前半は、ロンドンオリンピックに押されてもう一つ盛り上がらなかった甲子園の全国高校野球選手権は、きのうでベスト16が出揃った。
これから、ベスト8、準々決勝、準決勝そして決勝へとトーナメントを勝ち上がって、全国の頂点を極めるのは・・・?
高校野球の実況放送をテレビで見ながら、地元の高校に声援を送りたいのだが、既に敗退してしまい熱はさほど高くないものの、実況放送を聴いたり見たりしているとどんどん引き込まれていく。特にリードされているチームが後半、僅少差で懸命に追いつこうと攻撃を続けていると、ついつい画面に引き込まれていくことがある。
テレビではNHKとBS朝日が実況中継を担当しているのだが、今年は五輪中継とも重なる期間があったため、NHKは全国から若手スポーツアナウンサーを甲子園に集め、元気な若い声が全国に流れている。
これまでの1,2回戦はあまり馴染みのない、やや高い張りのある声のアナウンサーの担当が多かったが、いつも感じることがある。それは、甲子園球場での高校野球実況中継アナウンスは、プロ野球と違ってアルプススタンドからの応援に独特のものがあり、この声援(応援)にマッチした声やコメントでないと、リスナーや視聴者に感動を与える度合いが高くなりにくいのではないだろうかとういうことを感じるようになってきた。ベテランからは聞きやすさとこのスタジアムにマッチしたコメントがテンポよく届けられている。
NHKの中継放送を担当するアナウンサー26人、解説者11人は下記で確認できる。
http://www9.nhk.or.jp/koushien/commentator/
馴染みのある方(声)が減り、次代を担うスポーツアナがどんどん甲子園で球児とともに成長を続けている。