行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第24節 テゲバジャーロ宮崎戦

2022-09-09 21:11:41 | カターレ富山
前半のうちに3点をリードしたものの、後半に追い上げられて苦戦。それでも逃げ切りに成功して辛くも勝利した前節・福島戦。
その勝った意義を繋げるべく、連続ホーム戦にして夏ユニ着用最終戦として、テゲバジャーロ宮崎を迎え撃ちます。
前節の成果と課題を踏まえつつ、必ずや連勝を成し遂げねば。

もしも。今シーズンここまでの試合のうちで、1回だけ時をさかのぼってやり直すことが出来るとしたら?と問われたならば。
宮崎の選手たちは、「6月の第12節・富山戦に戻してくれ!」と言うのではないでしょうか。
その前の試合まで11戦で僅か1敗、5試合連続無失点中、そして前年より続くホーム戦12試合連続負けなしという状態にあった宮崎。
試合のほうも終始優勢に進め、首尾よく得点さえ挙げられたならば、勝ちは揺るがなかったであろう展開でした。
ただ誤算だったのが、シルバの出足鋭いボール奪取から安藤にボールが渡り、ペナルティーエリア外からのシュートが決まるかたちでカターレが先制したこと。そしてなにより、GKの山田が神セーブを連発、「当たっている日」だったこと。
内容的には勝ち試合であったにもかかわらず、富山に敗れ、各種記録がストップすることとなった宮崎でしたが。
その試合が、運命の分かれ目でした。
富山戦の敗戦をきっかけに7連敗、10戦連続勝ちなしというどん底を味わうことに。
昨シーズンはJ新参入ながらも最後まで優勝争いに加わる健闘を見せていた宮崎。そして2年目も、引き分けが多く勝ちきれない試合があったものの、それでも1敗にとどめていたからには、勝ち点1差での対戦となった富山に勝って順位を逆転してさらに上へ!という目論見もあったでしょうが。
そこで躓いてしまい。2年目のジンクスと言うには、どうにも厳しい洗礼を受けることになってしまったのでした。
時をさかのぼってやり直すことは、出来ないけれど。
ならば、せめてあのとき勝てなかった、勝たねばならなかった富山にリベンジして留飲を下げないことには収まらない!とばかりに、乗り込んでくるのではなかろうかと。
どん底を脱したか、連続勝ちなしをストップさせた前々節、そして前節と勝利し、2連勝中。
シーズン初の3連勝を富山撃破で成し遂げんと、気合も入っていることかと。

迎え撃つ、我らがカターレ。
0-3惨敗の前々節を引きずることなく勝利した前節ではあったものの・・・3-0であった前半は良しとしても、0-2負けにも等しかった後半は、やはり問題でした。
前節の福島同様、宮崎もまた、パスサッカーを標榜するチーム。相手のペースにのまれて自分たちのサッカーが出来ない、なんてことになった日には、勝利は危ういでしょう。
実際、前回対戦では大苦戦を強いられました。
それぞれ高い能力を有する3人のFWにガッツリと攻め込まれ、防戦を余儀なくされ。さらにセカンドボール奪取にも後れを取り、なかなか自分たちのペースに持ち込むことができませんでした。
繰り返すわけには、いきません。
そのためには・・・福島戦で、前線から果敢に打って出ていったことで相手のミスを誘い、それをゴールに繋げたように。
自分たちのサッカーを見失うことなく、しっかりと完遂すること。それに尽きるのではないでしょうか。
相手の手強さをみとめつつも、それでも妥協はしない。主導権を渡すことなく、自分たちのサッカーを貫くこと。それに尽きるかと。

前節の反省を踏まえたならば、やはりディフェンス陣の奮起は欠かせないでしょう。
大畑にとって、ホームで迎える昨シーズンまで所属していた宮崎との古巣対戦。他の試合にも増して気合が入ることでしょう。
そのまま宮崎に残る選択肢もあったであろうところ、J2復帰を狙う富山への移籍を決意したこと。そして、厳しいながらも、現状でもまだ狙える位置にいるということ。
その、カターレの主力を担うレギュラーとしての自分の立ち位置。それを意気に感じ、奮起せねば。
富山の背番号3・大畑 隆也として。
かつてのチームメイトたちに敢然と立ちはだかり、カターレを勝利に導く力を発揮せねばなりません。
そして、林堂。
ディフェンスリーダーとして、連続失点試合を止められない現状は、いかんともしがたい、まさに遺憾でありましょうが。
宮崎が手強い相手であることを認めたうえで、だからこそ。
再びの無失点勝利でもって、リベンジを返り討ちにせねばなりません。
そして、昨シーズンの同カードで決勝ゴールを挙げて勝利に貢献したように。守備はもちろんとして、攻撃面でもまた、チームを盛り立ててほしいところ。得意のFKが炸裂するところが見たいです。

