行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

露呈した甘さ。連続負けなしストップ AC長野パルセイロ戦

2019-11-12 06:03:10 | カターレ富山
1-2で敗戦。
敗れる可能性というものは常にあり、それを克服すべく日々精進を重ねているわけで。
0にはならない。けれど、それを0に近づけることはできる。
なによりも。上位追撃に向けて勝利しかない、そんな状況にあったなかで。
オウンゴールは事故であったにせよ。
一旦は追いつくことに成功しながら、こらえきれず勝ち越しゴールを許すかたちで敗戦。
一時期の、ホーム戦3連敗を喫していた頃とおなじような1-2負け。
実質ホーム最終戦で、今季最多の5千人を超えるファン・サポーターがみつめるゲームでしたが、勝利することは叶わず。
自分たちは、まだ甘い。それを、ここぞ!という試合で露呈してしまい、連続負けなしがストップしてしまったのでした。

例によって例のごとく、というか。試合で主導権を握っていたのはカターレのほうでした。
長野の攻撃陣には、個々としての力は、確かに感じたものの。それが全体の圧力として機能していたのか?と言われたら、どうなのかというところで。
その全体として、という要素は、専らディフェンスに振られていたようで。
総失点は上位クラブに引けを取らないレベルにある長野ですが、一方で総得点はリーグワースト。
なんというか、プレーぶりから「だろうな」と思わせられた、というか。
しかし。
前半20分という、本来ならば先制点を挙げて、守備に重きを置く相手にも攻めざるを得ない状況にせねばならない時間帯で。
オウンゴールという、ショッキングなかたちでの失点。得点力に難のあるチームに、みすみす優位をプレゼントしてしまうことに。
もちろん、勝利が必須のカターレにとって、受け入れがたい状況。
しかし、だからこそ、奮起して逆転勝利に繋げねばならなかったのですが。
なんというか・・・。
長野が守備を頑張っていた、という要素は、言うまでもなくありました。
けれども、その一方で。
カターレの側の攻撃が、いまひとつ噛み合っていなかったような印象が強く。
それこそ、攻勢をかけながらも報われなかった、6月頃の敗戦を重ねてしまっていた時期。そのあたりを彷彿とさせるような。
勝負をかけた後半、白石、伊藤とテクニックのある選手を途中出場させて切り崩しを図るカターレ。
その期待通り、明らかに攻撃が活性化。長野の反撃を散発的なものとしつつ、押し込む時間が続きました。
そんななかで、待望の同点ゴールが!
78分、ゴール前からのこぼれ球を蹴り込んだ花井が見事にゴール!2試合連続、そして自身のバースデーゴールとなる得点で、追いつくことに成功しました。
しかし。
次の1点は、長野に。
85分、ルーキーのFW大城 佑斗にJ初ゴールをきめられてしまうことに。
その後も攻め込んだカターレですが、ゴールを割ることはできず。
ディフェンスを固めつつ、あからさまな遅延を厭わず・・・それこそ、GK阿部 伸行がイエローをもらうくらいには。
そういった遅延を含め5分あったアディショナルタイムにも、反撃は実らず。
敗れたカターレ。8月のホーム藤枝戦以来の敗戦を喫し、連続負けなしが10でストップしてしまったのでした。

言うまでもなく、好調だからと言って絶対に勝てるとは限らないのですが。
それでも勝たねばならなかった。
昇格の可能性が絶たれたとはいえ、それでも!という意地を見せんと乗り込んできた長野。
それを、「そんなもん知らん」と、突っぱねて返り討ちにせねばならなかったのに、できなかった。
相手の守備にてこずってうまくいかなかった部分もありました。
けれど一方で、攻めあぐねながらもかたちは出来ていた。にもかかわらず、決められなかった。
6月頃の、1-2で敗れてしまっていた頃に逆戻りしたかのような。
甘さが、出てしまった。
得点を目指して必死にプレーするなかで・・・そう、前線に上がったメンバーを待たずにGKである榎本がスローインをする場面があったくらいに気合を入れねばならなかったなかで。
それが、出場全員がフルパワーで同じ方向を向けていたのか?といえば・・・。
それこそ、6月頃は、もっとあからさまに甘さが出ていて「そんなんだから決められないんだよ!」という部分はありました。ゴール前で果敢にシュートにいかねばならないところで、責任逃れかのようにパスを出して、結果決められない、とか。
それに比べたらマシではありましたが・・・それも、程度の問題。
結果としての、1-2負け。

