◆菅直人首相は、民主主義を放棄してしまっている。「情報の透明性」あるいは「熟議」、「丁寧に説明」という基本原則をすべてかなぐり捨てて、独断専行に変身しているのである。記者会見も、ただ一方的に「重要なことと」ともったいぶって、言いたいことをぺらぺら述べて、記者団の質問を一切受け付けずに、さっさと姿をくらましている。
さすがに日本経団連の米倉弘昌会長も、堪忍袋の緒が切れたのか、5月9日の記者会見で、菅直人首相に対して、苦言を呈している。とくに、菅直人首相が6日の記者会見で中部電力の浜岡原子力発電所の全面停止を要請したことに関して、米倉弘昌会長は「電力不足の中で菅首相がただ30年間で87%の確率で東海大地震が起こる可能性を根拠にして停止要請をしたことは唐突感が否めない。結論を先に出しており、どうしてそういう結論になつたのか、経過がわからない」と不可解感とともに不満を露わに示し、菅直人首相の最近の政治手法を批判した。
◆唐突と言えば、3月11日の東日本大地震発生から、これまでに「唐突」の連続である。
①計画停電-菅直人首相は3月13日、官邸で記者会見し、東日本大震災を受けた電力不足に対応するため「東京電力が14日から計画停電(輪番停電)を実施することを了承した」と表明した。?東電が計画停電を実施するのは初めてであった。4月末まで実施するとの見通しを明らかにした。東電管内の9都県が対象で、5グループに分けて各3時間程度、電気を止めた。
②レベル7-政府は4月12日、東京電力の福島第1原発大事故で、「広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されている」として、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げることを決め、突然発表した。「レベル7」は、旧ソビエトで25年前の1986年に起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価。原子力安全・保安院が同日、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表した。だが、菅直人首相は3月15日ごろには、「レベル7」であることを知っていたのに、「レベル5」と言い続けて、情報隠ししていたという。
③避難命令-菅直人政権は3月12日に20キロ圏内の住民に避難を指示。15日には20~30キロ圏内の住民に屋内退避を指示。枝野幸男官房長官は25日午前の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所から半径20~30キロ圏内の住民に対して自主的に避難するよう要請。関係する自治体に事前連絡せず、専ら報道機関による報道により知らせるという不親切な告知方法が取られ、被災した地域住民を困惑、混乱させ続けた。
◆今後予想される唐突な発表としては、福島第1原発、第2原発の処分が、考えられる。東京電力が福島第1原発の1~4号炉の廃炉を覚悟しているのに対して、菅直人首相は、1~6号炉の廃炉を考えている。
ある日突然、菅直人首相が、「福島第1原発廃炉、第2原発の運転停止」、どころか、「原発政策中止」を発表すれば、これこそ、人類史上最大の「大英断」となる。この際、思い切って、やってみたらどうか。是非とも、お願いしたい。
先日、予告いたしました新刊本がついに発売されました。全国一般書店にて好評発売中!「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
日本経団連の米倉弘昌会長が、米国に主権を売り払った菅直人政権の決断を「思考の過程がブラックボックス」と批判、石井一副代表、那谷屋正義参院議員、生方幸夫衆院議員は落選させるべきだ ◆〔特別情報①〕
日本経団連の米倉弘昌会長が、菅直人首相の政治的決断について「民主党政権になって結論だがポロッと出てくる。思考の過程がブラックボックスになっている」と不可解感とともに不満を露わに示し批判したのは、国民の大半の思いを代表するものであろう。米倉弘昌会長は、経過、あるいは、過程をよく察知したうえで、あえて苦言を呈したものと考えられる。
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『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊 終章 新聞・テレビ報道を裏読みする12のポイント
ポイント12 野次馬・観客席
日本人は、お祭りや事件・事故、火事場さわぎが三度の飯よりも大好きだ。連合政権VS自民の「権力闘争」をおもしろがって見ている。
づきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.107第七章 シオン長老會議
前回からの続き
ユダヤ側の論に対する批判は暫く措き、議定書が地獄対話を大分多く使つた事は唯一の真実として認めなければならぬ。(それは無理が無いかも知れぬ。
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