<ログ:桜和尚の震災復興応援歌”死を見つめ 今を生きる”
「これからのお墓を考える」こんなテーマでブログを始めたのが今年2月、ところが3/11大変なことが起こりました。今、住職する岩手一関と故郷石巻を中心に、こんな時僧侶として何ができるか?を、悩みながら書いています。
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◆不安を坐禅が解消!--NHKアサイチとガッテンで大反響--その1
テーマ:心と体のホットケア25日のNHK番組”アサイチ”で不安症を取り上げていました。
新聞の番組欄には
ガッテンで大反響。危険な不安病・頭痛・不眠も一週間で改善!?
以下、テレビの内容ですが、
不安という心の原因にメスを入れます。
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不安は無理やり抑えようとすると、肥大化する。
そこで実験。
NHKの新人ADと謎の平井さんという方が、バンジージャンプに挑戦した。
一度、飛び込ませると思いきや、わざと5分間中断します。当然心臓はバクバクです。そして、その後本当に飛び込ませる。
その両者の脈拍を測ると、5分間の間、新人ADは急速に上昇するのに対し、謎の男平井さんはADよりは緩やかに上昇。
そして、難なく飛び込み、終わった後も余裕の表情でした。
謎の男。この人の職業は坊さんだというのです。
人は何か不安なことがあると、それを客観的に見ようとする。
その時、脳の中では背内側前頭前野という部分に血流が多く流れている。
(この脳の部分を番組では”客観視クン”と呼んでいた。)
普段我々はいろんな悩み不安の種を抱えているが、不安と認識した時、頭の中では論理的に落ち着こうとする警戒装置が働く。
つまり客観的に見ようとする客観視クンが働くのです。
ところが、何かの理由で客観視クンの視力が落ちると、それを無理やり見ようとして不安の種に近づこうとする。
(これが不安を酒で逃れようとしたり、ギャンブルに依存したりする行為です。)
ある程度離れていればいいものを、
見えないから近づきすぎて、間近に見えてしまった時、そのすべての不安の種がどーんと目の前に現れてしまう。不安症が発症してしまったということになります。
番組では、バンジーを飛び込む前の平井さん(坊さん)の気持ちを聞いたところ、
「誰だって怖いでしょ。」・・と、
そして、5分間の間何を考えていたかというと
「川の音を聞いていた」というのです。
それに対し新人ADは、「落ちつけよう、落ちつけよう。それしか考えていませんでした」
見えなくなったものを見ようとした時や、勧請を無理やり抑えつけようとしたりすると、客観視クンが見えなくなって、不安は増大し飲み込まれてしまいます。
(これを解説したのは、早稲田大学の熊野宏昭教授)
この客観視クンを鍛えるのが、坐禅だといいます。脳の背内側前頭前野という部分の血流を増やし、客観視クンの厚みを増やすことにつながるのです。
例えば禅で無の境地を表現すると・・・
ここにカレーライスがある。何と思うか?
辛くはないか?誰がつくった?早く食べたい?などと次々連想する。
ところが、
カレーはカレー。ただ、カレーあるのみ。(何もたさない、何もひかない)これが禅の考えです。
今度は禅僧平井さんとADが実際に坐禅をして、脳の血流の変化はどうなるか?という測定実験もしました。
15分経過しても一定値の禅僧に対して、ADは最後の5分で測定値が下がってしまいました。
普通、人間の心の状態は緊張(興奮)か、弛緩(眠くなる)かのどちらかです。
ADが数値が下がったのは、最初は緊張していたが、10分後慣れて緩んでしまった(ボーとしてしまった)ことが原因です。
坐禅は緊張でもない、弛緩でもない精神状態で、客観視クンがずっと続いている状態なのです。
音も聞こえ目で物を見、かつ心は落ち着いている。
熊野教授は坐禅をすると、神経細胞は増えないが、神経をつなぐワイヤーの部分が増えて働きが高まったと言います。
(つづく)
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