『 兵庫県教委は16日、今春の県立高校入試の受験生1人から答案の開示請求を受けて調べた結果、この受験生の解答の採点に誤りが見つかったと明らかにした。正解だった問題(配点2点)を、採点者のミスで不正解にしたという。合否に影響はなかった。 県教委は念のため、県立高校142校3分校すべてに対し、採点ミスがなかったか受験生約2万5千人分の答案を再確認するよう指示した。県教委は「個人情報の保護」を理由に、科目やミスの詳しい内容を明らかにしていない。採点後に別の教員らが点検したが、見落としたという。 県教委によると、この受験生は合格発表後に点数を開示請求。開示された点数に疑問を持ち、改めて答案自体の開示を求めた。その際、学校側が答案を再確認してミスが発覚したという。 今後採点ミスが見つかり、不合格者のうち合格点に届いていた受験生が見つかった場合、県教委は「生徒の意向もふまえて、検討したい」としている。』 アサヒコム
入学式が終わってから兵庫県立高校入試問題で採点ミスが発覚したのは遅過ぎると思います。科目や採点ミスは、約2万5千人の受験生の為にも試験科目と採点ミスの問題の箇所を公表すべきでは有りませんか。個人情報保護より、兵庫県立高校入試を受けた総ての受験生の権利と県立高校の入試の公正さを皆に証明する為に皆に公表し、兵庫県教育委員会は説明責任を果たすべきです。不合格になっていても実際は合格している受験生もいると思います。県立高校入試の公明性と試験の持つ公平性の原則を守るべきです。一学期の中間テストが始まる前にきっちり追跡調査し、合格点に達していた不合格者が、泣きを見ないように救済措置を取るべきでは有りませんか。個人情報保護も大切ですが、県立高校の入試の公正さへの信頼性と受験生のこれからの人生が掛かっています。県立高校入試が実施されるまでに入試問題に出題ミスや解答に誤りは無いか検討し、確認すべきではなかったのではないでしょうか。高校入試後、新学期が始まってから答案の開示請求を受けて調べた結果解答の採点ミスが分かったことは不手際としか言いようが有りません。今までなぜ分からなかったのでしょうか。おかしい事件です。兵庫県教育委員会は、県立高校入試の管理責任者として、受験生や保護者に責任を果すべきです。