合いというか。なかなかチャンスをつくれない一方で、相手にもチャンスをつくらせない。
どこか、我慢比べのような様相を呈していたかと。

それでも。勝つためには、なんとしても得点を挙げねばならないなかにあって。
その待望の先制点が生まれたのが、39分でした。
福島戦に引き続き、右サイドバックとしてスタメン出場していた今瀬。その彼が起点となりました。
後方から機を見てボールを蹴りだす能力は今瀬の持ち味であり大きな武器ですが、まさにそれが炸裂。右サイド前方に広がるスペースに絶妙なコントロールと力加減で蹴りだされたボールが、サイドライン際を駆ける音泉にバッチリと繋がり。
そのままスピードに乗せてゴールライン付近まで駆け上がると、フリーの状態で中央へとマイナスのクロス。
それに合わせたのが、姫野!ボレーシュートが決まり、見事にゴール!今季自身3得点目となる先制点を挙げたのでした。
スカウティングであらかじめ想定していたとおりの、してやったりのゴールであったとのこと。シュートも、振りぬくというよりは当てに行くというかたちで、冷静にきめたと。
待望の先制点、連勝に向け、ムードが高まりました。

ハーフタイムを挟み、後半開始早々にも決定機。
相手陣内、前線でパスを受けてしまってはオフサイド判定ということで見送った吉平。するとそのボールをクリアせんとペナルティーエリア外へと出てキックしたGKの蹴り出しが中途半端なものとなり、それが吉平のもとへ。
前節の大野のゴールの再現か、無人のゴールへとシュート・・・したものの、枠を捉えられずにゴールならず。
「そういうところだぞ・・・」そういったシチュエーションで有無を言わさず決めきることが出来るようになれば、ストライカーとして、吉平もより上のレベルに達することが出来ると思うのですが・・・。
それからしばらくはカターレの時間帯。相手のクリア、セカンドボールが面白いようにカターレ選手のもとに集まる、そこから攻め入るというシチュエーションが続き。
ただ・・・それをものにするまでには至らず。
すると、勝負のあやというものか。次第に八戸ペースに。集中して守り切る強さが求められました。
一進一退の攻防が続き、なかなか次の1点につながらない。
八戸の側も、遠目からでも狙っていこう、という姿勢も見せて。そのあたり、油断していると思わぬかたちで足元をすくわれてしまうことも有り得ただけに、気を抜くわけにはいきませんでした。

もちろん、1点差はセーフティーリードではなく。考えたくないけれど、1点でも返されて追いつかれては、ドローでも負けも同然。そうならないためにも必死のプレーを続ける選手たち。
そんななかで、この日最大のピンチが。
85分、丸岡 悟のクロスから上形 洋介がフリーでシュートを放つ決定機。前半のゴールシーンが今度は八戸に?というくらいに似た状況で。
ただ、その上形のシュートは枠を外れてゴールならず。ことと次第によってはやられていた、非情に危ない場面でした。
ただ、ピンチの直後にチャンスあり、というのはサッカーのあるあるで。
マテウスが最前線で素晴らしい粘りとテクニックでボールをキープすると、そこから姫野がシュート!
しかし、クロスバーに跳ね返って惜しくもゴールならず。依然、1点差のまま。
それでも。
最後の最後まで、集中力を切らすことなくプレーし続けたカターレ選手たち。
4分のアディショナルタイムもしっかりと集中。
そして、タイムアップ。
虎の子の1点を守りきり、無失点勝利。見事に連勝を成し遂げたのでした。

厳しい試合でした。100点満点で言えば60点から70点くらいでしょうか。反省すべき、修正すべき点も少なくはありません。
しかし、それでも。
それでも勝ちきった。どうしても得たかった勝利を、勝ち点3を奪取した。
必ずや東北アウェイ2連戦で連勝、勝ち点6を持ち帰れ!
そう息巻いてはいたものの、簡単なミッションではないことは、十二分に見て取れ。
けれども、やり遂げた。
優勝を目指すならば、勝ち進まねばならない。
そのシンプルな道理に対し、真摯に挑み、結果に繋げてみせた。
価値ある勝利と言えます。

勝ち点3を加え、暫定ながらも2位に浮上。再び昇格圏に。
もちろん、まだ何も成し遂げたわけではなく。次節・第22節はカターレの休みの節。一時的に差を詰めた熊本に再び離されることも、宮崎に抜き返されることも、有り得る話でしょう。
けれど、試合で結果が出るまでは、可能性の話。
上位チームにプレッシャーを与えることは、出来ていることかと。
出来ることを、やる。その意味でも、この八戸戦の勝利というものは、やはり大きかったかと。

まずは、連戦の疲れさま、と。
試合が無いぶん、しっかりとコンディションを整えてほしいです。
その間も、優勝への気概は忘れずに。
じっと、爪を研ぐ機関に充て、次なる試合へと繋げてほしい、そう願います。
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