前回対戦時とは逆に、今度はカターレにとって、ホーム連続負けなし記録を9から新記録・10に伸ばさねばならない試合となります。そして、ホーム全試合得点の継続も抜かりなく。
だからこそ、とばかりに宮崎もリベンジに燃えて、自分たちがやられたように富山の記録阻止を狙ってくることでしょうが。
それを跳ね返し、勝ちきる強さを見せねば。
「勝ちはしたけれど納得できない」なんてのは、繰り返すわけにはいかないのだから。
ならば、やるべきことはひとつ。
会心の勝利でもって、難敵・宮崎を返り討ち!それ以外にありますまいよ。

夏ユニフォーム着用3試合の、ラスト。もちろん、狙うは3戦全勝!
試合後には、スタジアム内で富山が誇る郷土芸能・おわらが披露されます。
勝利の余韻と共に堪能する、そのためにも。
もちろん、勝つ!
勝って、今シーズン最後のホームナイトゲームを、最高の思い出で彩れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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ホーム勝利で勝ち点3奪取を成し遂げるも、課題の残る辛勝 福島ユナイテッドFC戦

2022-09-04 13:31:17 | カターレ富山
3-2で勝利。
前節、今季ワーストという内容で0-3の惨敗を喫してしまったカターレにあっては、あるいは連敗の危惧もあったところ、そうはさせませんでした。
無得点であった反省を活かし前半のうちに3得点を挙げると、そのリードを守り切るかたちで勝利し、勝ち点3を加算。ホーム戦連続負けなしを9に伸ばすことに成功しました。
その結果だけ見れば、必要にして充分な成果を得た、とも言えるのですが。
・・・実際のところはと言えば。
正直言って、0-2で敗れてしまったかのような後味の悪さがあります。
結果は残せた。けれど、過程については、課題が克服できないまま。
どんなかたちであれ、勝つことがなによりも大事。それは間違いないです。
それでもやはり・・・勝ち方に強さの実感が伴わない勝利では、諸手を挙げては喜べないところがあります。

朝から雨が降り、18時の試合開始頃には止むというのは、2週前の愛媛戦のときと同じ。
その雨が大きく響き、苦戦が続く観客動員数に追い打ちをかけるかのように、わずか1598人にとどまってしまうという。
先頃、経営状況の短観が発表され、1億円の赤字の見通しということが公表されたばかり。それを取り戻すためにも動員に力を入れたかったところに、この仕打ち。
天候のことを嘆いてもしかたないところはありますが、それにしたところで、こうも機会損失が続いてしまっていては・・・げんなりともします。
けれど、だからといってやるべきことが変わるわけでなし。
足元の悪いなかで駆け付けたファン・サポーターに応えるべく、勝利を挙げねばなりませんでした。

鎌田、姫野、大山、大野といった面々がスタメン復帰となり、前節より小改造といったメンバーで臨むこととなった今節。2試合目となる夏ユニフォームを身にまとい、キックオフの時を迎えました。
今節のプレビューで、「連戦となる福島は、試合開始からしばらくはコンディション確認に充てるだろう。ならばそこを容赦なく突いて先制点を挙げるべき」という旨の書き込みをしましたが。
まるで、その私的見解プランがチームに通じていたかのように。
開始からわずか6分、川西のゴールによって先制に成功したのでした。
相手陣内でクリアが中途半端になったところをかっさらうと、迷いなくゴールに叩き込み、見事に決めるという。
さらに、27分。再び川西が決めて、2点目。
今年で33歳、中堅からベテランへ、という年齢の川西ですが、昨季J3得点王という実績をはじめ、やはり重ねてきたキャリアは伊達じゃないな、と。そんなことを思いながら唸らされるような、技ありのゴールが決まり。
さらに勢いは止まらず、29分。
左サイドで引き付けていたところ、逆サイドから走り込んできた大山に通り、それを決めて3点目。前半のうちに3-0と大きくリードを奪ったのでした。
JFLのFC大阪より今シーズンから加入した大山にとって、嬉しいJ初ゴール。これまでの頑張りがひとつ結果となったことにより、自信にもつながっていくのではないかと。
前節、屈辱の0-3負け。それを引きずって連続無得点で連敗にでもなろうものなら、いよいよもって致命的なダメージを被っていたところでしょうが。
そうはさせず、前半のうちからホーム全試合得点を更新、さらに久しぶりの3得点となれば。
こうなりゃ、3点と言わず4点、5点と挙げて、得失点差のプラスを加算していくべき!
勝利は最低ラインとして、さらなる躍動がもとめられました。

