教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

本を壊すな」図書館動く 切り抜き被害にマナー本配布

2009年04月29日 12時16分07秒 | 本と雑誌

 「 全国一の貸出冊数をほこる大阪市立中央図書館(西区)で、年間2千冊近い本や雑誌が、借り主に切り抜かれたり破られたりして廃棄されている。ファッション雑誌の人気モデルの欄や韓流スターのページがまるごと切り取られるなど、えげつない。たまりかねた図書館は25日、本を壊さないよう呼びかけるマナーブックの配布を始めた。 次から貸し出しできなくなる「汚破損本」の被害は5年ほど前から深刻になった。景気の悪化とともに被害は拡大し、館内の1枚10円のコピー代を浮かせようと切り取る人が増えた、と図書館はみる。 一番のターゲットは人気雑誌。ファッション誌や女性誌では、流行する髪形や着こなし、人気モデルの欄が切り抜かれる。次は料理本や健康本、旅行本などの実用本。レシピや特集が切り取られる。都市部を中心に汚破損本は増えているが、同図書館で窓口に立つ女性は「同じ俳優の写真が根こそぎなくなるなど、度の過ぎた被害はよそでは聞いたことがない」という。 貸出冊数は1日に9千冊を超え、年間270万。返却時に最大4人のスタッフで点検するのはほぼ不可能だ。夜間ポストに返却されると、なおさらわからない。読書の秘密を守るため貸し出し記録は返却時に消去するので、犯人の追跡もできない。市の財政難で図書購入費は対前年比1割減っており、すべてを買い替えるのも不可能だ。 被害に遭った雑誌は自由に閲覧できる場所からカウンター内に移し、職員の許可を得なければ持ち出せないようにした。被害本を展示して良心に訴えかけもしたが、被害は減らないという。 東京都練馬区立図書館では08年1月、貸し出し履歴を一定期間に限り参照できるシステムを導入している。 「 大阪市立中央図書館の高橋俊郎利用サービス課長は「本を切ったらダメと当たり前のことを言わなければならないほどマナーは落ちている。情けないが、他人に迷惑をかけていると教えることも社会教育の場の図書館の役割と考えている」と話す。』アサヒコム

借りた本は、必ず返す、図書館を利用する人の常識です。自分一人の為に有るのではなく皆の為に有る公共図書館なのですから、自分だけ利用することだけを考え勝手に本を切り抜かないで欲しいと思います。最近の出版不況で、出版社が倒産し本が出せなくなった本や絶版になった貴重な本も随分有ると思います。古い言い方かも知れませんが。昔良く言われた「公共心の欠如」です。自分さえ良ければ良いと言う人達が増え過ぎています。借りた本を無断で切り抜いたり、破ったり、捨てたりするのは言語同断で人としてのモラルの低下では有りませんか。図書館を利用する心無い人達ばかりがこんなに増えたりでしょうか。情けないと言いましょうか厭きれた人達としか言いようが有りません。借りた本を返さないような人には本を貸さないようにする迷惑お断り対策が公共図書館にも必要となって来ているのでにないでしょうか。公共図書館の問題だけでは有りません。大学の図書館の本ですら借りた本を卒業しても返さない大学生が現実にいるのですから。大学の付属図書館で借りた本を返さないと卒業生には卒業証書を渡さないという県立大学も出て来ています。古い本や絶版になった本は、古本屋でも手に入らない貴重な本も実際にあります。図書館でも購入しようと思って、お金を出しても買え無い本があるのです。。大学の図書館でも返却期間が過ぎた学生の名前を入り口横の目立つところに掲示板を設け名前を張り出しています。学生時代、大学で借りた本を返そうと思いましたが、急に強い雨が降って来て傘を持っていなかった為に借りた本が校舎から図書館の間で借りた本が濡れて、図書館の職員の人に叱られたことを思い出しました。本を大切にすることの大切さを教わったように思います。昔のように図書館の貸し出しカードを作り本の貸し出した本の日付と本の返本された日付に判を押して図書館の担当者の人が確認する必要があるのでしょうか。知らないうちに自分だけ良ければ、ほかの人はどうでも良いと言う自己中心的な人が日本でなぜか増えてしまったのです。自分の立場だけではなく、他人の立場に立って考える大切さを忘れているように思えてなりません。総ての人が、気持ち良く利用出来る公共図書館にする為に皆で協力仕合、心がけるべきでは有りませんか。

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