無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ツケナ(野沢菜)の自家採種

2014-07-14 04:30:09 | 自家採種
本日、の予報。




昨日、Azumino自給農スクール(自然菜園不耕起コース)で、野沢菜の自家採種を行いました。

不耕起コースは、私の講座を1年以上受講された方が中心ですので、去年一緒に育て、収穫した仲間で野沢菜の自家採種を2年越しで行いました。

生育が良かった野沢菜を選び、春先とうが立ってきたら、最初に咲いた野沢菜の株は抜き取ってしまい、
残りのとう立ちにくかったものに、寒冷紗をかけ、外部からの交雑を防ぎながら結実するまで放置しておきます。

昨今の菜の花を咲かせる野菜の自家採種は、GM(遺伝子組み換え)作物が雑草化しているためと、
近くの同じナバナ科の交雑を避けるため、寒冷紗は必須になりました。




刈り取った状態は、まだ完全に枯れておらずとも、種は基本入っている状態がベストです。


追熟乾燥のため、刈り取った種がこぼれないように、タライに入れ、鳥などに食べられないように、寒冷紗で覆い、
風通しのよい日陰に干して、種の充実を図ります。

2週間後の昨日、




土が入らないように、ブルーシートの上から踏みつけ脱穀します。








脱穀したものをふるい分けます。




いっそう目の細かいフルイでフルって


だいたい種だけになるように、徐々に目を細かくしながらフルイわけます。

※外が雨のため、ブルーシートの張った簡易ハウス内(室内)で撮影しました。




あとは、箕という道具を使い、ゴミを飛ばします。


ある程度きれいになると、野沢菜の種子が目立つようになってきます。

種採り後、種と共にいる生き物が逃げることができ、乾燥もしっかりできるよう半日ぐらいは、天日で干してから瓶などで冷暗所で保存すれば3~5年ほど利用できます。

信州といえば、野沢菜が有名ですが、
種屋さんで購入するときに、種の袋の産地を見ると、長野県産以外に、岩手県産をはじめ、最近目立ってきたのがイタリア産。

出来る限り、自分の菜園で結実した種子を自家採種できれば、無農薬でも育てやすくなるので交雑しないように心がけながら自家採種出来たいいなーと思います。
コメント (12)
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