近所から声がかかり、ユズとカボスの収穫に行く。近所の裏山の斜面には柑橘類の果樹が並んでいて、ここ数年丸抱えでわが家がその果実をいただいている。というのも、酸味が強い果実の消費は普通では結構持て余してしまう。さいわい、わが家の野菜ジュースには酢や梅肉エキスを入れて柑橘類をほぼ毎日数個使っているから、年間にするとかなりの消費量となる。ニンジンの葉をはじめ訳あり野菜も活躍しているので野菜ロスはかなり少ない。
最初は箱ザル3ケースの花ユズを収穫したが、「もっと持っていきなよ」と言われて、次の日同じくらいを収穫。その分は知人におすそ分けする。
いただいた大量のユズやカボスは冷凍にしてわが家で穫れる野菜やブルーベリーやキウイをブレンドしてシコシコのどを潤して健康を保っている。上の画像は、左から花ユズ・本ユズ・獅子(鬼)ユズの大きさ比較だ。本ユズは「ユズの大馬鹿18年」というくらい、実ができるまでには時間がかかる。しかもとげが鋭く痛い。(画像は望月農園webから)
しかし、花ユズは「一才ユズ」と言われるくらい数年でたわわな実が採れるし、果汁も多いので鍋料理などに重宝する。わが家では、皮を刻んで冷凍にもするので一年中薬味は欠かさないし、果汁はポン酢にも活用できる。
(画像はedit oitaから)
上の画像は左から、カボス・ユズ・スダチ。果実の大きさ・果肉の色・種の数が比較できる。カボス生産量は大分県が全国の95%を占めるほどの圧倒的なパワー。ユズの生産量は四国が全国の80%でそのうち高知県が54%のシェア、木頭村ユズが有名だ。
近所のカボス(香母酢)を収穫してたら、「全部採っていって下さい」との張り紙の伝言があったのでお言葉に甘えてすべていただく。画像にある数のおよそ倍をいただくことになった。
大分には樹齢2~300年もある古木のカボスがいくつかあり、古くから栽培されてきたことがわかる。さらにオラが注目してきた大分県村一品運動」の中でも、かぼすはその旗手としての役割を果たすようになったのは自然の成り行きだった。和宮様には毎年のように大分カボスが献上されている。見ず知らずだった近隣とのありがたいつながりが生きる希望に弾みをつける。