おそらく地元の方しか知らない「大まる様」と呼ばれる大日堂が周智郡森町亀久保にあります。場所は、太田川ダム湖のかわせみ湖畔です。
この大日堂「大まる様」は、1708年に創建されましたが、現在の建物は1797(寛政9)年に時の大工伊三郎と地元民の協力により建てられたとあります。
かわせみ湖畔からの風景(左が大日堂)
大日堂
通称として親しまれ地る「大まる様」は、「おおまら様」に通じ、懐妊、安産祈願の無宗派の信仰対象となる陽石信仰として地元民により維持されてきました。大日堂正面にはのぞき窓が二つ開けられており、ここから内部をうかがうことができます。
のぞき窓から見た内部と安置物。
また左傍らには、馬頭観音の石像や、右には八幡様の建物も設置されています。
左、馬頭観音像と、右、八幡様。
大日堂「大まる様」は、片吹地区にあったものを、太田川ダムの建設のために現地に移設されています。太田川ダムから2kmほど上流に進むと道沿い(大駐車場有)にありますからぜひ足を伸ばしてみてください。
小画像に由来説明板を拡大版で入れてありますので参考にしてください。