行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

無惨なる敗戦。またも4連勝の壁に屈する FC今治戦

2021-10-25 20:41:06 | カターレ富山
2-4で敗戦。
「なんでこんなことになるんだよ・・・」
そう嘆息せざるを得ない、痛すぎる敗戦。
もちろん、最下位相手だから楽勝などとなめてかかったわけでもなく、大事な試合であることは百も承知であったでしょう。
けれども。
一気呵成に3連続得点を挙げた今治のような攻めを、本来はカターレのほうがやらねばならなかったはずなのに。
ときに相手に理不尽ささえ感じさせるような試合をもって、優勝にふさわしいクラブであるという証を立てねばならなかったのに。
今治の奮闘ぶりは正しく評価されるべきであり、最下位チームがたまたままぐれで上手くいっただけ、ということではないでしょう。
けれども。
周りは、そうは見ません。
“最下位相手に4点も獲られてボコボコにされただらしないチームが、昇格なんてできねーよw”
そんな心無い中傷でもってしか見ない輩も居ることかと。
もちろん、そんな無責任なヤジなど無視すべきではありましょうが・・・それでも。
このシーズン最終盤を迎える時期に、そういったものが入り込む隙をみせてしまったこと、それそのものが無念でなりません。

シーズン初の3連勝を果たした前節からの流れを受け継ぎ、同じスタメンで4連勝を目指して挑んだ今節。
その手応えを試合にも発揮、開始からカターレのペースでした。
しかし。
33分、一瞬の隙を突かれるかたちで先制点を許してしまうことに。
2試合連続で零封してきた流れが止まったこと。そしてこれは、シーズン後半戦で敗れた沼津戦を想起させるような、嫌なかたち。
沼津も、当時リーグワースト得点と苦しみの中にあり、そのチームが上位の富山から幸先よく先制点を奪った!と、大きな弾みとしてその後の勝利に繋げたのでした。
今治にしても同じだったことでしょう。
相手を圧倒するほどに攻め込みながらもなかなか得点できず、自分たちよりも少ないチャンスをものにされた相手に敗れる、というパターンで連敗してしまっていたのだから。
これは、あのときと同じような負けにつながってしまうパターンなのでは?と。
ただ。
そのわずか2分後、同点に追いつくことに成功。
CKのチャンスから、前節勝利の殊勲者・戸根の2試合連続ゴールが決まり、あっという間に追いつくことに成功しました。
よし、今回はあの時とは違うぞ!

・・・なのに。
同点で迎えた後半、両チームにとって大事な次の1点が、今治に。54分に勝ち越しゴールをきめられてしまい、再びリードを奪われ。
ならば、またすぐに追いつくまでのこと!
ですが・・・同じように「わずか2分後」に決まったゴールは、今治の追加点でした。
さらにさらに3分後、決定的な4点目を決められ。
どちらが3位でどちらが最下位?という勢いでもって、試合の大勢がほぼ決してしまうことに。
それでも。
なんとか意地を見せて、大野の今季7得点目で試合終了間際に1点を返すことに成功したものの。
あまりに痛いやられ方で、無惨な大敗を喫してしまったのでした。

勝つこともあれば負けることもある、クヨクヨしていてもはじまらないし、うつむくことなく切り替えて次の試合に臨むべきーーー
そうは言っても。
正直、またかよと。
取りこぼすわけにいかない試合であることは、重々承知であったはず。
にもかかわらず。
先の敗戦、沼津戦や鳥取戦に敗れた教訓が、活かされなかった。下位チームに敗れてしまうもろさを、今後控える上位直接対決で、相手が見逃してくれると思うか?
そういった隙をみせてしまうことそのものが問題なのだと。
4点獲って最下位をボコボコにして、「やっぱり富山はやべーよ」と戦慄させるくらいでなければならなかったはず。
いかに今季の戦績が振るわず、早々と昇格の芽がなくなってしまったとはいえ。
勝てば最下位脱出というモチベーションを、しっかりと勝利に繋げてみせた今治。
遠目からでも果敢にシュートを狙っていくというハングリーさがもたらした勝利であった、とも言えましょうか。
翻って、カターレはどうであったか?
本当に、甘さというものがなかったのか?
全身全霊で勝ちにいかねばならない試合、それに100%の、あるいはそれ以上の力を発揮できていたのか?と。
返す返すも、無念でなりません。

不幸中の幸い、という表現が適当かはわかりませんが。
首位熊本から4位岩手までの上位陣が総崩れ、連勝ストップとなり、本来であれば突き放されてしまったであろうところを、最小限のダメージに留まりました。
しかし。
首位奪還には直接対決勝利に加えて1試合分の上積みが必要という条件は変わらず、それでいて残り試合数は減少、チャンスも減ってしまったという事実。
正直、厳しいです。
けれども、やるしかない。
やりぬくしかない。
シーズン終了後、「この敗戦でくじけなかかったことが昇格につながった」と言えるように。

予断を許さない戦いは、続きます。
コメント
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