クヌギの大木にヤドリギが目に付いた。これは半寄生植物で、根は大木の中に刺し込み水分や養分の一部を頂いているが自らも光合成をして必要な栄養を作り出している。秋に写真のような実を付ける。これを野鳥が食べて他の場所に運ぶのだが、種子は非常に粘つく粘液に包まれている。これは野鳥の消化管内では消化されないため、枝に止まって糞をしたりすると枝に粘液が絡みつくときに種子も一緒に枝に付着するというわけだ。そこで、発芽しご覧のように高木の至る所に住み着くようになるのである。樹の下に実が散乱していたが、それをつぶしてみると粘つく液が出てくる。
ところで、ヤドリギの生育する林は至る所にこのヤドリギの塊があるのだが、寄生といってもヤドリギが巣食った樹はさほど衰えない気がする。致命的なダメージを宿主に与えない配慮がなされているのだろうか。
ところで、ヤドリギの生育する林は至る所にこのヤドリギの塊があるのだが、寄生といってもヤドリギが巣食った樹はさほど衰えない気がする。致命的なダメージを宿主に与えない配慮がなされているのだろうか。