上位追撃のリミットが残り試合と同数の勝ち点差、と言われるなかにあって。
差を詰めるどころか、逆に広がってしまいました。
全勝必須という部分においてはこれまでと変わらないものの・・・より厳しさが増してしまったことは、事実。
ここから、なにができるのか?
意地を見せて、残り全勝を成し遂げるのか。
それとも、甘さを拡大させてしまった挙句、あえなく連敗を喫してしまうのか。
勝敗、結果はもちろん重要。
けれども。
それと同じ、いや、あるいはそれ以上に。
勝利に徹する底力を、ここぞ!という場面で発揮できる強さを見せることができるかどうか。
プロサッカー選手として。
その真価が問われる場面であろうかと。
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第30節 AC長野パルセイロ戦

2019-11-10 00:27:45 | 日記
今シーズンも残り5試合。言うまでもなく全勝を成し遂げねばならないなか、12位・長野をホームで迎え撃ちます。
ホームスタジアムである富山県総合運動公園陸上競技場のピッチが全面改修されることを受けて。今節が、富山におけるホーム最終戦となります。
つまりは、次節からの4試合が実質アウェイ戦。カターレを応援しながらも観戦はホーム戦のみ、というファン・サポーターも少なくないでしょうが、そういった人々にとってはシーズン最後の公式戦。勝ち切る雄姿を見せねばならないことは無論でしょう。
それでなくとも、J2昇格を目指していくには勝ち続ける以外に道はないカターレ。
勝たねばならない理由しかありません。

同じくJ2昇格を目標に掲げ、その目標に見合うような戦力を有しているはずの長野ですが、今シーズンは苦戦。前節、数字の上でだけ残されていた昇格の可能性が、完全に絶たれました。
ここまで総失点がリーグ6位の32と、守備においては及第点。むしろ、直近7試合では3失点しかしていない、うち4試合で無失点など、“堅い守備”と言って差し支えないほどですらあろうかと。
ただ。一方で、得点力のなさが致命的に足を引っ張ってしまっているようで。
1試合平均1点という、ここまで総得点28はリーグ最下位の数字。そこから、勝てる試合、勝つべき試合を落としてしまうかたちで勝利を逃し、結果に繋げられなかった、ということのようで。
それが積もり積もっての12位という、不本意な戦績。ついには5試合を残しながらの“終戦”と。
ある意味、他人事ではないだけに。そんな長野の気持ちがよくわかります。
昨シーズンなど、攻守が噛み合わなかったことで一時は最下位にまで低迷。監督交代を経て巻き返しを図るも、負ったダメージの大きさから昇格争いに絡めもしないままに中位止まり、という経験をしています。
決定力に欠けて勝ち切れず、ということに関して言えば、今シーズンにしてもそう。
ここまでの総引き分け数10は、長野と同数でリーグ最多。まったく他人事ではありません。
勝たねばならなかったのに、勝ち切れなかったーーーそんな無念を幾度も経験してきた。
中断期間までのカターレのままであれば、あるいは、今頃12位にいるのは長野ではなくカターレのほうであったやもしれません。実際、その頃は10位だったわけで。
それでも。
反抗の狼煙を上げ、怒涛の追い上げを見せている現在のカターレ。
同じ引き分け10でありながらも、昇格の可能性が残されている。そんな決定的な差。
その差を、今節の勝利でもって見せつけねばなりません。
頑張る気持ちだけでは足りない。昇格を狙うには、相応の結果を残せる力を示す必要があることーーー降格から5シーズン、これまでも嫌というほどあじわってきたこと。
今節は、長野に対してそれをカターレが見せつける番。
勝ち切ることで、昇格にふさわしいクラブであることを、実力でもって示さねばならないのです。

