『 中部大学(春日井市)の山下興亜学長は22日、上海万博の国連関係のパビリオンを会場に9月上旬の一週間を「中部大学ウイーク」として、理工系を中心にした教員約40人が33の研究発表をしたり、2回のシンポジウムを開いたりする計画を明らかにした。 「中部大学ウイーク」が開かれるのは、国連が発展途上国の貿易や技術譲渡を推進するために設立した技術情報促進機関を支援する国際情報発展組織(DEVNET、本部・ローマ)の国際交流館。 山下学長によると、中部大は産官学の連携に力を入れてきた。今後は連携の国際化と総合化が課題だとして、DEVNETといっしょに世界の大学との交流を広げてきた。万博への出展はDEVNETから打診があったもので、「国際社会との連携を強めるいい機会」と参加を決めた。 予定では9月1日から7日まで、交流館の多目的ホールで工学部、応用生物学部などの教員が発表する。シンポジウムは「大学間国際協力に向けて」などのテーマで開く。会場には中部大が提携している中国の7大学のほか、東南アジアの研究者や企業を招待しており、「交流により実りある成果が期待できる」という。 』2010年4月28日アサヒコム
1964(昭和39)年4月に設立された中部工業大学は、産官学の連携によるグローカル化をいち早く目指し、中国、東南アジアの大學の研究者と提携し、国連国際情報発展組織(DEVNET)への国際交流による技術協力や技術譲渡など伝統と歴史の有る大學には出来ない新しい私立大学として、地球環境保護時代に学際的な国際貢献を果たして来たと言えます。上海万博の国連関係のパビリオンを会場に9月上旬の一週間を「中部大学ウイーク」として、理工系を中心にした教員約40人が33の研究発表をしたり、今まで日本の大學としては、初めてではないでしょうか。伝統と歴史の有る古い大学には、見られない新鮮さと発想と試みに私立大学としての新しい道を見出し、文理融合の新しい斬新や研究を進めることにより、私立大學のこれからの国際的な役割と使命を見出したのではないでしょうか。世界に目を向けた国際情報時代に寄与する日本の私立大学のこれからの新しい大学の姿ではないでしょうか。愛知県に有る私立大学、中部大学の21世紀のフロンティア精神です。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中部大学
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正門
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中部大学では、教育のみならず研究活動にも力を注いでいます。文部科学省 私立大学学術研究高度化推進事業 / 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業にも積極的に参画し、大型の推進事業を展開してきています。学内に設置した研究支援センターが産官学連携を先導中部大学では大学自体がTLO機能 『 TLOの回折 [technology licensing organization]技術移転機関。大学や研究機関などの研究成果や特許を民間の製品開発等に供与する事を認定された機関を意味する。大学等技術移転促進法で可能となった。→大学等技術移転促進法 を担う「学内組織」』の形態を採用しています。これにより研究成果の特許取得や各種契約などが、大学と企業の間でダイレクト&スムーズに行えるというメリットがあります。
産官学交流の推進体制
文理融合の総合大学のアドバンテージを得て、技術支援をはじめ経済活動や社会環境問題など幅広い課題に対応します。
横断的な研究体制を特色とする中部大学が学際的・総合的な解決を導きます。
産官学連携における研究支援センターの役割
研究活動の目的に応じて関連分野の紹介をするほか、共同研究や委託研究の研究交流、学外からの業務委託による研究プロジェクトなど研究支援の相談窓口として総合的な活動・業務を行っています。
主な役割
- 企業等の協力、共同研究の支援・情報提供
- 産官学連携の研究交流推進
- 交流ネットワークの構築
- 産業交流に関わる展示会参加
- コンサルティング、研究者紹介
- 公的な研究助成費の導入支援・情報提供
- 公的研究推進事業による各研究センター等の事務
- 文部科学省や経済産業省、その他公的施策による各研究事業の事務局
- 知的財産権に関する支援
産官学連携を推進する先進の研究所・センター
先進的な研究開発を多彩なプロジェクトで遂行する中部大学の研究所・センター。中部大学では、大学の知的資源を企業の研究開発ニーズに結びつけるため、各研究所とセンターが主軸となって産官学連携を支援します。
新エネルギー開発研究機構
世界に先駆けた試みで新しいエネルギーシステムの開発へ。
バイオサイエンス研究センター
現代社会が抱えるリスクを解消、食の安全性について新たな概念で挑む。
先進計測研究センター
医療や環境診断に応用できる高度な画像計測・解析技術の開発。
先進技術連携センター
近未来社会を見すえて、直流超伝導送電システムの実用化へ。
植物バイオ研究センター
植物がもつ遺伝子の働きを探求し、多様な植物種の形態や性質の違いを解明。
フロンティア研究機構
電力エネルギーの未来を拓く先導的研究プロジェクト。
地球ウォッチ・市民安全センター
地殻現象モニタリング手法高度化に基づく予測と情報伝達の科学創成。
環境総合研究センター
河口域の浄化・修復を目指した物質循環サイクルの創成。
光機能薄膜研究センター
総合工学研究所
工学と複数の学問分野を統合した研究を推進。
生物機能開発研究所
バイオテクノロジー分野の先端研究を推進。
情報科学研究所
情報科学に関する先進的研究を推進。
生命健康科学研究所
生命科学と基礎医学を統合した新しい領域の研究を推進。
生産技術開発センター
ナノテクノロジーをめざした生産技術を開発研究。
産業経済研究所
地域に密着した「産業」の調査研究を幅広く実施。
国際人間学研究所
人類全体の諸問題について実能的な把握に努める研究を展開。