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よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

満月と秋虫の話

2018年09月25日 | Weblog

今夜は9時前から満月が顔をのぞかせてくれた。空気が澄んでいると月光が美しい。昨日は厚い雲に月の光さえ見えなかったが今夜の月は満月。まん丸くきれいだ。

窓を開けていると、外から涼しく心地良い風が入って来てくれる。

そして、近くの草むらからスズムシやコオロギの鳴き声が盛んに聞こえて来る。

気の早い秋虫は8月終わりごろから始まった。9月半ば過ぎからは一段とボリュームが大きくなってきた。

秋虫の種類も増え、"今が出番"とばかりに、スズムシ、コオロギ、マツムシetc.が、メスを誘ったり、自分の縄張りを主張したり、オス同士が相手を威嚇するため鳴き続けている・・・。

コオロギは草むらから声がしてくるが、スズムシは生け垣の木の上などからも甲高い声の合唱が続いている。
数年前、繁華街(飲み屋街)の歩道沿いに植えてある木から、スズムシのリーンリーンという鳴き声がしてきて驚かされた。
どうもスズムシは木の茂みの中も好きなようだ。

『リーンリーン、リーンリーン、リーンリーン』と字で書くと数は少ない(小さい)ような表現だが、この音が重なり合唱になるとやや騒音に近い。

スズムシは「リーン、リーン」、マツムシは「チンチロ、チンチロ」、コオロギはコロコロコロ、キリキリキリ、リーリーリー、クツワムシは「ガチャガチャ」、ウマオイは「スイッチョン、スイッチョン」というだ。
クツワムシやウマオイの声があまりしなくなっているのは残念だ。

秋虫たちが成虫になってからの寿命はおよそ40日と言われている。
子孫を残すために美しい鳴き声を発し続ける期間は、たった40日ほどというのも儚い。

黄色いヒガンバナを発見した。この花の命もあと1〜2日だ。