森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タイリンヤマハッカ(シソ科)

2006年09月22日 | 自然観察日記
 葉が特徴的でしっぽを出した亀の形に似ているから、カメバソウというのがある。カメバソウは正式な和名をカメバヒキオコシといい、主に太平洋側の山野にある。タイリンヤマハッカはこれとほとんど同じだが、花が大きい日本海側に分布する種である。越後では秋、適湿地に普通に見られる。花はシソ科特有な小魚が群れたような花穂を作る。秋の青色は涼やかである。
 ところで、「ひきおこし」というのは木の葉の汁を疲れた旅人に飲ませたら引き起こせるように元気になったというのが発端だそうである。薬草なっているらしい。

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