クロネコヤマトがメール便を3月末で廃止することになった。
『クロネコメール便の廃止について ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 山内 雅喜 以下ヤマト運輸)は、本年3月31日の受付分をもって、クロネコメール便のサービスを廃止することを決定いたしましたので、お知らせいたします。』 詳しくは下記のアドレスで ↓ ↓
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h26/h26_73_01news.html (ヤマト運輸株式会社ニュースリリース)
同社のニュースリリースによると、『そもそも、同一文書でありながら輸送の段階で「信書」の場合と「非信書」の場合があるなど、「信書」の定義は極めて曖昧であり、特に個人向けの書類については、総務省の窓口に問い合わせても「信書か否か」即答いただけないケースが多発しています』という。
信書をメール便で送り、郵便法違反容疑で書類送検、もしくは警察から事情聴取されたケースが計8件にのぼったという。また総務省の審議会にも改革案を提案、検討してきたが認められなかったとのことで、メール便で信書に該当するとして、送り主が罰せられないよう廃止に至ったとしている。
詳しくメール便を知りたい方は⇒http://www.kuronekoyamato.co.jp/mail-haishi/
信書の定義が大変曖昧なのに、頭の固い総務省が、時代と共に変わっている「信書」の定義をきちんとしないから、この様に廃止せざるを得ないというヤマト運輸の言い分だが、旧いままの郵便法を見直す時期に来ていることは言うまでもないだろう。
ユーザーが便利だとしてよく利用しているクロネコメール便なのに、「信書」をタテにする郵政(総務省)に、クロネコが遠慮したのだろうか?