教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

千葉中入試、1週間遅く 「青田買いやめて」の声配慮

2010年04月04日 15時36分57秒 | 受験・学校

2010年4月3日

写真県立千葉中は県立千葉高と一緒の建物で、卒業生は全員同高に進学できる=千葉市中央区葛城1丁目

 県教育委員会は県立千葉中学校(千葉市中央区)の来年の入試日程を今年より1週間遅らせ、県内私立校の入試解禁日の後に実施することを決めた。県内初の県立中学校として「心豊かな次代のリーダー育成」を目指して08年に開校して以来、「受験生の青田買いをやめてほしい」とする私学の要望に、県教委が配慮する形となる。 県内の私立中学22校が加盟する県私立中学高等学校協会によると、県内私立中の一般入試は例年1月20日をスタートと決めている。ところが、千葉中の入試は試験会場となる高校の校舎や入試の都合で解禁日より前に設定されてきた。協会では「私学は公立に比べて授業料の面では不利。もう少し考えていただきたい、と県教委に要望を繰り返してきた」という。

 『千葉中の入試は、80人の募集定員に対し09年度は15倍の志願者が集まった。12月の1次検査で6倍に絞った後、小学校からの報告書を提出させ、1月16日の2次検査では面接と教科を融合させた適性検査で学力をみた上で合否を決めた。公立中高一貫校の特有の試験形式だが、「読む力」「書く力」「問題を処理する力」など基礎学力は私立中学入試と共通し、併願する子どもも少なくない。 東京都や神奈川県でも、公立中高一貫校の入試はいずれも私立校の解禁日(2月1日)の後になっている。  こうした要望も踏まえ、県教委では来年の入試日程を後ろに1週間ずらし、1月23日と決めた。ちょうど県立高校の入試制度が見直され、来年から期日が遅くなることもあり、日程変更が可能になった。日程を遅らせることで冬休み期間中に小学校側に負担をかけてきた報告書の締め切りに少し余裕を持たせられる利点もある。合格発表は31日。入学手続きの期限など詳細は6月に決定する。  今年、千葉中に24人の合格者を出した市進学院(本社・市川市)では「千葉中が入学確約書をいつまでに出させるのかにもよるが、2月1日に実施される都内の私立校との併願者がこれまで以上に増える可能性もある。今までより上位の生徒が千葉中も受験する分、入学者の歩留まりが読みにくくなるかもしれない」と分析する。千葉中では公表していないが、例年20人弱が合格しても入学手続きを取らず、繰り上げ合格者が出ているという。  千葉中では「大学受験指導に特化した指導はしていない。千葉中の教育の中身を理解して第1志望とする生徒に来てほしい」と話している。』アサヒコム

