無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

醤油造り3日目(もろみ→醤油)

2011-01-27 13:11:13 | 自然菜園スクール
本日、


2日目に絞った、1年物の丹波黒豆の滴生醤油です。

色は薄く、茜色(あかねいろ)で、まったりと旨みのある醤油に育ってくれました。
はじめてなので上手に作ったというより、美味しい豆を菌が時間をかけて醸してくれた醤油だと思います。


残りの圧をかけて絞った醤油は、80度までゆっくり弱火で加熱し、


アクを取りながら、30分かけて加熱して消毒します。
あと少しで、やっと瓶詰したら、いわゆる食卓醤油になります。


醤油のもろみ造りも3日目になると完成してきています。

発酵温度が40℃超えると納豆菌に侵されやすくなるので、
広げて30℃以下に管理します。


発酵をはじめて72時間位経つと、15℃以下に自然に冷ましていき完成です。

大豆と小麦を発酵させたこの状態ものを醤油もろみといいます。

完成した醤油もろみは、黄色が濃く、胞子がたっぷり身をくるみ
豆の中まで菌糸が食い込んでいます。


一緒に作った仲間と1時間おきに発酵温度などを記録した用紙です。

醤油のもろみの成長記録といったところです。


うちでは杉樽で仕込んだ醤油が好みなので、杉樽を熱湯で消毒した後、

安曇野の名水の一つ「満願寺の水」を煮沸したものに塩を溶かします。
醤油もろみを入れる温度40℃まで名水で温度を下げます。


醤油もろみを入れて、撹拌して吸水させます。


醤油の発酵が馴染むまでに、雑菌が繁殖しにくいように、
酵母を表面に少し入れて混ぜておきます。


写真は、冬は1週間に一度。夏場は、一日1~2回撹拌した1年経った醤油もろみです。

来年は、2年物の醤油と、今年仕込んだ1年物の醤油両方仕込めたらいいなーと思います。

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