3-0で折り返し、迎えた後半。
勝利には大きく近づいたとはいえ、あとは流してプレー、というわけにもいきませんでした。
3点で満足せず、それ以上の得点を挙げることはもちろんとして。
前回の福島戦以来、8試合にも渡って連続失点してしまっているという状況を改善し、無失点に抑えねばならない。それもまた、今節にかかる重要なミッションであったかと。
それに・・・あくまで勝利に近づいたというだけで、勝ちが確定したわけではない。
過去、0-3から4得点を奪って逆転勝利した試合を経験しているだけに。
相手にはそれが起こらないなど、どうして言い切れようかと。
勝敗は、試合終了のホイッスルが鳴るまで決しない。
だからこそ、後半により一層の奮起がもとめられた・・・のですが。

0-3という圧倒的な劣勢にあっても、試合がおざなりになってしまうことのなかった福島。
56分、先の相模原戦でともにゴールを挙げて勝利に貢献した長野 星輝と森 晃太が同時投入されると。64分、その長野が期待に応えて2試合連続となるゴールを決めて、1点を返すことに成功したのでした。
カターレ側が、次なる1点をなんとか、という状況の中で前線の大野にボールを集めるも、なかなかうまくいかない。そのうちに大野にも疲れが見えてパフォーマンス低下、そのテコ入れをせんと交代を準備していた・・・まさに、そのタイミングで決められてしまったのでした。無失点で乗り切るプランが、崩れてしまうことに。
直後に高橋と碓井を同時投入、前半の疲れが出たか、というチーム状況の打開を図ったものの、なかなか思うようにはいかず。
そんななかで、77分。やはり2試合連続ゴールとして、森に決められてしまい、1点差にまで詰め寄られてしまうことに。
福島にとっては、期待を込めて送り出した途中出場のふたりが、そろって結果をだすというグッジョブ。このまま終わらせてなるものか!という気迫がありありと。
直後の78分、「同点、逆転に向けて、さらにいくぞ!」という決意表明かのように栗原  ブラヒム ジュニア、樋口 寛規の両FWを同時投入されたとあれば、さすがにヒエッ!てなもので。
3点差から逆転負けは論外として、同点すらもありえないだろ!と。それでも、なお福島ペース。
一方のカターレは・・・どうにも、突き放すだけの追加点を奪えるような状況に、もっていけず。
なにか、ビハインドから同点、逆転を目指していたはずが不発に終わってしまった前節と、同じような雰囲気。
当然、その反省を踏まえて今節に臨むべくトレーニングをしてきたはず。けれど、その成果というものが、どうにも見受けられないと。
途中出場で結果を出した福島のふたりに対し、高橋さんよ・・・そこ、強引にでも狙っていくところだろうが!パスで戻すとこじゃないだろうがよ!前節と同じじゃねーか!などなど・・・。
さらには、審判の不可解なジャッジも加わり。試合前に両キャプテンによるリスペクト宣言もあった手前、言いたくはないけれど・・・それでも、あからさまに手を使って倒したってのにノーファウルって、おかしいだろうが!とかイライラも募り。
相手寄りの審判なら、どうせアディショナルタイムも5分とかだろ?とか思っていたら、実際は6分。
最後の最後まで、ハラハラさせられっぱなし。試合終了間際のゴールで突き放す、というシチュエーションに持ち込むよりも、劇的同点弾を防ぐので精いっぱい。

