◆私はこのブログで、朝日新聞の5月5日付け朝刊「4面」に掲載された、加納時男元参院議員(東京電力顧問、自民党「原発を守る」政策会議参与、元副社長)に対するインタビュー記事を取り上げ、加納時男元参院議員を批判した。本日は、批判の続きを行いたい。批判の対象は、次の発言である。
「?--東電の責任をどう考えますか。『東電をつぶせと言う意見があるが、株主の資産が減ってしまう。金融市場や株式市場に大混乱をもたらすような乱暴な議論があるのは残念だ。原子力損害賠償法には「損害が異常に巨大な天災地変によって生じたときはこの限りではない」という免責条項もある。今回の災害があたらないとすると、いったい何があたるのか。全部免責しろとは言わないが、具体的な負担を考えて欲しい」「低線量の放射線は「むしろ健康にいい」と主張する研究者もいる。説得力があると思う。私の同僚も低線量の放射線治療で病気が治った。過剰反応になっているのでは。むしろ低線量は体にいい、ということすら世の中では言えない。これだけでも申し上げたくて取材に応じた』」
このなかで、「原子力損害賠償法には『損害が異常に巨大な天災地変によって生じたときはこの限りではない』という免責条項もある。今回の災害があたらないとすると、いったい何があたるのか。全部免責しろとは言わないが、具体的な負担を考えて欲しい」という行に異議がある。それは、東京電力が、福島第1原発、第2原発を建設する際に、東日本、とくに三陸地方で起きた過去の大地震・大津波を考慮していなかったということである。おまけに原子炉を冷却するために海水を取水しやすくするために、海岸地帯の土地を掘って本来の高さより低いところに原発を建設したのは、明らかに「重大な過失」であると言わざるを得ない。
今回の東日本大地震と大津波を「想定外」というのは、怠慢さを隠すための詭弁であり、「免責条項」を適用されたいがための狡猾な言い訳である。
◆以下、三陸沖大地震〔発生日時、震源、規模、震度(最大)、津波(最大)〕の歴史を示しておこう。
▽貞観地震(貞観11年5月26日=869年7月9日、震央 8.3 ~ 8.6、-、-、 死者約1000人)
▽慶長三陸地震(慶長16年10月28日=1611年12月2日14時頃、震央、 8.1 -、20m? 死者2000 ~ 5000人)
▽明治三陸地震(明治29年=1896年6月15日19時32分、 震央、 8.2 ~ 8.5 震度3 、38.2m、 死者・行方不明者21959人)
▽昭和三陸地震(昭和8年=1933年3月3日2時30分、震央 8.1 、震度5 、28.7m、 死者1522名、行方不明者1542名)
▽東日本大地震 (平成23年、2011年3月11日14時46分、震央 9.0、 震度7、 37.9m、 死者・行方不明者2万人以上)
◆東日本大地震(マグニチュード9.0)、大津波、福島第一原発大事故という天災と人災が重なり合った大災難が発生しました。まさに国難である。貞観地震は、貞観11年5月26日(ユリウス暦869年7月9日、グレゴリオ暦換算7月13日)に陸奥国東方の海底を震源として発生した巨大地震。地震の規模は少なくともM8.3以上であったと推定されている。東北地方の東の三陸沖海域にある太平洋の海底が震源とされ、地震に伴う津波の被害も甚大であったことが知られている。今回の東日本大震災は、貞観地震を上回り、いくつかの類似点が指摘されているので、「1000年に1度の大地震」と言われている。だが、これをもって、「想定外」と言い逃れすることは許されない。三陸沖地震は、約数10~100年ごとに起こっており、「貞観三陸地震」「貞観津波」は、そのなかで知られている最も古い三陸沖地震にすぎない。大津波で言えば、「20m~38.2m」という記録もあり、今回の東日本大地震による大津波最大の「37.9m」は、想定の範囲内にあったと見なくてはならない。故に、これを無視して原発を建設したのは、大いなるミスであったと断ずるべきである。
先日、予告いたしました新刊本がついに発売されました。全国一般書店にて好評発売中!「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著(←amazonへジャンプします)
ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国オバマ大統領は、アフガニスタンからの名誉ある米軍撤退の大義名分を得るため、ニセモノの「オサマビンラディン」を殺害、アルカイダは、追撃戦で米軍殲滅を準備中だ ◆「特別情報①」
パキスタン情勢に詳報筋が伝えるところによると、米海軍特殊部隊「SELS」が、「オサマビンラディン」を殺害した真相が次第に明らかになってきている。
実は、殺害された「オサマビンラディン」は、やはり本物ではなく、米国が仕立てた「身代わり」だったという。本物のオサマビンラディンは、2003年ごろに病死(腎臓病)している。
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)メルマガ(有料)での配信もしております。お申し込みはこちら↓■有料メルマガ 購読開始月を選択できるようになりました
ご好評いただいているメルマガ版「
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」ですが、この度、読者さんがメルマガ定期購読の際に、購読開始月を選択できるようになりました。
http://foomii.com/topic/7
購読方法は、ご希望のメールマガジン詳細ページで、「購読手続きへ進む」をクリック後、「購読開始月」で「来月
(20XX年XX月)から」を選択いただくと、翌月月初の最新号から購読することができます。
メルマガの購読申込はこちらからお願いします。
こちらも連載↓
『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊 終章 新聞・テレビ報道を裏読みする12のポイント
ポイント12 野次馬・観客席
日本人は、お祭りや事件・事故、火事場さわぎが三度の飯よりも大好きだ。連合政権VS自民の「権力闘争」をおもしろがって見ている。
づきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.107第七章 シオン長老會議
前回からの続き
ユダヤ側の論に対する批判は暫く措き、議定書が地獄対話を大分多く使つた事は唯一の真実として認めなければならぬ。(それは無理が無いかも知れぬ。
づきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓板垣英憲マスコミ事務所ブログランキング