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今年はご近所で初盆のお宅がありました。
掛川市北部の遊家・家代区のお宅では初盆があり、現在に続く初盆の諸行事がありましたのでご紹介します。
組の皆さんが早朝から初盆のお宅へ集結し、竹やヒノキを取りそろえ、屋外の祭壇づくりが始まりました。
竹とヒノキを丁寧に組んで祭壇の基礎を作ります。
一方では、4本の大きな竹を組んで祭壇の柱を組んでいきます。右は完成した祭壇。
祭壇部分の組み立て。竹とヒノキを丁寧に組んで祭壇の基礎を作ります。
この祭壇の前の屋外で僧侶による読経が行われますが、この時は立ち合いませんでした。
次は夕方。
夕方は、屋外で108本のろうそくに火がつけられました。以前は松明が108本焚かれましたが、形式的にはろうそくに簡素化されています。
親族や地域の皆さんにより108本のろうそくに火がつけられていきます。
ろうそくの火が消えるまで皆さんで見守りました。(約20分強)
※ この行事は百八炬火(ヒャクハチタイ)と呼ばれ、精霊(しようりよう)の送迎習俗の一。新盆の家あるいは村で共同で焚く盆火。一〇八個の松明たいまつを墓から家まで立てて燃やすともいわれています。
最後の三つ目の行事は念仏です。班長さんを筆頭に、盆飾りの前に正座し、経本と鐘を使って、念仏の読経が40分程度続けられ、故人をしのんでいました。
念仏を唱える組の皆さんと鐘と経本。
これで一通りの初盆の供養行事は終了しました。
この後お施主さんから答礼の席が設けられ、個人をしのんでの歓談が行われました。
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