無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

(公財)自然農法国際研究センター育種圃場の見学会(Azumino自給農スクール&あずみの自然農塾合同)

2014-07-21 21:49:43 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
本日、


7/19(土)に、Azumino自給農スクール&あずみの自然農塾合同で、(公財)自然農法国際研究センター育種圃場の見学会をしました。

(公財)自然農法国際研究センターの育種チームはかつて、研修させていただいた私の原点の一つです。
一から自家採種を学び直し現在があります。




雨の中、職員の原田さんに、自然農法の種子の生産圃場を見学させていただきました。

ナスは、自然農法交配の紫御膳です。






実際に、雨の中、形だけでもということで、トマトの自然農法交配の仕方を教わりました。


後半は場所を移動し、種採りの師匠中川原さんの現在の圃場を見学させていただきました。

中川原さんは、共著で『自家採種入門』(農文協)を書き、現在でも現役で独自の自然農法育種方法で、新たな品種を育てています。






通常、種を播き、ポットなどで育苗し、苗を植える夏野菜(一番上、ピーマン、下2つナス)が

完熟した採種果実を土に埋め、自然生えさせて、自然選択によって野菜の野生を引き出す育種の現場を見、みんな驚いておりました。





通路に、オーチャードグラスなどの緑肥作物があり、畝は1m。

畝には収穫後草が敷かれていました。
次の野菜が育つまで、草が敷かれており、その下では土がしっとりと団粒化しておりました。


中川原さんは腰を悪くしてから、もっぱらこの特製の長鎌で通路の緑肥を刈って、野菜と草のバランスを取りながら野菜を育て、種を育てております。




鎌など、刃のある道具は、常に研ぎながら切れる状態にしておくことが野良仕事では大切です。




エンジンのある草払い機と異なり、さっさと心地よい草が刈れる音と共に、草がどんどん刈られていきます。

機械を使わず、現在64歳の中川原さんは健康法として、一反(約300坪)を草刈り鎌を中心に手入れを行っております。

現役の師匠は少なく、師匠の背中が雄弁に語る畑、野菜、に注ぐ姿勢はとても励みになり、背筋がピンとなります。

さまざまな師匠たちの言葉、業(わざ)、姿勢、哲学が現在の私を育ててくれ、いまだに教わり続けております。

師匠たちのように、真摯に自然と向き合いたいものです。
コメント (6)
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