千葉県立のトップ高校、塾では1番校と言いますがに2008年度に中学校が併設され公立高校として難関国立大学に合格実績を上げるには、2番高校でも新設公立中高一貫校でも現実には難しいと思います。県内トップの進学高校県立千葉高校を中高一貫校にした千葉県教育委員会 〒260-8662 千葉市中央区市場町11 TEL:043-223-4015 www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku は、私立中高一貫校と同じ教育内容の土俵に立って勝ち抜きたい同窓会や県立高校の保護者の願いでも有ると思います。『千葉県教育委員会は県立千葉中学校の来年度の入試日程を今年より1週間遅らせ、県内私立校の入試解禁日の後に実施することを決めた。県内初の県立中学校として「心豊かな次代のリーダー育成」を目指して08年に開校して以来、「受験生の青田買いをやめてほしい」とする私学の要望に、県教委が配慮する形となる。 県内の私立中学22校が加盟する県私立中学高等学校協会によると、県内私立中の一般入試は例年1月20日をスタートと決めている。ところが、千葉中の入試は試験会場となる高校の校舎や入試の都合で解禁日より前に設定されてきた。協会では「私学は公立に比べて授業料の面では不利。もう少し考えていただきたい、と県教委に要望を繰り返してきた」という。』が、千葉県立県立千葉中学校1校に千葉県内の私立中学22校が加盟する千葉県私立中学高等学校協会が目くじらを立てて、来年度の入試日程を今年より1週間遅らせように千葉県教育委員会に要望した結果である。千葉県立千葉中学校・高等学校より開設された歴史が有る千葉県の私立中高一貫校、公私協定などに頼らず堂々と学校として受けて立ち、難関国立大学の合格者数や学校としての教育内容で、勝負し競争したらどうですか。京都の大手進学塾の担当者は、公立高校と私立高校と競争するのが、1番良い、保護者や子供達に取ってもプラスと言われたことが忘れられません。。京都の高校三原則は、昭和59年度春の入試から見直されましたが、名門高校の復活は実現していません。京都大学出身で母校に栄転されたある教授が、自分の子供を府立高校から京都大学に合格させるのも難しい京都の高校事情だと嘆かれました。京都の高等三原則は、15の春を泣かすなをモットーにしていましたが。結局学力低下と時代の流れの読み違え、府立高校から私立の中高一貫校に子供達が流れ、難関国立大学への合格実績で私立の中高一貫校に敗退し、府立高校からの大学進学率の低下が京都府議会でも取上げ改革されましたが。教育成果は、30年後、後4後で京都府の高校改革の教育的成果の是非が実証されると思います。「受験生の青田買いをやめてほしい」とする私学の要望ですが。そんな弱気な姿勢や甘い考えでは少子化による18歳人口の減少期を私立高校は生き残っていけるでしょうか。「チャイルド・ショツク」の適者生存の競争に敗れて、自然淘汰され、定員割れを年々起こし私立高校は経営が破綻し、倒産すると思います。私立高校も経営内容の悪い、学校としての教育内容の悪い高校は今後消滅するのではないでしょうか。私立大学や私立短期大学同様私立高校も適正規模になって行くでしょう。世界同時不況の深刻な経済的な影響で千葉私立中高連合会の『私学は公立に比べて授業料の面では不利。もう少し考えていただきたい。』の主張は、今の深刻な不況が回復しない限り、経済状態の苦しくなっている保護者は、子供達の併願校の減らしたり、入学金や授業料の安い公立校に流れ、私立中学校の受験者数の減少を来年度入試にはモロに出るかも分かりません。中高一貫校は、全国的に私立が独占していますが。公立の中高一貫校が、独自の入試日を設定しても千葉県立中学校1校だけなのに「受験生の青田買いをやめてほしい」と言うのは千葉県私立中学校側の学校として自信と教育力の無さの現れでは有りませんか。本当に要望など情けない話です。千葉の私立中学校側の吹く嵐、堂々と受けて立つのは、私立中学校側の武士の意地では有りませんか。千葉県教育委員会も県立高校の代表責任者として応じる必要は有りませんか。もつと千葉県教育委員会として誇りと自信を持って下さい。こんな弱腰では、教育現場の先生は子供達を教育出来ません。今年の4月1日から高校の実質無償化が実施され、私立高校生には世帯の所得に応じて年11万8800から23万7600円の就学支援金が支給されます。『鳥取県http://www.pref.tottori.lg.jp の平井伸治知事は2日、国が「高校無償化」を導入したのに伴い、私立中学の生徒にも県独自で授業料を助成する方針であると明らかにした。  助成額は私立高校の生徒と同じ年額11万8800円。6月の定例県議会に提案し、認められ次第、今年度在学中の生徒から支給するという。アサヒコム、』私立中学校の生徒にも鳥取県独自で授業料を助成すると時代の魁になり、今後全国的に広まるのではないでしょうか。私立中学校や私立高校の入学金、授業料、設備費等が公立校に比べて高すぎるのが問題になり、格差是正と適正化を求められるのがまじかに迫って来ていると思います。情報公開の原則から私立学校の財務内容の一般公開と健全な学校経営が求められ、そのニーズに応じられない私立中学校や私立高校は、地方自治体からの私学助成を打ち切られる時代が近々必ずや訪れると思います。橋下徹大阪府知事の言を借りれば、ラクビーに喩えられて退場です。今の不況下の日本で公立中学校や公立高校に千葉県でも中位以下の私立中学校には受験者減と言う結果になるのではないでしょうか。千葉県で、中高一貫校を私立校だけが独占して良いと言う事は認められません。千葉県立中学校も私立中学校も中高一貫校として、お互いに正々堂々と同じ土俵で頑張り競争して勝ち残って下さい。同じ条件に立ち、公正な自由競争で勝ち残る努力を目指さない今の学校教育の指導方法にオリンピックで、金メダルがなかなか取れない日本選手の現状の投影とも取れなくも有りません。運動会で順位付けをせずにマラソン競技を子供達に強いているのも事実です。一人、一人が自分の持っている能力を思う存分発揮することなく一生を終えることにもなりかねません。

