『家の中の火遊びが原因で死亡した14歳以下の子どもが、過去25年間に785人にのぼることが、総務省消防庁の鈴木恵子・主任研究官らのまとめでわかった。ライターやマッチが火もとになることが多く、4歳以下の子どもが死亡した事例では9割近くがいずれかが原因となっていた。 同庁消防技術政策室の鈴木さんらが火災統計(1982~2006年)をもとに、住宅火災の中で火遊びが原因で死亡した事例を分析し、日本火災学会の論文としてまとめた。子どもの火遊びに関する全国的なデータがまとめられたのは初めて。 14歳以下の子どものうち、火遊びをしていた本人が死亡したのは237人、一緒にいるなどして巻き添えとなったのは548人だった。 年齢別では3歳が最も多く4分の1を占めた。性別では男子が女子の約2倍で、火遊びをしていた本人だけを見ると3倍近かった。 火遊びしていた本人が犠牲となった火災の火もとを分析したところ、ストーブやたばこと比べてライターやマッチの割合が高く、幼い0歳~4歳では、死亡者のうち9割近くがライターとマッチが原因だった。95年~07年ではマッチが極端に減り、ライターだけで87%を占めていた。 10歳以下の子どもの死者のうち、6割は出火時に大人が誰もおらずに犠牲になっていた。 鈴木さんは、ライターが火もととなる比率が増えているのは使い捨てライターの普及との関連があるとみており、「最近のライターは簡単に火がつきやすく、何らかの対策が必要だ」と話している。 ライターを使った子どもの火遊びについては、死傷事故が後を絶たないことから、経済産業省が15日に開く消費経済審議会でライターに安全規制を設けるかどうか検討を始める。来年夏ごろに結論をまとめる予定。』アサヒコム
火は大切なものです。家庭での親御さんのライターの管理も大切です。タバコを吸うお父さん、お母さんは子供の手の届く所に置かないことも大切ですね。それから電子ライターの危険性も教えるべきですね。以前お母さんお父さんなら子供達に火の扱い方や火の後始末の仕方を家庭で教えていたと思います。いざと言う時になった場合に、火が消せませんからね。便利な使い捨てライターが普及して子供による死傷事故が増えたのは、親の躾として家庭での火の扱い方や危険性を正しく教えていないからでは有りませんか。昭和一桁代のお父さんお母さんは、戦争中の空襲体験も有り、火の扱いや火の後始末をきっちりしていました。日本では昔からの教えで、自分の家から火を出してはいけないと言う教えが有りました。各家庭では、代々お母さんからお母さんに火の大切さを伝えられ、家の火の用心に勤め守って来たと思います。火は、清らかな清浄なものです。火は、人間の生活に取って無くてはなら無いものです。仏教でも法灯を守ると言い各宗派の総本山では火を灯し続けています。ライターの火で有れ、火には変わりが有りません。すぐ火を使えるからと言っても、火を生活の中で大切なものとして考えるべきです。マッチから、使い捨ての電子ライターが生まれ子供の火遊びや死傷事故が増えているのも事は皮肉なことです。火を大切にした昔の人に笑われる時代です。決して自慢出来る事では有りません。物が豊かになり、子供達がしてはいけない火遊びで、火事を起こしているのですから、火の取り扱いや注意すべきことを家庭でのしっかり親御さんが子供達に教えないとライターに安全装置をつけ改良しても子供の火遊びによる火事や子供の死傷事故は無くならないのではないでしょうか。家庭での子供達への火扱い方の躾も大事な家庭教育と言えるのではないでしょうか。