もちろん、侮ってかかるわけにはいかない長野。真価を発揮された日には苦戦も必至、敗戦も充分にあり得るだけの戦力を有しているのだから。
実力はありながら、それを発揮しきれていないだけーーーそんなもどかしさを、他人事ではなく知るが故に。
それでなくとも。
先日、安達監督の来季続投が発表されましたが。
現在の安達体制となってから実質2シーズンが経過していますが、そのなかでのワースト失点である0-5負けを喫したのが、他ならぬ昨シーズンのアウェイ長野戦。
もちろん、昨年とはメンバーも違いますし、今季のアウェイ戦ではリベンジも果たしてはいます。
けれども。それでも油断ならぬ相手という認識を改めるほどに差があるわけでは、決してないわけで。
その大敗では、松原、三上といった元カターレ選手に“恩返しゴール”を喰らうというおまけつきで。
そこに、今シーズンは木村 裕の名が加わっている長野。
1年前はカターレの主力としてプレーしていた彼が、再び踏むこととなる県総のピッチ。現在、三上とともにチーム最多得点。今節にかける意気込みは、やはり他の試合よりも大きいものとみて間違いないかと。
一方で、カターレ側にとっても。
高橋、碓井の両名にとって、古巣対決となる長野戦。ホームで迎え撃つ立場ではありながらも、それでもやはり、意識せざるを得ない対戦であるかと。
ただでさえ、やはり古巣対決となった先の群馬戦で勝てなかった、ということがあったばかり。とくに高橋は、チャンスがありながら決めきれなかった無念というものが。
それぞれにとって、特別な試合。それを、いかに勝ち切るか?
勝利への意思を結果につなげるーーー当たり前のようでいて難しい、それこそリーグ最多引き分けという両チームにあって、それをやりきる気概を見せられるかどうか。
その覚悟のほどが問われます。

“ホームゲームで絶対に得点するマン”の大谷への期待は、もはや言わずもがなとして。
前述の元長野のふたりもさることながら。
期待したいのは、途中加入以降、チームの中核を担い続けている平松でしょうか。
彼にとっては初めての長野戦ですが、それでも因縁めいたものは、あります。
前所属クラブたる富山との対戦に気合を入れて乗り込んでくるであろう木村。去年の夏に、長崎からの期限付き移籍というかたちで加入し、その後チームの主力として活躍していました。
そして今年。同じように、夏の移籍で加入、主力として活躍している平松。
ふたりは長崎でのチームメイトでもありました。(同時期には碓井も)
活躍の場を富山に求めた者どうしが、富山の地で対戦。お互いに、所属チームの主力として。
チームの勝利が至上目的とはいえ、意識するなというほうが無理な話では?
ならば。
去年のカターレよりも、今のカターレのほうが強いと。それを証明するゴールでもって、「カターレ富山の平松 宗」を、存分にみせつけてほしい。そう願います。

今節が実質的なホーム最終戦ですが、スケジュールとしてのホーム最終戦が行われることとなるのが、AC長野パルセイロのホームスタジアムであるところのUスタジアム。
開催を許諾してもらえただけでもありがたい話なのに、現在、先の豪雨の被害地域という困難にも見舞われているなかでの開催。
いろいろと思うところはありますが、勝負は勝負で別の話。
今節は、もちろん勝利する。そのうえで、第33節ではありがたくお借りする。それでいい・・・いや、それしかないでしょうよ。

リーグ最多ドローのクラブ同士の直接対決ですが。
今節の結果に、ドローは必要ありません。
勝利あるのみ!!!勝って勝ち点3を上積みするのみ!!!
昇格の可能性が無くなった長野が、それでも!と、一泡吹かせようと乗り込んできても。
それを、敢然と返り討ちにする、そんな強さを!!!
バトル オブ 上信越の最終戦でもある今節。もちろん、勝って優勝を!!!

必勝を期し、勝利をつかめ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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勝ち切る強さを見せて勝利!連続負けなし継続 福島ユナイテッドFC戦

2019-11-07 06:06:37 | カターレ富山
2-1で勝利!
敗戦でこそなかったものの、無得点に終わり、上位進出に足踏みしてしまった前節・群馬戦。
それでも!と再び奮起しなければならなかった今節。
幸先よく先制しながら、相手のスーパーゴールによって追いつかれてしまう展開。
けれど、そこから勝ち越し、集中力を切らすことなく逃げ切りに成功。
アウェイ戦で、見事に勝ち点3を獲得。昇格戦線に踏みとどまることに成功したのでした。

