終業式を終え、教室で通知表を受け取る1年生=24日午前、大阪市西区の市立九条南小、森井英二郎撮影
『近畿などの小中学校で24日、2学期の終業式があった。1学期と同様に、2学期も新型インフルエンザの流行で休校や学年・学級閉鎖が相次いだため、授業時間が足りず、終業式当日や冬休み中に補充授業をする学校もある。 24日、市立小中学校で一斉に終業式があった大阪府門真市。第二中学校では、学級閉鎖が相次ぎ、学年閉鎖にまで至った3年生の全6クラスの補充授業を終業式後に4時間実施する。うち5クラスはそれでも足りず、25日にも4時間の授業がある。 同校は、定期テストの期間を短くするなどして、授業に充てたが、学習指導要領に定められた総授業時数を年度内に満たせないおそれがあるという。岩浅純児校長は「受験を控えた3年生なので理解してくれていると思う」と話す。 5月の最初の新型インフル流行時に市内の小中学校を一斉休校にして、2学期の始業式を1日繰り上げた兵庫県西宮市。25日に終業式だが、その当日や冬休み期間中に補充授業を実施する学校も。市教委の担当者は「対応は各校に任せている。学校によって、休校などの日数がまちまちで、一律に決めるのが難しかった」という。 和歌山市内のある市立小学校は、24日の予定だった終業式を26日に延ばし、授業時間を確保した。校長によると、保護者に手紙を出して事情を説明したが、「冬休みの予定が入っているので困る」という反応もあったという。 大阪市や京都市などでも、冬休み中に補充授業を実施する学校がある。 6学年11クラスのうち9クラスが学級閉鎖になったという大阪市西区の市立九条南小学校。24日午前の終業式で、西川幹雄校長が講堂に集まった児童約270人に「たくさんのお友達がインフルエンザにかかってしまいましたが、頑張って2学期の勉強を終えることができました。冬休みは楽しく元気に過ごしましょう」と呼びかけた。』 2009年12月24日アサヒコム
本年は、新型インフルエンザの大流行の影響による休校や学級閉鎖で授業時間数が減少して冬休みも授業を実施せざるを得なくなっていると思います。さりとて進学競争に勝ち抜く為には、小学生でもほとんどの子供達が進学塾の冬季講習会に参加していますし、中学生ですと中学1年生から中学3年生まで進学塾の冬季講習会に冬休みに入れば直ぐに参加しています。小学生や中学生も補充授業に出て来れる子供達と出て来れない子供達も出るのでは無いでしょうか。高校生でも、補充授業で大変なのは同じ状況と思います。高校1年生から予備校の冬季講習会に皆参加しいますし、高校3年生も大変です。週休5日制の休みの土曜日を補充授業日に当てれば、子供達の冬休みの予定とも重ならず良いのではないでしょうか。私立中高一貫校では、週休5日制を守っているところは無いそうです。公立校だけかたくなに守っているのです。今回の新型インフルエンザの大流行と言うことも有り、特例措置として休みの土曜日に授業を午前中に実施するのはどうでしょうか。週休5日制導入前は、土曜日も午前中は総ての公立学校では授業が有りました。来年も3学期が始まりますと又新型インフルエンザの再流行と言うことにもなりかねません。子供達の生活や学習の負担にならない良い方法を考え出しても良い時期と思います。学校の規則は、子供達を生かす為に有るのではないでしょうか。世間では、例外の無い規則は無いと言われています。