結果として、勝ちました。
けれども、どうしても晴れやかな気持ちの快勝とは言えず。
やはり、心情的には0-2の負けのような試合であった感がぬぐえません。
もちろん、勝つこと以上に大事なことはありません。
終わり悪けりゃ全てダメ、というのがこの世界であって。結果がすべて、と言えばそのとおりでしょうから。
いわき、鹿児島、松本といった上位陣もそろって勝利したことで、差を詰めることは叶わず。それでも、勝てずに差を広げられるのが最悪の結果であったことを思えば、最低限の結果は残せたかと思います。
ただ・・・。
この結果を、他クラブはどう見るでしょうか?
連勝を伸ばした首位・いわきとこれから対戦するクラブは、「やはり得失点差+30オーバーは伊達じゃないな」という畏怖の気持ちを抱くのではないかと。
翻って、カターレはどうか?
そういった脅威を与えるよりも、「優勝戦線からもそう遠くないうちに脱落する程度のクラブに後れを取るわけにはいかないな」ではないかと。
勝利に勝るものはありませんが、それでも。
勝ち方というものは、やはりあります。勝ちさえすればそれでいい、ではなく。
相手に恐れられるような勝ち方をすることで、それで実際の対戦でも勝つ可能性が1%でも上がるなら、それをやるべきで。
それこそが、勝利のために全力を尽くすということ。
勝ちはしましたが。
そういった、勝利のために全力を尽くすサッカーが出来ないならば、見通しは暗いのではないかと。

それでも。
次の試合は待ってはくれません。
連続ホーム戦として迎える、次節宮崎戦。
連勝は必須、その上で、駆け付けるファン・サポーターに掛け値なしの、心からの歓喜を届けるために。
勝利のために全力を尽くすサッカーでもって、期待に応えねばなりません。

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第23節 福島ユナイテッドFC戦

2022-09-02 21:41:50 | カターレ富山
シーズンも全体の2/3を消化し、終盤戦へ。
夏ユニフォームを着用するホーム戦の2戦目として、9位・福島ユナイテッドFCを迎え撃ちます。
7連勝に挑んだ前回対戦で、先制しながらも追いつかれて阻止されてしまった相手。
あれから2ヵ月。苦戦が続き、なかなか会心の内容での勝利というものに縁遠いカターレではありますが。
だからと言って、それが勝てなくてもしかたない理由になどなりません。
いかにして勝つか・・・いや、どうやって勝利という結果に至らしめるか。
相手よりもまず、自分たち自身に向き合わねばなりません。
厳しい状況にあっても、まだ優勝を簡単に諦めてしまえるほど聞きわけが良いわけではないのだから。

福島は火曜日に台風で延期となっていたアウェイ相模原戦を戦っており、前節の八戸戦から中2日、中3日というスケジュールで乗り込んでくることとなります。
1週のインターバルとなるカターレに比べては、スケジュール的に不利な条件。しかも中3日の連続アウェイ戦ともなれば、それはより顕著にもなろうかと。
ただし、それが八戸と相模原を連破し、2連勝中で今節を迎えるとなれば。特に相模原戦は3得点を挙げての快勝。3連勝に向けて気力も充実させて乗り込んでくるとあれば、フィジカル的な不利などはメンタルでカバーしてくることでしょう。
であれば、1週休んでしかもホームだから、こちらが一方的に有利・・・とは、一概に言えないかと。
なにしろ、前節は今季ワーストという内容で0-3の惨敗。万が一にもそのダメージを引きずるようなことがあったとしたならば、優位性など無きに等しいことでしょう。
思い出すのが、ちょうど2年前の今頃のこと。
ホーム八戸戦が雷雨の影響によって試合開始直前に中止決定となったあと、中2日で同じくホームで迎えた熊本戦。
実質的に9日の空きがあった分、連戦かつアウェイ戦であった熊本よりも有利であったはずが、前半から2失点する苦しい展開。その後なんとか同点に追いつくことに成功したものの、81分に勝ち越しゴールを奪われて敗れてしまったのでした。
有利な条件を活かせず、熊本の底力の前に屈するという、なんともやりきれない敗戦でした。
今節も、ともすればその再現にもなりかねません。
前節の惨敗のダメージを引きずりつつ勢いのある福島に先制を許してしまった日には・・・それを覆すだけの気力を出して逆転勝利には、やはり結びつかないだろうな、と。
しょぼくれた気のないサッカーをしてしまっては、連敗必至でしょう。
それがなにをもたらすかといえば、優勝戦線からの本格的な脱落。去年のこの時期に連敗を喫して後退してしまった失敗の、繰り返しにほかならないでしょう。
もちろん、そんなのは願い下げ。
理屈じゃない。勝つしかないなら、勝つまでのこと。
その、あまりにシンプルな境地に、至れるかどうか。
それはとりもなおさず、優勝する気があるのかどうか、ということでもあります。
ある!という選択肢以外は、要りません。

