「キル・ビル」のルーツを探せ!(その11)★クレイジー88の”カトウマスク”/オーレン移動中のBGM
■「ブルース・リーのグリーン・ホーネット/The Green Hornet」(1973年・アメリカ)
監督=ノーマン・フォスター
主演=ヴァン・ウィリアムズ ブルース・リー ウェンディ・ワグナー
ブライドが日本に到着、オーレン・イシイを追ってバイクで東京の街を走る場面。そこで流れた音楽を覚えておられるだろうか?トランペットが奏でるやたら忙しそうな旋律が印象的な曲。これが1960年代の人気TVシリーズ「グリーン・ホーネット」のテーマ曲だ。主人公は新聞・TVを操るメディア界の若き大物社長。事件が起こるとマスクを着けて悪を討つ!。若き日のブルース・リーが主人公の相棒カトウ役でレギュラー出演、華麗なアクションを見せている。ブルースが着けている”カトウマスク”は、もちろん「キル・ビル」でクレイジー88(オーレンの手下たち)が着けているマスクに引用されている。蛇足ながら「ピンクパンサー」シリーズでクルーゾー警部の召使いに”ケイトウ”という名のアジア人が登場するが、これももちろん「グリーン・ホーネット」のパロディ。男女がキスする壁画が割れて、ブラック・ビューティー号が現れる出動?シーンはかっこいい。この番組は「バットマン」TVシリーズ人気を追って製作されたものだから、富豪が裏でヒーローやってたり、マスク着けた助手がいるなど、共通点が見いだせるのも面白い。
今回取りあげたのはTVシリーズの3話を編集した(つーか単につなげただけ)劇場版。ビデオでは「グリーン・ホーネット1」のタイトルでリリースされている。第1話は予告殺人ゲームをする”探検家クラブ”の面々をホーネットが粛正するお話。第2話は、空飛ぶ円盤墜落騒ぎを起こして住民を避難させ、そこを運搬する予定の核爆弾を奪取しようとするマッドサイエンティストのお話。いきなりシルバーの衣装にビン底レンズ付ゴーグルで登場するから、今見ると妙に笑える。それにゴールドの衣装を着た女性は手からレーザー光線を出し、ブルース・リーの動きを封じ込めるんだからすごいじゃん。でもこの劇場版のみどころは何と言っても、チャイナタウンの抗争事件を扱った第3話。日系人俳優マコ岩松(見ようによっては爆笑問題の太田光に見える・笑)とブルース・リーのカンフー対決は必見。
■「ブルース・リーのグリーン・ホーネット/The Green Hornet」(1973年・アメリカ)
監督=ノーマン・フォスター
主演=ヴァン・ウィリアムズ ブルース・リー ウェンディ・ワグナー
ブライドが日本に到着、オーレン・イシイを追ってバイクで東京の街を走る場面。そこで流れた音楽を覚えておられるだろうか?トランペットが奏でるやたら忙しそうな旋律が印象的な曲。これが1960年代の人気TVシリーズ「グリーン・ホーネット」のテーマ曲だ。主人公は新聞・TVを操るメディア界の若き大物社長。事件が起こるとマスクを着けて悪を討つ!。若き日のブルース・リーが主人公の相棒カトウ役でレギュラー出演、華麗なアクションを見せている。ブルースが着けている”カトウマスク”は、もちろん「キル・ビル」でクレイジー88(オーレンの手下たち)が着けているマスクに引用されている。蛇足ながら「ピンクパンサー」シリーズでクルーゾー警部の召使いに”ケイトウ”という名のアジア人が登場するが、これももちろん「グリーン・ホーネット」のパロディ。男女がキスする壁画が割れて、ブラック・ビューティー号が現れる出動?シーンはかっこいい。この番組は「バットマン」TVシリーズ人気を追って製作されたものだから、富豪が裏でヒーローやってたり、マスク着けた助手がいるなど、共通点が見いだせるのも面白い。
今回取りあげたのはTVシリーズの3話を編集した(つーか単につなげただけ)劇場版。ビデオでは「グリーン・ホーネット1」のタイトルでリリースされている。第1話は予告殺人ゲームをする”探検家クラブ”の面々をホーネットが粛正するお話。第2話は、空飛ぶ円盤墜落騒ぎを起こして住民を避難させ、そこを運搬する予定の核爆弾を奪取しようとするマッドサイエンティストのお話。いきなりシルバーの衣装にビン底レンズ付ゴーグルで登場するから、今見ると妙に笑える。それにゴールドの衣装を着た女性は手からレーザー光線を出し、ブルース・リーの動きを封じ込めるんだからすごいじゃん。でもこの劇場版のみどころは何と言っても、チャイナタウンの抗争事件を扱った第3話。日系人俳優マコ岩松(見ようによっては爆笑問題の太田光に見える・笑)とブルース・リーのカンフー対決は必見。