教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

藤里、美郷町が学力テスト参加へ

2009年04月19日 19時20分18秒 | 受験・学校

『 藤里、美郷町が学力テスト参加へ 秋田県の全国学力テスト市町村別成績公表問題で、21日実施の学力テストへの参加を辞退する構えを見せていた県内の藤里、美郷両町教育委員会は、非公表を公約とした前秋田市長・佐竹敬久氏(61)が12日の県知事選で当選したことを受け、参加の意向を固めた。 反発していた他の教育委員会も、問題は収束したと受け止めており、県内25市町村がそろって参加することが確実になった。 』アサヒコム

全国学力テストの成績公表問題は、各都道府県の成績の序列化を皮肉にも産んだと言える。今の所全国学力テスト以外生徒の学力を測れる指針が無いので、学力テスト成績の結果や順位を妄信し、子供達の学力が反映していると評価し過ぎている面もあるように思えてなりません。本当に1人1人の子供達の学力が、全国学力テストの結果に反映されているのだろうか。私立学校も6割しか参加していない現状を見ると実施方法でも疑問しせざるを得ません。全国学力テストの成績結果の公表で、学校間の序列化や地域の競争が激しくなり、学力テストの成績の低い学校に通う地域の子供達や保護者は負い目と劣等感を持ち、学校の予算が削られたら益々その学校の地域での評価が下がり自信を失い学力低下が進むと思います。全国学力テストが上位でも大學進学率の低い県も有り、全国学力テストの成績結果で学力を評価出来るのでしょうか。全国学力テストの結果による点数至上主義に陥っている大人を子供達はどう思っているのでしょうか。子供の目に写った学力テストの成績公表問題を子供の目線から取り上げても良いと思います。都道府県知事や市長の力だけでは、教育委員会や教育現場の教壇に立っている先生方の生の声や意見を無視しては現実の教育行政は上手くいかないと思います。県教育委員会や市町村教育委員会、教育現場の先生方の協力無しには学校運営も子供達の基礎学力の向上も望めないと思います。もっと教育現場の先生の声や意見を取り入れて行くべきです。歴史は繰り返すでいつか来た道になり、全国学力テストの成績公表問題は、各都道府県教育委員会や市町村教育委員会が危惧し指摘している通り、学校間の序列化や地域の学校間の競争を激化させ全国学力テストは予算は無駄遣いと評価され、以前のように全国学力テストは中止せざるを得ない状況に追い込まれる可能性もあります。各都道府県教育委員会は、政治的な動向に左右されずに教育行政の独自性と中立性を守り、教育現場の先生の生の声や意見、保護者の要望を十分取り入れ、子供達の目の高さに立った教育行政を目指して欲しいと思います。学校や教育は誰の為にあるのか。日本の未来を背負って立つ子供達の為に有るということを忘れないで頂きたいと思います。果たしてどれだけこれまで子供達の教育や学校生活のことが考えられて来たのか疑問に思います。全国学力テストの非公開の知事が選挙で決まれば学力テストに参加、 両方の町の教育委員会は筋を通しましたが。子供達を政争の具として秋田名物きりたんぽ鍋のダシには使わないで下さい。

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