教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大阪学芸高校長と理事長が引責辞任 合格者「水増し」

2007年08月06日 09時20分24秒 | 受験・学校

1人で73学部・学科に合格した生徒がいた私立大阪学芸高校・大阪市住吉区の近藤永・えい校長と、同校を運営する学校法人「大阪学芸」の渕上英範理事長の2人が引責辞任することが明らかになった。8月4日に開かれた同法人の理事会で決まった。同校によると、辞任は近藤校長がゆ8月24日付、渕上理事長が今月末付になる。 一連の問題で、同校は最初に合格者の上積みが発覚した。2006 年春の入試で、成績優秀な生徒1人の受験料を肩代わりして「関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学」と呼ばれる関西の有名4大私学の延べ73学部・学科を受けさせすべて合格した。又系列の6年制の大阪学芸中等教育学校でも同様に受験料を肩代わりしていたことが明らかになった。 今回の水増し合格問題で、保護者からは「誇大広告に騙された」などと厳しい批判が寄せられています。校長は学校経営に直接携わるトップです。経営者としての先見性と予見性が問われます。所得格差の拡大と大学全入時代到来で、私立大学の志願者よりも有名国公立大学への志願者増えている現状を見据えなければなりません。難関国立大学に年々合格者を増やさないと保護者や教育関係者、受験業界から、私立大学にしか合格者を出せない進学私立高校との評価付けをされてしまいます。高校の実力の限界を位置づけられることになります。今後この傾向は、年々だんだん強くなると思います。大阪学芸高校の受験を控えた3年生からの「僕らが頑張って本当の数字にしたらええんや」という声も出ていますように一人一人の生徒さんが頑張って、毎年大学合格実績数を上げていく以外方法は本当に無いと思います。

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