何は無くとも、先制点。
前節の敗戦は、前半10分くらいという相手にとって非常に良い時間帯に得点を許してしまったことが、ほぼ決定づけてしまった。
だったら。
その逆をやらねばならない。その意識をしっかりと持ち、最低限3-0勝ち、それ以上を目指さねばならないところ。
対等ではないという条件があるならば、それを十二分に活かして臨むべきで。
八戸戦と相模原戦で、スタメン11人を変更せずに臨んだという福島。連戦の3戦目となる今節ではありますが、おそらくは、代えても数人、ほぼ同じメンバーで臨むのではなかろうかと。
言うまでも無く、疲労に関しては考慮されることでしょうが。それでも、連勝している勢いを活かして臨むことに重きを置いて編成するのでは?と予想します。さすがに、疲れが有るだろうから全とっかえ、とはならないのでは?と。
いずれにせよ。メンバーを継続するにしても変更するにしても、試合の入りというものは、慎重になるのではないかと。
試合開始からしばらくはコンディションの見極めに充てて状況確認するのでは?
だとしたら。
そこを、容赦なく突くべきです。
こちらは、休養充分で、しかもホーム。であれば、最初から飛ばしていって相手の体制が整わないうちに攻め込むべきで。
そうして首尾よく先制点を奪ったならば、あとは、やるべきことはわかっているはず。
そう、前節のしてやられたことの逆をやればいいだけ。シンプルです。
肝心なのは、やるかやらないか。
やれるかどうかじゃない。やるしかないんだから。
だったら、やってやれと。

期待したいのは、安藤。前節の敗戦の悔しさを、ぶつけてほしいです。
彼にとって鳥取は、京産大を経てプロ入りしたキャリアの原点でもあるチーム。思い入れもあるであろうバードスタジアムで爪痕を残したかったでしょうが、それを果たせませんでした。
敗色濃厚な試合終盤にあっても必死にプレー。試合終了間際、執念が実ってゴールが決まったかに見えたものの、無念のオフサイド判定。直後に試合終了という悔しさを味わいました。
覆水盆に返らず。敗戦を、無かったことにはできません。
けれども。
やらねばならないことは、後悔を引きずることなどではありません。
忘れられない悔しさを力に変えて、チームを勝利に導くこと。それ以外にありますまいよ。
先日、新加入の陳 彬彬---ビンビンが、チームに合流したとのことですが。
心強い仲間となることが期待される一方で、安藤にとってはポジションを争うライバルでもあります。
昨シーズンより、石﨑サッカーの申し子として常に第一線でカターレのために戦ってきたというプライド。簡単に譲るわけにはいかないぞ!という決意を、チームを勝利に導くプレーでもって体現してほしい。そう願います。
そしてもうひとり。古巣対決と言えば、前所属が福島であった鎌田も忘れてはならないでしょう。
所属していたからこそわかる、福島の頑張り。そのチームが2連勝中で乗り込んでくるという気持ちは、察しがつくのではないかと。
だからこそ、勝たねばならない。
今は、J2復帰を目指すカターレ富山の一員として。それでなくとも勝たねばならないホームゲームにあっては。
チームを盛り立てるムードメーカーとしての役割を担うところのある彼ですが、その力を、今こそ発揮すべきときでしょう。

屈辱の惨敗、久方ぶりの複数失点。その事実は、変えられません。
けれど、今しなくてはならないのは、それを悔やむことじゃない。
それでなくとも、前回対戦では1-1のドローで勝てなかった相手である福島との対戦ならば。
今度こそ勝つ。なんなら、やはり久方ぶりとなる複数得点差でもって。
アウェイでは零封負けが3試合となってしまったかもしれないけれど。
ホームでは、未だ全試合得点中で、途切れていない。
だったら。
あたりまえのように得点し、勝利を掴み取るまでのこと!

残り1/3シーズン、全部勝つ!
連勝ストップさせられた福島に勝ち、連勝新記録への足掛かりとせよ!
まずは、夏ユニ連勝。地元ファン・サポーターの期待に応え、ホームを沸かせろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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