準決勝は明徳義塾対大阪桐蔭、東海大甲府と光星学院。
私高公低つまり、私立高校が強く公立高校が弱い(と言えば申し訳ないが・・・)今大会になった。
猛暑なのにスタンドは春のセンバツに比べ観客数は多い。盛り上がった大会だ。
たまたま、用事があり、第一試合の作新学院対東海大甲府の試合をNHKラジオの実況中継を聞きながら愛車を走らせていた。
とにかく元気の良い若いアナウンサーが実況担当だった。試合も8対4で東海大甲府が勝ち、4番バッターが大会50号のホームランを放つなど、両チームあわせて31安打というすごい試合だったので、アナウンサーもかなり興奮していたようだ。しかし、解説の方はそれとは対照的に冷静かつ沈着にコメントしていた。
ただ、ラジオだからといって、アナウンサーが喋りすぎて喧しいという印象だけが私の耳に残った。
立て板に水はいいのだが、言葉の集中豪雨、ゲリラ豪雨で、結局何も印象に残らない。悪く言うと、伝えるということより、自己満足で実況アナウンスを続けているだけと言ってもいいだろう。
ところが最後まで聞いてしまった。それは試合が面白かったから。。。。
ラジオは本来、音だけの媒体だから、間(ま)を大切にして、聴いている人に甲子園球場の情景をテレビ画面のように見えるように伝えるべきだ。だが、速射砲のごとく次から次へとコメントが続き、スタジアム内の雰囲気を思い浮かべる余裕はほとんどなかった。
このアナウンサーは一体だれに伝えようとしていたのだろうか・・・・!
ベスト8の激突だから、このようになったのか?このアナはラジオの実況アナウンスは、このように喋るのが良いと上司から指導されているのだろうか。
とにかく、聴くのに疲れ果てた。もしこの人が次にラジオで実況していたら、テレビ音声を聴きながら車を走らせることになるだろう。