連続負けなしを続けているなかにあって、それでもスタメンの変更に踏み切った今節。
中断明け以降は途中出場であった高橋が、久々のスタメン。
前線からの守備でも果敢にボールに挑んでいく姿勢、という彼の持ち味。そこに期待しての起用であったようで。
そして、ボランチには椎名が。
昨年のホーム沼津戦で大けが、そこから長期離脱を余儀なくされましたが、その時以来のスタメン出場。その沼津戦が11月。あれからちょうど1年ぶりということになりました。
前節の群馬戦もそうでしたが、今節もまた、強風の影響を受けるなかでの試合となりました。
前節同様、前半は風上から攻めるかたちとなったカターレ。
攻めながらも決めきれずに終わってしまった群馬戦の反省もあります。ならば、いかに先制して優位に試合を進めるか。それが問われました。
しかし、先制点の重要性は、福島とて同じ。
開始早々に素早い攻撃、そこからエースであるFW武に合わせられ、あわや!という場面がありながらも榎本が体を張って阻止。
わかっていたことではありますが、再確認。ゆめゆめ油断などできないぞ、と。

そんななかで、15分。
相手陣内で花井と高橋が二人がかりでプレッシャーをかけ、ボールを奪取。すかさず攻め上がった花井が、GKとの1対1の場面でも冷静にループシュート。
見事にゴールに吸い込まれ、欲しかった先制点を奪うことに成功したのでした。
前線からの果敢な守備という高橋の持ち味が、しっかりと出たかたち。まさに、起用がズバリ。そして、そこから慌てずに決めきってみせた花井。
若手も多いチームにあって、経験豊富な両名が奪い取ってみせた、味のあるゴールであったかと。
良い時間帯に先制することに成功し、さぁ、これからだ!という状況でしたが。
もちろん、福島の側も黙ってはいませんでした。
24分、前線での細かいつなぎから手薄だった左サイドで受けたMF田村が強烈なシュート!
しかし、それを榎本が飛びつきながら右手1本ではじき出す、というスーパーセーブを見せて阻止!肝を冷やす場面がありました。
それでも・・・それが伏線となった、ということでしょうか。
29分、攻め上がっていたDF星につながった場面。
そこから、先の惜しいシュートシーン同様に左から攻めてシュートか?というなかで、中央に切り返し。そして、ペナルティーエリア外から思い切りシュート!
一瞬、虚を突かれた榎本、対応できず、決められてしまいました。
福島にとっては、思い切り向かい風であった状況。もし、無風、あるいは追い風で同じようにシュートしても決まってはいなかったのではないかと。先のシュートシーンのイメージがあったぶんだけ、対応が一瞬遅れてしまい、それが命取り、と。
遠目からでも、リスクを恐れず果敢に狙っていった、それを見事に決めた星。敵ながらあっぱれ、というほかありません。そういった積極性は、カターレの選手たちも見習うべきものがあります。
ともあれ、同点。試合を振り出しに戻されることに。

もちろん、同点のままで終わるわけにはいかないカターレ。逆転などもってのほか。なんとしても勝ち越さねばならなかったところ。
前半も大詰めの42分、CKのチャンスで。
椎名がグラウンダーのボールを蹴りだすと、ゴール前の密集地帯の大外から回り込んでフリーになった大谷が思い切りよくシュート!DF星に当たってそのままゴールへ!待望の勝ち越しゴールを挙げたのでした。
これもまた、それまでの伏線があったなかでのゴールでした。
追い風の中で、前半で6本のCKがあったカターレ。そのうち5本がメインスタンドから見て奥の左コーナー、得点につながったものが手前の右コーナーでした。
左コーナーからは、普段であれば、専ら花井がキッカーを担当しますが。この日は、花井だけでなく椎名、陽次と、キッカーを固定しませんでした。
そんな中で、この42分のCK。右コーナーなので左利きの椎名がキック、ということ自体は珍しくもありませんが。
福島にとってみれば、相手のCKにおける戦術を見極めきれない部分もあったかもしれません。単純に同じことをくりかえしていたわけではなかったなかで。
そういった状況で、狙いすましたサインプレー。
まさに、してやったり!
見事なゴールでもって、勝ち越しに成功。リードしつつ試合を折り返したのでした。

