無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ダイコン、カブなどのタネ採りやイチゴの育苗【自然育苗タネ採りコース7月】 

2016-07-24 22:31:19 | 自然菜園スクール
本日、

現在、長野県池田町の「BIO HOTEL®認証の宿カミツレ荘に来ております。
今日から全国の小5~6年生対象の農業キャンプ「クボタ地球小屋(Terra-Koya)」の講師として出張に来ております。
昨晩の打ち合わせから5日間、全国の農業キッツと膝と膝を突き合わせてのワークキャンプ。
去年は、予想以上のハイパー農業キッツにたじたじでしたが、今年はどんな出会いと学びがあるでしょうか?


昨日の午後は、自然菜園スクール長野校で自然育苗タネ採りコース7月を行いました。


前回までの5回の育苗を復習しながら、今後の自家採種について少しずつひも解いていきました。


これは、みやま小カブの自家採種の様子です。

去年の秋に播いたカブを秋に収穫して、植え直して、春に花が咲いたものを隔離してタネになるまで生らしておき、収穫し乾燥させたものです。


サヤを叩き、


足で踏んだり、


手でもんで、サヤの中からタネに出てきてもらいます。


その後、サヤとタネにある程度フルイで分けてから、




箕と吐く息で、サヤを飛ばしタネだけにします。


タネが落ちないくらい細かい2mmのメッシュでフルイ仕上げます。


ゴミや虫の死骸など手で取り除いた後、袋に詰めていきます。




ダイコンはカブやコマツナ類よりもサヤが固く、タネも立派なので、


ブルシートなどで包み、土の上で踏んで脱穀します。






割れたサヤは、手持ちのフルイでは息で飛ばせきれなかったので、唐箕を使い、手で風を起こしサヤのかすを飛ばし、タネだけにします。

サヤは、まだ種が入っているものがありますので、こぼれダネとしてよく出てくるので、出てもよい畝の上に草マルチの上に捨てます。

そうすると、秋や翌年に播いていないのにダイコンやカブがどんどん出てくれます。






参加者の皆さんにも、ターサイ、冬菜、のらぼう菜、ダイコンなど実際にやってもらいながら学んでもらいます。


レタスのタネ採りもやってみました。



お茶をいただいた後は、ハクサイなど秋の育苗を春の復習も兼ねて行いました。

育苗土の水分量の調整は、実際にやってみるとコツがいるのがわかります。


セルトレイに実際に播いてみて、体験すると頭だけでなく、身につくと思います。

観ているのとやって観るのでは雲泥の差です。

みんなで播いたセルトレーに、発芽までに必要な水分をたっぷりあげ、3日間新聞をかけて発芽を待ちます。





次にイチゴの苗取りを行いました。

あらかじめプランターに移植しておいた親株からランナーで小苗が垂れ下がっているので、それを切って、ポットに浅く差し込んで発根させます。

家庭菜園の人気の野菜、イチゴを無農薬で長期間楽しむにはまだまだ工夫の余地がありそうです。






差し込んだのち、たっぷり水をやり、黒い不織布をかけてあげて、発根を促します。

秋野菜の育苗は、真夏に行います。そのため春に比べると高温乾燥と虫害に注意が入ります。

残り2回の自然育苗タネ採りコース

で、タマネギの育苗、育苗土づくりなど一緒にやりながら行っていければと思います。

次回は、8/28
自然育苗講座⑦
   タマネギ&ネギの種まき、夏野菜の自家採種(トマト、キュウリなど)などの内容です。

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。



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