アメリカの大統領選挙が終盤を迎えている。
世論調査などではオバマ氏が優勢と伝えられ、マケイン氏は最後の切り札を切ってきている。昨晩のニュースでも「あの人」(シュワルツェネガー氏)に応援演説させるなどして盛り上げていた。
福井県の小浜市がオバマ氏の応援したり、日本でもこの選挙は注目している人が多いと思うが、日本は衆院総選挙がどうも延びて、年明けになりそうな気配だ。麻生首相が『解散権は私にある』などと自信を持って語り(当然だが)、麻生さんの胸の中はなかなか探ることは難しい。
アメリカの大統領選挙のように公開討論会でクロストーク(議論)すれば、面白いが、こちら日本の公開討論会は、質問事項に立候補予定者が答えるだけだ。また、その候補は各政党の方針を一方的に述べるだけで、なんとも聞いていて“退屈”だ。それに、その立候補者が如何に勉強をしているかがわかりにくい。
これまで、アメリカの文化をどんどん取り入れてきたわが国だが、選挙でも、候補者の人間性は勿論、その人の全てが有権者に伝わるようにどんどん改革していく必要があるのではないだろうか。
一時、タレント議員がどんどん誕生した時期があったが、政治は人気だけではなく、深く国民のことを考え活動してくれる政治家を私たちは待ち望んでいる。
ある程度世の中が分かってきた年代の我々としては、国では国レベルで、県では県レベルでその与えられたテリトリーのことを真摯に考える人を選ぶ時代に入っている。
選挙期間中、あるいは告示(公示)前、当選するためにいいことだけを言って有権者を騙すような候補者、政党にはもう辟易している。