後半は風下となったカターレ。
それでも攻勢は緩めず、追加点を狙いにいった・・・のですが、どうにも決まらず。
とくに目立ったのが、陽次。ここぞ!というチャンスで続けて外してしまい、それさえ決まっていたら、あと2点くらいは入っていたところ。
もちろん、いちばん悔しいのは当の本人でしょうけれど。くさることなく、精進を続けていってほしいです。
もちろん、同点、逆転を狙う福島の側も黙ってはおらず。
FWの小牟田、イスマイラ、MF川中と、攻撃ポジションの選手を次々と投入。スタメン出場の武、雪江も得点を狙って精力的にプレー。攻撃的スタイルを志向する福島の、得点への確かな意思を感じさせました。
そんななかでも、今瀬、脇本らを中心に集中力をきらすことなくプレーし続けたカターレ。
追加点を奪うことを諦めたわけでないにせよ、それでも。
しっかりと集中して守ることが肝要と、後半の半ばごろからは守備重視にシフト。
この日はスタメンを外れていた碓井と稲葉の2人を投入してボランチのコンビを組ませると。花井は1列上げるという、先のセレッソ大阪U23戦でも見せていたフォーメーションに。
相手が攻勢を強めようが、しっかり対処して得点させないぞ!というメッセージでもあったかと。
前半に比べたら守備の機会も多くなったものの、それでも。
相手に決定的なチャンスを作らせず、辛抱強くプレーし続けました。
そして、試合終盤には久々の出場となるルーカスを投入。高さの面でもしっかりと対応してパワープレイにも対処。全員が意識高く守り続けました。
そして、4分あったアディショナルタイムが経過、試合終了のホイッスル。
勝利への意思が結実し、見事に勝ち点3を得ることに成功したのでした。

中断明け以降の好調が続いていたなかで、無失点ながらも無得点に終わってしまった前節。それを引きずってしまうことで得点できず、というパターンもあり得たなかで。
得点をしっかりと決めて、さらに追いつかれても動じることなく突き放した。
そして、相手の反撃も辛抱強い守備でもってシャットアウト。同点・逆転を許しませんでした。
確かな、手ごたえを感じます。
前回対戦で、守備の乱れから動揺、3失点を喫して敗れてしまったことを思えば。
勝つべくして勝った、そんな試合であったかと。
首位の北九州、2位の藤枝がどちらも勝利したことで、勝ち点差を詰めることは叶わず。
それでも。
勝ったからこそ、まだそう言っていられるのであって。
もちろん、プレッシャーがないわけではないでしょう。むしろ、有って然るべき。
それでも、勝った。そして、望みをつないだ。
連続負けなしを、さらに更新したカターレ。
それは、運や偶然ではない、必然。
油断ならない試合が今後も続くなかでも、それでもやってくれるーーーそう思えます。
過信や慢心ではない、そんな強さでもって、次なる勝利へ。
次節も、ホームのファン・サポーターに勝利を届けるべく。
良い具合の集中、緊張感を維持しつつ、勝負の時に備えなければ。
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第29節 福島ユナイテッドFC戦

2019-11-03 23:06:00 | カターレ富山
連続負けなしを継続しつつも、熊本、群馬といった上位クラブとの直接対決で勝利できなかったカターレ。残り試合数も少なくなり、J2への道も、いよいよ厳しくなってきた感はありますが。
それでも。
やり遂げる意思を絶やすことなく、全力でもって勝ちにいかねばならない姿勢に、ブレなどあってはなりません。
伝統的に東北勢との対戦では相性が悪く、それがアウェイ戦ではなおのこと。
しかし、そんなことを言っていられる状況ではなく。そんな暇があれば、勝つことだけを考えろ、と。
とうほう・みんなのスタジアムに乗り込み、福島ユナイテッドFCと対戦します。

今季残り6試合は、現在5位のカターレにとって、すべて下位チームとの対戦。
熊本戦、群馬戦と、直接対決で勝利して相手を引きずり下ろすチャンスを活かせなかったーーーそうやってネガティブに考えたところで、得られなかった勝ち点を取り返せるわけでなく。
今やらねばならないのは、どの相手であれ、勝ち続けること以外にないのであって。
もちろん、自分たちより順位が下だから勝ってあたりまえ、などということはなく。
前回対戦の結果から見れば、残りの対戦相手との戦績は2勝2分け2敗。油断できないどころか、相当に気を張って望まねば、目指すべき6連勝など到底おぼつかないことでしょう。
その意味で、今節の相手の福島は。
今シーズンのホーム開幕戦で対戦し、1-3で敗れた相手です。その敗戦以降、1試合で3失点を喫したことがないカターレ。
油断していいわけがないどころの話ではなく、全力でもってリベンジを果たさねばならない相手に他ならないのであって。
シーズン開幕直後で、まだいろいろとチームが整っていない状態での敗戦ではあったものの・・・そんなことを言い訳にしても仕方ない。時期的なものはお互い様であったのならば。
それよりもショックだったのは、内容的には3-1で勝たねばならない試合であったにもかかわらず敗れたということ。
決めるべき場面で決められず、決められてはならないカウンターをくらってまんまと3失点。
内容では勝っていたのに結果がついてこないーーーそんな、今シーズンのカターレが序盤から中盤にかけて苦しめられた状況というものの、先駆けと言える試合であったことが思い出されます。
もしも。あのときしっかりと内容を結果に結びつけて勝利していたならば、そのまま上位を快走、今頃優勝を決めていたのではないのか?
・・・いや、そんなIFは無意味。直視せねばならない現実は、いかに現在のカターレの力でもって、前回敗れた福島を打ち倒すか?それのみです。

