行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第26節 FC岐阜戦

2021-11-06 22:02:57 | カターレ富山
12月5日のシーズン最終戦まで1ヵ月を切り、残り5試合。どのような結果が待ち受けるにせよ、そのときはだんだんと近づいています。
ラストスパートに向けてギアを上げねばならない段階にもかかわらず、よもやの2連敗。上位直接対決連戦を残すとは言うものの、厳しさというものを意識せざるを得ません。
今シーズン終盤にやって来た、最大のピンチ。
今節の結果が向こう1か月の、シーズン最終結果の行方に大きく関与することは確実。
そんな中で迎えるアウェイ2連戦の初戦。岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて、FC岐阜と対戦します。

昇格圏の2位・宮崎との差が3の4位・カターレですら、この先は落とすことが許されない、必勝を期す戦いとなっていくなかで。
そのカターレからさらに4離れている6位・岐阜にとってみれば、それは重いものとなっており。実質的に、今節敗れてしまえば終戦と言えるポジションであろうかと。
シーズン開幕当初は、開幕戦こそ引き分けたものの、そこから4連勝を決めて開幕ダッシュに成功。「今シーズンの昇格枠のひとつは岐阜で決まりか?」ともてはやされたものでした。
それに待ったをかけたのが、第6節で対戦したカターレ。
PKの1点による辛勝ながらも連続負けなしをストップさせる勝利を挙げ、ホームの期待に応えてみせたのでした。
その後、勝ち負けを繰り返す不安定な戦いが続き、ここまで11勝4分け8敗。
正直言って、現状のカターレの6敗ですら、優勝を目指すチームにおいては負けすぎだと思っていますが。
岐阜にとっては、今節の結果9敗目を喫することがあれば・・・逆転昇格の可能性が風前の灯火となってしまうことになろうかと。
もちろん、相手の状況をあれこれと気にかけている場合などではありません。
それでなくとも連敗中のカターレが、もし3連敗など喫しようものならば。それによって被るダメージがいかほどのものになるか・・・想像すらしたくありません。

前節、連続負けなしが12でストップするかたちで首位の熊本が敗戦。そして2位の宮崎も勝ちきれずドロー。
直近2連敗で勝ち点6差をつけられて上位争いから一気に脱落ーーー少なからず、いや、大いにその可能性があったことを思えば。
連敗という結果は取り返しがつかないことではありますが、それでも。
不幸中の幸いという言葉では済まないほどに、ダメージとしては最小限にとどまった、と見ることが出来ようかとおもわれます。
もちろん、詰めるべき差を詰められず、2試合ぶんも消化してしまったことは痛手でしかないにせよ。
最悪という事態に対しては、マシどころではない僥倖であった、と言えるでしょう。
しかし、それでも。
状況が好転したわけではなく。
今節あえなく敗れて3連敗を喫しようものならば、その得難いチャンスを得たこともすべて水泡に帰してしまうことになります。
もちろん、そうあってはならない。
勝つことでしか希望を繋ぐことはできない。
その一念をもって、問答無用に勝利する気概が、なによりも必要です。
勝てるかどうか、じゃない。勝つことを前提に戦うしかないのだから。

これまでの経験に沿うならば、おそらくは途中出場となるでしょうが。絶対に勝たねばならない今節、期待したいのは高橋の活躍です。
前節、前半途中に負傷退場となった柳下が、全治8か月という大怪我であったことが明らかとなりました。
今シーズンのなかでも最も大事な時期である今、戦線離脱を余儀なくされてしまった彼の悔しさ、無念さというものは、察するに余りあります。
だからこそ。
その無念を無念のままに終わらせるわけにはいかない。出場する選手たちがみんなで死力を尽くして戦い抜き、悲願を成就すること。それをもってしか、慰めにはならないでしょう。
そこで、高橋。
昨シーズン、開幕前のキャンプ中に大怪我を負い、出場ゼロに終わってしまったことがあっただけに。
大事な時期にチームの力になれない歯がゆさというものを、わからないはずがありません。
であるからこそ。
離脱した仲間がなにを思うか、出場する仲間がなにをしなければならないか。
それがわかるからこそ、奮起せねばならないところでしょう。
練習したかたちにこだわるあまりに得点が決められない、なんてのは無しで。
不格好でも良い、泥臭くとも良い。
どんなかたちであれゴールを決めて、チームに勝利をもたらすこと。
これまで見てきた中で、高橋はそれが出来る選手だと確信しています。
勝たねばならない大一番、その力を遺憾なく発揮し、勝利に導いてほしい。そう強く願います。

2014年以来のJ2復帰をかけて、どうしても勝たねばならない、今節のアウェイ岐阜戦。
思えば・・・あのとき。
2014年の第2節のことでした。
岡山と対戦したシーズン開幕戦はスコアレスドローではあったものの、それでも可能性を感じる内容で、期待をいだかせる結果でした。
連続アウェイ戦として迎えた第2節・岐阜戦。
しかし。
「あれ・・・?」
結果は0-3と、よもやの惨敗。相性だとか調子がどうこうではなく、完全な力負けを喫してしまい、敗れ去ったのでした。
思えば、あのときが運命の分岐点であったのかもしれません。
もしも・・・もしも、あのとき開幕戦の勢いを継続するかたちで首尾良くシーズン初勝利を挙げることが出来ていたならば。
その後の低迷からの降格、そして今に至るまで復帰できずにいる現在には、つながらなかったのではないか、と・・・。
IFの話をしても詮無いことではありますが。
あれから月日は流れ、当時を知るカターレ選手は誰もいなくなったのだから。
・・・いや待て、ひとりだけ居た。当時を知るカターレ関係者が、今節のメモリアルセンター長良川競技場に。
すなわち、岐阜を率いる敵将・安間監督。
岐阜にとっても生き残りをかけたサバイバルマッチであることは確かでしょうが。
今のカターレは、わざわざ確認するまでもなく勝たねばならない重要な試合。それこそ、今後の運命を分岐させてしまうような。
あのとき、負けて変わってしまった運命。
その落とし前をつけさせていただきましょうか。ほかならぬ安間監督率いる岐阜を撃破することによって。
運命は、変わる。変えてみせる!カターレの勝利によって!!!

生き残るのはカターレである、それを証明する戦い。
勝つことは最低限。けれど、必ず成し遂げろ!!
もちろん文句のつけようのない圧勝劇でもって勝ちたいのはやまやまだけれども。
PK勝ちであった前回対戦ではないけれど、かたちは二の次。
勝たねば希望が繋げない以上、やるしかない。どうあっても。
望むのは、勝利のみ!!
全身全霊でもって、勝ち点3の上積みを!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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