新刊発売中!!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)

2/11(日)東京講演会『自然菜園で、安心・安全な無農薬の野菜を育てよう!』〜自然菜園スクール大月校・開校記念講演会〜
本日、
。
最低温度が-10℃でした。今年は雪が少なく、最低気温が-8℃の日がとても多く、いつもの年よりも寒く感じます。


そんな寒い冬期の間には、無農薬で野菜がどんどん育つ土とはどんな土であり、その土を育んでくれる菜園プランを1~3月に集中的に講座行っております。
家庭菜園最大の難所「連作障害」そして、どんな野菜も育つ土づくりは、普段の育て方次第であり、ノープランではなかなか乗り越えることができないものです。
上手に、土づくりしたとしても、栽培プランが滅茶苦茶では、どんどん土は疲弊していき、病虫害が止まりません。
化学肥料のように、単肥で、過不足なく肥料を追肥でき、病虫害を農薬で抑えるわけにもいきません。
そこで、まず連作障害とは何かを理解し、
無理な連作を避けた方が良い野菜と、連作可能で、連作した方が良い野菜を知り、
家庭菜園ではやってはいけない組み合わせを覚えて行きます。


意外とNGを1~2年重ねても、(プロの農家さんのように、1~2割収量が減ると収益ですぐに露見したりするようなことがない)家庭菜園では見逃しがちで、
3~4年重ねて、症状が悪化してはじめて、(連作障害中期~末期になって)気づくことが多く、手の施しようがない場合や、
途中で、全面耕してリセットできない(一部菜の花様に残してあったり、まだ収穫が終わっていない野菜があったり)ので、
どんどん悪化していきやすいものです。
根こぶ病や青枯れ病
のような病気は、10年以上潜伏し、多くの野菜に感染するため、一度出すと農薬を使っても解決が難しく、家庭菜園では栽培をあきらめざるを得ない癌の様な状況です。
そこで、狭い農園で、毎年少量多品目を育てる家庭菜園では、やってはいけないNGを覚えて、まず避けること、連作障害を出さないことが最も大切なことです。

NGを覚えたら、次は、覚えておくと栽培しやすくなったり、病虫害を抑制してくれるコンパニオンプラン(共栄植物)を知り、その役割や組み合わせを家庭菜園で行うとよりよくなっていきます。
コンパニオンプランツは、相性の良い野菜なので、混植、間作、前後作で是非活用したいですね。
なかでも、ユリ科野菜(ネギなど)以外と相性がよいエダマメなどマメ科は、
根に寄生する根粒菌や菌根菌によって、空気中のチッソを固定してもらったり、吸いにくいリン酸を吸収しやすくしてくれるので、多くの野菜と混植にむいています。
中でも、トマト、ニンジン、トウモロコシなどと混植すると、単植に比べて生育がよくなります。
エダマメの中でも、大きくならず、控えめな極早生、早生(60~70日タイプ)のエダマメがお奨めです。

NGもコンパニオンプランを覚えたら、
実際にどのように配置して栽培していくのか、3~5年間以上継続できる菜園プランが大切になってきます。
多くの野菜は、1~5年空けて栽培する方が無難ですが、少量多品目を栽培する家庭菜園では、なかなかそうもいかず、毎年ジャガイモ、トマト、ナス、キュウリなど一定の野菜を育てたいものです。
そこで、まず、連作可能な野菜とそうでない野菜の2区画にわけてから、
連作しない方が無難な野菜たちを、冬畝と夏畝に2分して1年おきに育てると、毎年同じ野菜をある程度同じ量育てることができるようになります。


また、最大の魅力は、夏野菜を育てる、夏畝では、4~11月まで、コンパニオンプランツと一緒に夏野菜を育てている半年以上もの間、草マルチをしながら夏野菜を育てます。
夏野菜の根元に草マルチを重ねることで、夏野菜は草を抑え、草マルチに天敵など益虫が隠れ棲み、ミミズや微生物など分解者が集まり、
草マルチはどんどん分解され、草⇒発酵ボカシ⇒堆肥⇒腐葉土⇒腐植と土になっていきます。
半年以上の積み重ねが、翌年からの冬畝になることで、難しいアブラナ科の葉もの野菜をはじめ根菜を育み、また翌年夏畝にもどり、夏野菜を育ててくれると同時に、土づくりも行われます。
年々、土が良くなり、天敵が増え、草が抑えられる仕組みがこの菜園プランの最大の特徴です。
家庭菜園ならではの菜園プランですが、
農家さんでは作業効率が落ちるため混植を避ける傾向が強いのですが、必ず1条植えにし、時にビニールマルチや半不耕起など工夫をすることによって、混植も草マルチも可能になり、機械化もできる方法もあります。
菜園プランは、とても大切なので、まだ野菜を植える前のこの時期に、3年以上継続できる菜園プランを作っておき、加工修正しながら育てていくと無農薬栽培はしやすくなるものです。
先日の安曇野講演がケーブルテレビ「あづみのテレビ」さんから届きました。
https://youtu.be/3L2rCpprzV0

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定です。
今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
こちらも冬の菜園の出来ない時期に、お楽しみに~