今シーズンここまで、実に13ゴールを挙げている福島のエース・武 颯には、前回対戦でも勝ち越しゴールを喫してしまっています。
前回対戦で先制ゴールを決められてしまった田村 亮介がそれに次ぐ6得点。
そして、これまで所属したチームそれぞれでカターレの前に立ちはだかりつづけてきた樋口 寛規。ここ数年は福島の中心選手として活躍していますが、厄介な選手であることに変わりはありません。
ここ最近で随分と守備が安定してきて、滅多なことで失点することのなくなったカターレではありますが。
いや、だからこそ。
そういった、個の力で打開できる能力を備えた選手がいる相手こそ、今のカターレが最も警戒せねばならない相手である、と言えるかと。
いかに試合のペースを握ったとしても。そこからカウンターをくらって失点、ということを前回対戦で実際にやられてしまっている以上、最大限に警戒せねばならないことは言うまでもありません。
ここ3試合連続で勝利のない福島。
前節もFC東京U23を相手に逆転負け。試合のペースは握れても、詰めの甘さから失点、それが敗戦につながってしまう、という・・・まるで、一時期のカターレのようなことが起こっているようで。
だったら。
その隙を突くかたちで、カターレのほうが成熟度の高いチームだ!という力を見せつける展開に持ち込めれば。
実際に、勝ち切れなかったとはいえ、熊本や群馬といった上位チームにも引けはとらなかった。むしろ、上回ってさえいました。
それどころか、今シーズンここまで、福島との前回対戦を含め6敗していますが、そのいずれも、手も足も出ずに完敗、なんて試合は無かったのであって。
だからこそ。
詰めの甘さによって敗れた、福島にリベンジを果たすべく臨む今節。
あの頃のままでは決してないんだぜ!という意思を、勝利でもって見せつけねばなりません。

期待したいのは、やはり大谷でしょう。
ここ最近のカターレの好調を象徴する選手として。その力をもって、チームを勝利に導くはたらきをみせてほしい。そう願います。
前回対戦時、81分に途中交代で今季初出場。3失点目を喫した直後、同点・逆転の願いを込められた起用でしたが、それに応えられず。
とはいえ。
そのときとは違うのだと。経験を積み、実績を残している今、あの時と同じではないのだと。
今や、チームを引っ張る存在に。
その力を余すところなく発揮し、相手の脅威となる選手として躍動してほしいです。
そして、守備においては柳下の奮起に期待。
前回対戦時の3失点の悔しさを晴らすべく、相手攻撃陣をシャットアウトする堅い守備を!
隙なく、集中を切らさず、3試合連続無失点を成し遂げてほしいです。
そして、攻撃面での活躍も期待したいところ。昨シーズンのホーム福島戦において2ゴールを挙げる活躍で勝利の立役者となった柳下。それを思い起こさせるゴールでもって、福島に再び脅威を与えてくれたら、と。

前回対戦では、福島の8本に対して20本ものシュートを放ちながら敗れたカターレ。決定力のなさというものに、その後もさいなまれ続けることに。
それでも。
苦しい時期を乗り越えて、今がある。
前節、無得点に終わってしまった?
それがどうした。
やるべきことがはっきりしている今、ホーム開幕戦で敗れたあの頃とは、明らかに違う。
勝つためになにをすべきか?
それが明らかな以上、ここで勝つ以外の結果など考えられないのであって。
だからこそ、勝つ。
もちろん、簡単な試合にはならないでしょうが、それがどうした。
勝利への意思の前には、決定力云々は些末な問題。
結果を、勝ち点3を積み上げることの重要性を知るならば。
ただひたすらに、それを追い求めるのみ!!

できることを、やり遂げろ!!
リベンジを果たし、残り全勝を具体的な必達目標へ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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