民主党の川上義博参院議員ら9月の党代表選での野田首相再選に反対する衆参国会議員十数人が28日夜、都内で会合を開き、田中真紀子元外相に出馬を要請する方針で一致した。(読売新聞ONLINEより引用)
この党だけではないが、各党それぞれどうも人材不足のようである。
民主・自民両党の総裁選挙が近づいてきたことから、徐々にその候補者の擁立が地下で始まっているようだ。
選挙好きのセンセイたちにとって目玉になる候補者を立て、その候補者に鈴をつけ少しでも早く名前をアピールし、選挙戦を有利に戦うというのは大切だが、その人に適格性があるかないかをきちんと判断し、本人の意向をしっかり確認してからニュースにしてほしいものだ。この記事によると『川上氏はすでに、田中氏に対し、個人的に出馬を打診しているが、明確な答えは得ていないという』。
この記事で、見出しは“民主代表選に真紀子氏要請へ”となっている。これは同上川上義博参院議員が昨夜の会合での方針を記者に説明しただけのことが記事になっただけのこと。最後の明確な答えは得ていないというコメントで状況は見えるが、見出しだけ読んだ人にとっては、巷で“今度の民主党代表選挙に田中真紀子さんがでるらしい”などと、決まったかのような話になることもある。
私には、ここ数年の自民党政権末期から民主党政権にかけての政治の動きを見ていて、だれが代表になろうと総裁に就任しようと政治はあまり変わらないという思いが強く、無力感だけが残っている。
来月中に実施予定の両党総裁選挙の候補者が出揃うのはいよいよだ!
この選挙後、橋下維新の会が参戦する衆院総選挙も近い。
次の総選挙では、これまで私たち有権者がこれまでの国政をしっかり総括し、その上で政権担当に値ある人に一票を投じたいものである。