産経新聞
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『兵庫県丹波市の篠山層群から出土したカエルの化石。密集した状態で固まってみつかったケースは国内で初めて(写真:産経新聞) |
同博物館は、平成18年から篠山層群の発掘調査を行っており、これまでにカエルの可能性のある骨の化石約50点を発見。今年9、10月の調査で、新たに骨がまとまって見つかったことで、カエルと確認された。2匹のうち1匹分は、三田市内の小学生が体験学習で発見したという。 骨は、前脚や後ろ脚、骨盤近くの腸骨など1匹分約30点が密集。さらにもう1匹分として大たい骨など13点が残っていた。骨格の大きさからいずれも体長約3・5センチと推定される。 同時代のカエル化石は、アメリカやスペインなど19例が確認されている。国内では、石川県や岐阜県で発見されているが、断片的な骨だった。 丹波市内ではこれまで草食恐竜の化石が主に見つかっており、池田忠広研究員は「恐竜の足もとにカエルなど小動物の世界が広がっていたのではないか」としている。カエルの化石は8日から27日まで同博物館で公開される。』12月1日22時4分配信 産経新聞
小学校からの体験学習は、大切と言う証明です。教科書の知識や図鑑、百科事典とは何でも実物は違います。自分の目で直接見て、触って見て分かることも多いと思います。知識だけでは、発掘調査の意義も分からないと思います。目で見て頭と手使う事大切さを体験し、考古学への興味や古代生物のことが骨の化石から理解出来ねのでは有りませんか。教科書を図鑑の知識だけでは、分からないと思います。実際の化石は、写真や描いた図とでは、現実に見た目とは違うと思います。現物の化石に触れてみると化石を発見した喜びと同時に実物から学んだり、知ったりすることの大切さが分かると思います。
考古学では、なぜ発掘調査をするのか、考古学研究の基礎もできると思います。教科書や参考書中心の知識の詰め込み学習では味わえない発掘作業を通して、地学、地質学や地球物理学、生物学、歴史学の勉強が出来ると思います。理科離れ、理科嫌いも体験学習を通じて、皆基礎が出来て行くのではないでしょうか。身近な所に有る篠山層群『ささやまそうぐん、英: Sasayama group)とは、兵庫県篠山市の篠山盆地と丹波市山南町東部に分布する、中生代白亜紀前期(1億4000万~1億2000万年前)の地層である。主に盆地内の島状の丘陵地と盆地周辺部の丘陵部、南北約5km・東西約15kmに渡って分布している。古生代ペルム紀から中生代ジュラ紀に形成された丹波層群の上に有る。全層厚は約1000mである。提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の発掘調査をし小学生の住吉美侑さんが、国内で初めて密集したカエルの化石を発見出来たことは、体験学習の成果と思います。小学校からの体験学習の大切さを忘れないようにすべきだと思います。