菊薫る文化の日だ。
我々、働く者にとっては、土・日・月と有り難い3連休。
歳をとって来ると、金曜日の夕方は、目に疲れが出てくる。最初は私だけかと思っていたら、還暦前5年ぐらいの人に聞いてもやはり同じ症状が出ているとのこと。目を休ませるには格好の3連休だ。
原因は『PC』。この10年ぐらい前からオフィスの必需品は『パソコン』となり、何でもかんでも、パソコンで済ませてしまう時代になってきた。社内連絡は、当然一斉メール。文書はワードでA4、表はエクセルファイルでA4・・・・これが基本になっている。
確かに、便利は便利なんだけど、エクセルファイルで、小さな字をセルに入れようとすると大いに疲れる。1時間以上PCの前で作業するのは苦痛で、それが、特に夕方近くなって、集中すると、必ずといっていいほど、目が充血している。
かといって、PCを放棄することは出来ない。急速に発達した文明の利器だ。
携帯電話メールもこれは便利だ。電波さえ届けば、世界中どこにいても、僅か200g足らずの電話を使ってコミュニケーションができる“優れもの”だ。20年前には想像もできなかったツールだ。
先進企業は、携帯電話を使い、社内メールで一斉連絡や報告などをしているところも多い。
個人的にも意思伝達や連絡で恩恵に授かっているが、字が細かく(大きな字にも設定は出来るが・・・・)あまり長い間見ていると、これまた眼精疲労状態になってしまう。
要は、世の中が若者中心の文化になりすぎている傾向があるのではないだろうかということだ。
日本は高齢化社会になっているにも拘らず、若者中心に展開しているからまず、消費購買層を中心にした文化が先行している。
きょうは“文化の日”。進展著しいデジタルツールを若者だけに普及させるのではなく、高齢者にも扱いやすい優しいものにしていただくことが大切ではないだろうかと感じた朝だった。