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石川県の無形文化財「御神乗太鼓」の実演を見物しました。9月に訪問したシリーズ「北陸・能登の旅④」のご紹介です。
御神乗太鼓は、1576年、越後の上杉謙信は七尾城を平定した後、珠洲市三崎町に上陸し能登平定を目指し、名舟村へ攻め入った折、村の住民は武器もなく、長老の進言で、木の皮で面を作り頭には海藻をかぶり太鼓を鳴らして上杉軍に夜襲をかけた。これに驚いた上杉軍は敗退し村は救われた。
この時の太鼓が、今、この地区の無形文化財に指定され後世に受け継がれています。
輪島市の廃線輪島駅前の広場では毎夜、8時半から約20分間、観光客のための御神乗太鼓の実演が無料で開かれており、見物してきました。広場にはゴザが敷かれ、歓迎ムード一色。この日は200~300人が周辺を取り囲み、勇壮な太鼓妙技に感動しながら見物していました。旅館からの送迎バスも出していただき、貴重な無形文化財を見物することができ感謝しています。
小画像と、下2画像は御神乗太鼓の実演風景。
下の左画像は、イベント会場の遠景。右は御神乗太鼓の実演を見る観客です。
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