本日、
。
昨日はお蔭さまで無事、自然菜園スクールの自然菜園見学コースを開催できました。
今年は特に忙しく、天候不順ということもあり、全体的に野菜の定植や生育が遅れて見学会になるか心配しておりました。
皆様に喜んでいただいたようなので、終わってほっとしております。
見学会の様子は、近日中にアップご報告いたしますね。

今日は、一昨日の自然稲作・発酵コースのご報告をさせていただきます。


長野校では、まずは、室内で座学からはじめるのが恒例になりつつあります。
自然稲作では、無農薬無化学肥料栽培なので、もちろん除草剤は一切使いません。
稲は長い時間をかけて日本の気候に合わせて品種改良してきたもので、日本の気候に最も合った作物でもあります。
そのため、田んぼという特殊な環境でもあるので、病虫害が出にくい最も無農薬しやすい作物ともいえます。
ところが、田んぼの中で、稲の共に進化してきた「田の草」は、無農薬稲作においてもっとも驚異的な存在で、田の草が多ければ、稲は大きく減収し、種などが越冬し、毎年悩まされる悩みの種といえます。
そこで、除草剤に変わる除草方法がいろいろ開発されてきましたが、
最も大切なことは、除草方法は、対処療法であり枝葉の話なので、根本的に、なぜ草が生えるのか?どのような田んぼは草が生えにくいのかをまず学びました。
大切なのは、抑草であり、稲が良く育つことです。そうすることで草が生えにくく、稲が育ちやすくなるので、結果的に稲が大きくなると草を稲が抑えてしまうので除草が最小限で済みます。


実際に、この田んぼでは、去年10アール(1反)あたり11.4俵という驚異的な収量を収めるにいたったわけですが、現在も畦の草刈りで入って根付いたセリの破片以外の田の草は生えてきておりません。
それも、稲が育ちやすくし、草が抑えられるように稲刈り後半年以上準備してきたからです。
今回は、その仕組みと方法について座学で学び、除草しながら、抑草でき、稲も育つ方法について基礎を知ってもらってから、除草・抑草の方法を学びました。

我が家で、使用している除草・抑草の野良道具たちです。

「田車」や田転がしと呼ばれる条間除草機です。
鉄製とアルミ製の使い方の違い、1条タイプと2条タイプの使用の仕方の違いを知ります。

チェーン除草機です。
チェーン除草の名で知られておりますが、除草よりも抑草効果が高く、草がどれくらいのときに、稲がどのくらいの時まで使用できるか、その使用方法を学びます。

最後に、竹ぼうき除草機です。竹ぼうき2本で1,000円以内の材料で、作れるとても手軽なものです。
チェーン除草機が使いにくい、藻のはった田んぼや浅水の田んぼ、そして四角くない田んぼでその威力を発揮することが分かってきました。
まだまだ未開発の道具なので、道具の使い方と改良が課題です。




実際に、各除草機をデモンストレーションしました。
除草機も使い方次第で、効果がかなり違うことが分かってきておりますので、そのコツや失敗の理由などを解説しました。



実際に、参加者で、使用してもらいコツを伝授しました。
手の空いている人で、田んぼへの鳥獣被害対策のネットと防鳥糸の張り方も行いました。
被害が出る前に手を打つのが、最大の防除になります。
被害が出ると、餌付けになりますので、被害を拡大していくことになるからです。

米ぬか除草は、チェーン除草と相性が良く、チェーン除草の前にまず、半生ボカシを撒いてから


チェーン除草すると稲が倒れる前に、まんべんなく地表面に散布することができるので重宝します。

コースに発酵とつくのは、ダイズ、コムギなどを育て、味噌醤油、ワラで堆肥造りと発酵を学ぶからです。


今回は元田んぼに播種した大豆が発芽率が悪かったので、芽出しした苗をみんなで補植しました。

大豆は出立てがかわいいですね。

2つの田んぼの除草と抑草が無事終わりました。
できるだけ稲の生育を邪魔したくないので、除草に最小限にできるような環境づくりが大切です。
美味しいお米を充分に育つ自給用の自然稲作を研究し早20年。実際にやり始めてからは10数年。
毎年生徒さんと試行錯誤しながら、根本的なところから枝葉まで研究してきましたが、まだまだわからないことも多いのですが、
師匠や書籍に助けられ、現在では、ある程度マニュアル化できるところまで来ております。
全国にはいろいろな風土があり、田んぼも様々なので、基本から応用までを原理原則を研究していこうと思います。
現在宝島社さんから『完全版 自給自足の自然菜園12カ月』が好評発売中です。
この本には、自然稲作の基本が書いてあるので、是非読んでみてください。
自給生活をしていると、田んぼの時期と野菜の時期がかぶり、果樹をやり始めたので、これも被ることがわかりました。
せめて食べる分のお米位は、楽しく楽に美味しくたくさんできればと想い、日々研究中です。

無農薬稲作のご質問、書籍の感想、ご質問、誤植などコメント欄からお待ちしております~。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
7/5(水)― 梅雨の草対策、夏野菜の種まき、ニンジンの種まき
8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ

