『神戸市須磨区の須磨寺で8日、神戸女子大の学生12人が「針供養」に臨んだ。家政学部家政学科の岡本陽子教授が授業の一環として初めて企画。着物に身を包んだ学生たちは読経が響く中、授業で使用中に折れたり、近くの商店街から集めたりした針など数百本を納めた。高木得吏子(えりこ)さん(22)=4年=と岡本茉利奈(まりな)さん(22)=同=は「針にもっと裁縫が上達するようにという願いを込めました」と話していた。 』2009年12月11日アサヒコム
昔ながらの日常使っています針を大切にして伝統行事の針供養です。着物も手縫いが強くて、糸が一つ解れても、全部が解れることは無いと京都で染物加工業を80歳まで営まれた故安平貞次郎さんに教わりました。動力ミシンのマイコン搭載の便利なものが出来ても、長年の職人業にはかなわずに耐久性で劣ると言われています。着物も手染めのもが色褪せせずに丈夫と言われています。背広のボタンが取れて来店した会社員の背広を大阪市内の有名紳士服店でも、長年の経験を積んだ御主人が糸と針で縫われるそうです。針を上手に使うことは、現代今でも大切です。無くてはならないものです。日本の伝統的な着物と針は切っても切れません。手作りの良さがやはり着物と思います。神戸女子大家政学部家政学科の12人の皆さんは手縫いと針の大切さを忘れずに裁縫技術の上手な着物が自分で着れる大和撫子になって下さい。