4月21日12時17分配信 産経新聞
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| 事故現場に立ち、当時の状況を振り返る灰山季久雄さん＝兵庫県尼崎市（奥山正弘撮影）（写真：産経新聞） |
『ＪＲ福知山線脱線事故の発生直後、救助のためいち早く現場に駆けつけた男性がいる。この５年、悲しみとともに現場に立ち尽くす人たちを見つめてきた。記憶に刻まれた惨状に、うなされたこともあった。救えなかった命への自責の念と無力感は、今も残る。今年もまもなく「４．２５」が巡ってくる。男性は乗客１０６人が眠るあの現場に向かい、冥福（めいふく）を祈り続ける。 ［表］ＪＲ福知山線脱線事故と検察審査会制度の流れ ５年前の４月２５日午前９時１８分。灰山季久雄さん（７０）は、経営する兵庫県尼崎市の鉄工所の前で、知人と携帯電話で話していた。そのとき、目の前の線路を快速電車が車体を大きく揺らしながら、猛スピードで走り抜けていった。ジェット機のような轟音（ごうおん）。続いて砂煙が立ち上がる。電車は、南へ約１００メートル離れたマンションに突っ込んで大破していた。 「脱線だ」。マンションに向かい無我夢中で走った。血だらけの負傷者が車両からはい出てきた。「お母さん、痛い。助けて」。車内からは若い女性の振り絞るような声が聞こえた。急いで鉄工所に引き返し、ぬれタオルや包帯を手に戻ったときには、もう女性の声は聞こえなかった。「なぜ、こんなひどい目に遭わなければならないのか」。心の底から、悔しさがこみ上げてきた。』産経新聞
５年前の４月２５日午前９時１８分にＪＲ福知山線脱線事故の発生直後、救助のためいち早く現場に駆けつけた灰山季久雄さんは、人命救助で民間人として立派な働きをされましたね。ＪＲ西日本www.westjr.co.jpと私鉄の阪急電鉄や阪神電鉄との競合路線による運行ダイヤのスピードアップ競争も有ったと思います。世界に冠たる新幹線を作った旧日本国有鉄道のの優れた鉄道技術と伝統を擁するＪＲ西日本が、ＪＲ福知山線でこのような脱線事故を起こすことなど誰も思っても見なかったこと思います。今後このような大きな脱線事故が起きない様にＪＲ西日本の責任者は、脱線事故原因を解明し、事実を公表し安全対策と安全設備の充実を計るべきだと思います。ＪＲ西日本が鉄道会社としての責任を果たさないと亡くなられた人の霊も浮かばれません。今なお脱線事故の怪我のリハビリと治療、後遺症に悩む被害者の皆様方の救済策の実現と御回復をお祈りし、脱線事故で亡くなられたの皆さん方の御冥福を心からお祈り申し上げます。