千葉県立千葉中学校・高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

千葉県立千葉中学校・高等学校
Kenchiba-highschool.jpg
過去の名称千葉中学校
千葉県尋常中学校
千葉県千葉中学校
千葉県立千葉中学校
千葉県立千葉第一高等学校
千葉県立千葉高等学校
国公私立の別公立学校
設立年月日1878年
共学・別学男女共学
中高一貫教育併設型
課程全日制課程
単位制・学年制学年制
設置学科普通科
学期3学期制
高校コード12101A
所在地260-0853
千葉県千葉市中央区葛城一丁目5番2号

千葉県立千葉中学校・高等学校(ちばけんりつちばちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、千葉県千葉市中央区にある県立中学校高等学校。併設型中高一貫制共学校

県内公立トップの進学校。通称は「千葉中」、「千葉高」、「県千葉」。かつて千葉一高だった名残で「一高」と呼ぶ者もいる。 千葉県公立高校の御三家の一つと呼ばれることもある(他に船橋東葛飾)。また、公立高校御三家首都圏)としても、浦和湘南と並んで知られている。2008年度には中学校が併設された。千葉県立だが特例として、茨城県群馬県など、他県からも一部の地域に在住している者に限り受験可能となっている。

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教育

高校の教育方針は、受験にとらわれない「重厚な教養主義」・「真の学問の追求」である。授業は内容を深めたレベルの高いものとなっており、3年次には理系文系に分かれるものの、例えば文系においても数学IIIを履修するなどと、幅広い教養を身につけるカリキュラムとなっている。文理比は例年5:4程度で理系の方が多い。芸術科(美術・書道・音楽・工芸)の充実も、出身者の活躍によってよく証しされている。伝統的に「自主的精神」を大切にしており、旧制中学校時代以来の自由闊達・質実剛健な校風が生み出されて来た。また、学生運動が盛んなころに、生徒達が図書館に立て篭り、県警機動隊が投入されるという事態になったことなどが原因で生徒会が解散させられ、今なお生徒会が存在しないのも本校の特徴である。入学試験(特色化選抜)では難度の高い独自の試験問題(5教科・応用)も利用されている。2006年度より普通教室に冷房設備が設置された。2008年度から私立中高一貫校と同様のカリキュラムで教育が行われる千葉県立千葉中学校が開校した(2学級80名)。中学受験に於ける人気・倍率とも高い。中学校の教育方針は、「互いに高め合う、系統化された一貫教育で豊かな人間力を培う。伝統、実績、真の学びで揺るぎない学力を育む」で、ただ授業の進度を速める「先取り」ではなく、必要に応じて発展的な学習を取り入れる「スパイラル学習」を行っている。 また、独自の教科「学びのリテラシー」や千葉高の卒業生などの講演を聞く「社会人講演会」など、総合学習にも力を入れている。定時制は2007年度から募集停止となり、3部制定時制を設置している県立生浜高校に2008年統合された。大学進学者数のマスコミ公表はしていない。近年、現役進学率が上昇し現役志向が強まっている傾向にある。

千葉県立千葉中学校・高等学校ホームページ

高等学校

大学進学状況より引用

年度

平成18年度 平成19年度 平成20年度
卒業生徒数 355 318 319

  国立大学

入試年 平成19年 平成20年 平成21年
北海道 5 2 4
弘前 1    
岩手     1
東北 11 14 6
秋田 1 1 2
山形   2  
茨城 1    
筑波 7 9 13
群馬   1  
埼玉 1   1
千葉 49 35 31
お茶の水女子 4 5 1
東京 20 19 27
東京医科歯科 1 2 1
東京外国語 7 4 7
東京学芸 3 2 1
東京芸術   1  
東京工業 11 21 19
東京農工 2 3 6
一橋 13 10 7
横浜国立 6 4 6
新潟 1    
富山 1   2
金沢 1 2  
山梨   1 1
信州   3 2
静岡 1    
浜松医科   1  
名古屋 1 2 1
三重     1
京都 5 7 4
大阪 2 6 8
神戸   2 1
岡山   1  
広島 1    
山口     1
愛媛       1
高知       1
九州     1 1
長崎 1 1
コメント
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