教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

・中学生の糖尿病、東京では初の減少傾向

2007年08月18日 15時34分23秒 | 受験・学校

新聞によりますと東京都内の小・中学生に増えていた糖尿病・2型の発症率が2000年以降減少に転じたことが分かった。日本大学医学部の浦上達彦講師・小児科がまとめたもので、「スポーツクラブに通うなど子どもたちの運動量が増え、食生活も改善されてきたのかもしれない」としている。ただ、「地方では減っていない」との指摘もあり、大都市に限った傾向と見る専門家もいる。 膵臓(すいぞう)にあるインスリンを分泌する細胞が免疫異常などで破壊されて起きる1型糖尿病と違い、2型は遺伝的な要因のほか、食べ過ぎや運動不足など生活習慣が影響する。発症者の8割以上が肥満傾向にある。小さいころは1型が多く、小学生以降に2型が増えてくる。発症率の全国データはないが、一部の自治体は独自にまとめており、東京都も1974年から、小中学生を対象に糖尿病の検査と検診を実施してきた。 都内の小中学生の糖尿病は1980年代に増えその後、横ばい傾向だった。主な区市町で学校検診などを通じて集計されたデータから年間の発症者数・10万人あたりをおおよそ5年の平均でみると、1974年から1980年は1.7人だったのが、1981年から1985年は3.2人に増加した。以降は3.1人(1986年から1990年)▽2.9人(1991年からち1995年)▽2.7人(1996年から2000年)だった。これが2001年から2004年は1.4人となり、明らかに減少した。 浦上さんは「期待を込めての分析だが」と前置きしつつ、「都市部は肥満やメタボリック症候群への関心が高く、スポーツクラブに入ったりジュースを控えたりするなど意識が変わってきているようだ」と話す。横浜市も減少傾向にあった。 日本糖尿病学会が5月末に開いたシンポジウムでも、この問題が取り上げられた。ただ新潟や高知の小児科医らは「子どもの発症者が減っているという印象はない」との見方が多かった。高知市のもみのき病院の岡田泰助・小児科部長は「地方は生活のあらゆる場面で車を使う。最近は通学にも車を使う親が増え、歩く機会は都会より少ないかも知れない」と指摘している。糖尿病は、遺伝的体質と運動不足、食べ物ものが上げられますが。精神的ストレスも原因と思われます。確かに歩かず自動車に乗ると運動不足の為肥満やメタボリック症候群や糖尿病になり易いかも分かりませんが。子供達も精神的ストレスで糖尿病になっている可能性も有りますから、ストレスと糖尿病との関係も調査分析して下さい。一度糖尿病になると治らないと言われています。大人になると又再発しやすい傾向にあるのではないでしょうか。追跡調査も必要なのでは有りませんか。

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全教科を通じ「言語力」育成 文科省の有識者会議

2007年08月18日 11時04分47秒 | 受験・学校

 「言語力」の育成に関する文部科学省の有識者会議は8月16日に、都内で会議を開き小中高の全教科を通じて、言語力の育成を目指すことを求める報告書を大筋で了承した。同省は現在改定作業が進んでいる学習指導要領の柱に言語力を置いており、この報告書を元に各教科で具体的な検討が進む。  報告書は国際的な学力調査等で日本の子どもの読解力の低下が指摘されているほか、いじめなどの人間関係をめぐる問題もあり、言語力の必要性が高まっていると指摘。次期の学習指導要領では「言葉」を重視すべきだとして、国語や外国語に限らず、全教科で横断的に指導することを求めている。 具体的な例としては「身近な地域の観察・調査などで的確に記述し解釈を加えて報告する」(社会、地理歴史、公民)「観察などで問題意識や見通しをもちながら視点を明確にし、差異点や共通点をとらえて記録・表現する」(小学校・中学年理科)「皆で一つの音楽をつくっていく体験を重視し、表現したいイメージを伝えあったり他者の意図に共感したりする指導を充実」(音楽)――などを挙げている。  報告書は有識者会議座長の梶田叡一・兵庫教育大学長が最終的に修正したうえで、学習指導要領改定を審議している中央教育審議会の教育課程部会に提出する。同部会は年度内の在作業中。正しい日本語が話せ、書けることが大切です。いじめ言葉を見ますいじめっ子達の日本語表現力の無さ、国語力の欠如を感じます。大人の目から見れば出鱈目な日本語を間違って使っていると思います。日本語の正しい会話能力や作文力を身に付けることが全教科の学力向上に繋がると思います。全教科通じて考えるこは良いことだと思います。教科書以外にも学ぶことは沢山あります。理科を例とれば校外学習の自然観察や植物採集・生物を観察することによって、自然の大切さや動植物を実際に見て学ぶことによって地球や環境問題の勉強になり、大自然から学ことの意義や理科離れを防げるのではないでしょうか動植物の名前や季節の自然界の営みも学べ意義があるのではないでしょうか。国語とも関連性があります。人間と自然との関りを学び、自然の大切さを認識することが、生物界の中の人間生活を再認識出来るのではないでしょうか。人間は、今こそ大自然に学べきです。今後理科の実験も子供達が興味を覚えるように小学校から高校まで増やして下さい。資源の無い日本です。産業立国として、物まね技術より独自の技術開発が要求されています。創造力豊かな人材養成が急務です。又社会科では、歴史・文化の史跡やいろいろな企業・社会施設への社会科見学会を通じて、見聞を広げ将来の職業選択にも役立つと思います。受験勉強の弊害として暗記中心の学習法にも原因があると思いますが。バソコンの普及で、本を読まなくなったと言われていますが、総合的な学習で補完出来るではないでしょうか。

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