昨日はお蔭さまで無事、自然菜園スクールの自然菜園見学コースを開催できました。
今年は特に忙しく、天候不順ということもあり、全体的に野菜の定植や生育が遅れて見学会になるか心配しておりました。
皆様に喜んでいただいたようなので、終わってほっとしております。
見学会の様子は、近日中にアップご報告いたしますね。

今日は、一昨日の自然稲作・発酵コースのご報告をさせていただきます。


長野校では、まずは、室内で座学からはじめるのが恒例になりつつあります。
自然稲作では、無農薬無化学肥料栽培なので、もちろん除草剤は一切使いません。
稲は長い時間をかけて日本の気候に合わせて品種改良してきたもので、日本の気候に最も合った作物でもあります。
そのため、田んぼという特殊な環境でもあるので、病虫害が出にくい最も無農薬しやすい作物ともいえます。
ところが、田んぼの中で、稲の共に進化してきた「田の草」は、無農薬稲作においてもっとも驚異的な存在で、田の草が多ければ、稲は大きく減収し、種などが越冬し、毎年悩まされる悩みの種といえます。
そこで、除草剤に変わる除草方法がいろいろ開発されてきましたが、
最も大切なことは、除草方法は、対処療法であり枝葉の話なので、根本的に、なぜ草が生えるのか?どのような田んぼは草が生えにくいのかをまず学びました。
大切なのは、抑草であり、稲が良く育つことです。そうすることで草が生えにくく、稲が育ちやすくなるので、結果的に稲が大きくなると草を稲が抑えてしまうので除草が最小限で済みます。


実際に、この田んぼでは、去年10アール(1反)あたり11.4俵という驚異的な収量を収めるにいたったわけですが、現在も畦の草刈りで入って根付いたセリの破片以外の田の草は生えてきておりません。
それも、稲が育ちやすくし、草が抑えられるように稲刈り後半年以上準備してきたからです。
今回は、その仕組みと方法について座学で学び、除草しながら、抑草でき、稲も育つ方法について基礎を知ってもらってから、除草・抑草の方法を学びました。

我が家で、使用している除草・抑草の野良道具たちです。

「田車」や田転がしと呼ばれる条間除草機です。
鉄製とアルミ製の使い方の違い、1条タイプと2条タイプの使用の仕方の違いを知ります。

チェーン除草機です。
チェーン除草の名で知られておりますが、除草よりも抑草効果が高く、草がどれくらいのときに、稲がどのくらいの時まで使用できるか、その使用方法を学びます。

最後に、竹ぼうき除草機です。竹ぼうき2本で1,000円以内の材料で、作れるとても手軽なものです。
チェーン除草機が使いにくい、藻のはった田んぼや浅水の田んぼ、そして四角くない田んぼでその威力を発揮することが分かってきました。
まだまだ未開発の道具なので、道具の使い方と改良が課題です。




実際に、各除草機をデモンストレーションしました。
除草機も使い方次第で、効果がかなり違うことが分かってきておりますので、そのコツや失敗の理由などを解説しました。



実際に、参加者で、使用してもらいコツを伝授しました。
手の空いている人で、田んぼへの鳥獣被害対策のネットと防鳥糸の張り方も行いました。
被害が出る前に手を打つのが、最大の防除になります。
被害が出ると、餌付けになりますので、被害を拡大していくことになるからです。

米ぬか除草は、チェーン除草と相性が良く、チェーン除草の前にまず、半生ボカシを撒いてから


チェーン除草すると稲が倒れる前に、まんべんなく地表面に散布することができるので重宝します。

コースに発酵とつくのは、ダイズ、コムギなどを育て、味噌醤油、ワラで堆肥造りと発酵を学ぶからです。


今回は元田んぼに播種した大豆が発芽率が悪かったので、芽出しした苗をみんなで補植しました。

大豆は出立てがかわいいですね。

2つの田んぼの除草と抑草が無事終わりました。
できるだけ稲の生育を邪魔したくないので、除草に最小限にできるような環境づくりが大切です。
美味しいお米を充分に育つ自給用の自然稲作を研究し早20年。実際にやり始めてからは10数年。
毎年生徒さんと試行錯誤しながら、根本的なところから枝葉まで研究してきましたが、まだまだわからないことも多いのですが、
師匠や書籍に助けられ、現在では、ある程度マニュアル化できるところまで来ております。
全国にはいろいろな風土があり、田んぼも様々なので、基本から応用までを原理原則を研究していこうと思います。
現在宝島社さんから『完全版 自給自足の自然菜園12カ月』が好評発売中です。
この本には、自然稲作の基本が書いてあるので、是非読んでみてください。
自給生活をしていると、田んぼの時期と野菜の時期がかぶり、果樹をやり始めたので、これも被ることがわかりました。
せめて食べる分のお米位は、楽しく楽に美味しくたくさんできればと想い、日々研究中です。


無農薬稲作のご質問、書籍の感想、ご質問、誤植などコメント欄からお待ちしております~。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
7/5(水)― 梅雨の草対策、夏野菜の種まき、ニンジンの種まき
8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