2/11(日)東京講演会『自然菜園で、安心・安全な無農薬の野菜を育てよう!』〜自然菜園スクール大月校・開校記念講演会〜
本日、

最低温度が-10℃でした。今年は雪が少なく、最低気温が-8℃の日がとても多く、いつもの年よりも寒く感じます。


そんな寒い冬期の間には、無農薬で野菜がどんどん育つ土とはどんな土であり、その土を育んでくれる菜園プランを1~3月に集中的に講座行っております。
家庭菜園最大の難所「連作障害」そして、どんな野菜も育つ土づくりは、普段の育て方次第であり、ノープランではなかなか乗り越えることができないものです。
上手に、土づくりしたとしても、栽培プランが滅茶苦茶では、どんどん土は疲弊していき、病虫害が止まりません。
化学肥料のように、単肥で、過不足なく肥料を追肥でき、病虫害を農薬で抑えるわけにもいきません。
そこで、まず連作障害とは何かを理解し、
無理な連作を避けた方が良い野菜と、連作可能で、連作した方が良い野菜を知り、
家庭菜園ではやってはいけない組み合わせを覚えて行きます。


意外とNGを1~2年重ねても、(プロの農家さんのように、1~2割収量が減ると収益ですぐに露見したりするようなことがない)家庭菜園では見逃しがちで、
3~4年重ねて、症状が悪化してはじめて、(連作障害中期~末期になって)気づくことが多く、手の施しようがない場合や、
途中で、全面耕してリセットできない(一部菜の花様に残してあったり、まだ収穫が終わっていない野菜があったり)ので、
どんどん悪化していきやすいものです。
根こぶ病や青枯れ病
のような病気は、10年以上潜伏し、多くの野菜に感染するため、一度出すと農薬を使っても解決が難しく、家庭菜園では栽培をあきらめざるを得ない癌の様な状況です。
そこで、狭い農園で、毎年少量多品目を育てる家庭菜園では、やってはいけないNGを覚えて、まず避けること、連作障害を出さないことが最も大切なことです。

NGを覚えたら、次は、覚えておくと栽培しやすくなったり、病虫害を抑制してくれるコンパニオンプラン(共栄植物)を知り、その役割や組み合わせを家庭菜園で行うとよりよくなっていきます。
コンパニオンプランツは、相性の良い野菜なので、混植、間作、前後作で是非活用したいですね。
なかでも、ユリ科野菜(ネギなど)以外と相性がよいエダマメなどマメ科は、
根に寄生する根粒菌や菌根菌によって、空気中のチッソを固定してもらったり、吸いにくいリン酸を吸収しやすくしてくれるので、多くの野菜と混植にむいています。
中でも、トマト、ニンジン、トウモロコシなどと混植すると、単植に比べて生育がよくなります。
エダマメの中でも、大きくならず、控えめな極早生、早生(60~70日タイプ)のエダマメがお奨めです。

NGもコンパニオンプランを覚えたら、
実際にどのように配置して栽培していくのか、3~5年間以上継続できる菜園プランが大切になってきます。
多くの野菜は、1~5年空けて栽培する方が無難ですが、少量多品目を栽培する家庭菜園では、なかなかそうもいかず、毎年ジャガイモ、トマト、ナス、キュウリなど一定の野菜を育てたいものです。
そこで、まず、連作可能な野菜とそうでない野菜の2区画にわけてから、
連作しない方が無難な野菜たちを、冬畝と夏畝に2分して1年おきに育てると、毎年同じ野菜をある程度同じ量育てることができるようになります。


また、最大の魅力は、夏野菜を育てる、夏畝では、4~11月まで、コンパニオンプランツと一緒に夏野菜を育てている半年以上もの間、草マルチをしながら夏野菜を育てます。
夏野菜の根元に草マルチを重ねることで、夏野菜は草を抑え、草マルチに天敵など益虫が隠れ棲み、ミミズや微生物など分解者が集まり、
草マルチはどんどん分解され、草⇒発酵ボカシ⇒堆肥⇒腐葉土⇒腐植と土になっていきます。
半年以上の積み重ねが、翌年からの冬畝になることで、難しいアブラナ科の葉もの野菜をはじめ根菜を育み、また翌年夏畝にもどり、夏野菜を育ててくれると同時に、土づくりも行われます。
年々、土が良くなり、天敵が増え、草が抑えられる仕組みがこの菜園プランの最大の特徴です。
家庭菜園ならではの菜園プランですが、
農家さんでは作業効率が落ちるため混植を避ける傾向が強いのですが、必ず1条植えにし、時にビニールマルチや半不耕起など工夫をすることによって、混植も草マルチも可能になり、機械化もできる方法もあります。
菜園プランは、とても大切なので、まだ野菜を植える前のこの時期に、3年以上継続できる菜園プランを作っておき、加工修正しながら育てていくと無農薬栽培はしやすくなるものです。
先日の安曇野講演がケーブルテレビ「あづみのテレビ」さんから届きました。
https://youtu.be/3L2rCpprzV0

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定です。
今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
こちらも冬の菜園の出来ない時期に、お楽しみに~
