森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ゼラニューム

2007年03月29日 | 自然観察日記
 パインゼラニュームというのだそうです。ハーブの一種となっていました。葉をつぶして臭いを嗅ぐことができなかったのでパインの香りがするかどうか確かめませんでした。
 多くのゼラニュームには独特の香りがあって、グループの特徴となっているのですが、私にはそれほどいい香りという感じはしません。しかし、この種はハーブ扱いするのですから良い香りがするのでしょう。
 以前カトリソウというのを頂いて栽培したことがあります。蚊も寄り付かなくなるという説明でした。
 植物が出す気体成分、フィトンチッドといわれる作用の主になるもので多くは自己防衛のための化学物質です。葉や茎が傷つき細菌が繁殖するのを防いだり、葉を食害する昆虫などを撃退するための働きを持っていたりすます。雨に解けて土中に入れば、時には他種の発芽を抑制したりもします。植物が持つあまり知られていない作用が森にはあるのです。

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