昨日は、自然菜園スクール『自然稲作コース』でした。
内容は、
講義:稲作講座④(水管理)
実習:中耕除草&畦づくり
で、オンライン受講生と直接現地参加同時で行いました。
最近、オンライン受講生がちょっとずつ増えてきて、ちょっとした人気コースになっております。
その理由の一つに考えられるのが、全国の無農薬稲作(自給稲作)に興味ある方が増えている。
また、実践者は、農繁期で、直接現地参加者【長野への移動が制限されている】できないので
⇒オンライン受講生が増えていると思われます。
講義(前半)は、zoomでオンライン受講でき、質問できます。
実習(後半)は、この一般ブログとは別に、パスワード付生徒限定ブログで、動画と写真で解説フォローしているので、
オンライン受講生には、疑似体験ができますし、直接現地参加者には復習教材として喜んでいいただいております。
今回は、「水管理」の講義でした。
簡単にいえば、水管理をマスターすると田んぼは、草が抑えられ、稲は元気になり、収量増収する仕組みと、そのコツを解説しました。
また、近代稲作最大の技術であり、諸刃の剣でもある「中干し」について徹底解説。
化学肥料、除草剤を使う慣行農業(一般)と無農薬稲作の違いを浮き彫りにしながら、
本来の「中干し」の意味と効果、デメリット。そして無農薬稲作における中干しの目安をご紹介しました。
10年間かかった水管理のキモのお話だったので、つい熱が入りすぎてしまい、とても濃厚かつ暑苦しい講義だったので、
受講生には、zoomの録画クールに聴いて、活用していただければ幸いです。
後半の実習では、
動画で解説を撮影しながら、溝切り機、株間除草機、中耕除草機の種類と使いわけ、を詳細解説させていただきました。
資料館によくある昔の農機具ですが、我が家では現役です。現役復活した、大正、昭和の除草機たちは、今年も田んぼを一緒に歩きます。
実際に、2条の中耕除草機の使い方を解説(ビデオ収録)し、
除草後は、稲の株下に隠れていた草たちが除草され、浮いてきました。
直接現地参加者は実際に、中耕除草機を選んでもらい、実際に除草してもらいました。
除草のタイミングは、写真のコナギ位時に、チェーン除草から中耕除草機に切り替えて、始めるのがベターです。
実際に、様々な中耕除草機の扱い方は、個別にご指導させていただきました。
せっかくの農機具も使いこなさないと、身体が疲れたり(壊したり)、除草効果が半減だったりするので、各自に合わせて除草機の使い方をご指導し、実際に各農機具の使い方をやってみてもらいました。
今回は、中畦(ぬるめと田んぼの間の畦)の補修、畦塗りをしました。
草で畦塗りするのもいいのですが、鍬の使い方は難しく、田植え後の畦塗りは難しいものです。
私自身、手で畦塗りすることが半分以上なので、手で行う畦塗りの仕方をレクチャーし、実際に実習していただきました。
畦にオケラがいたので、捕まえて、みんなに観てもらいました。
モグラのような手で、一晩で畦を崩壊させる強者なので、無農薬の田んぼではよくいる虫です。
除草実習後に、裕子さんの手作りお菓子(ルバーブジャムのマフィン)を食べながら、お茶をしながらシェアリングを行いました。
実際にやってみると、得るものがあったようで、シェアリングもお互いの理解を深める大切な時間です。
次回は、いきなり9月に飛びます。
来年の稲作(田作り)は、稲刈りと同時にはじまります。
稲の刈るタイミング、刈り方、お米が美味しくなるポイントと天日干しの方法など昔の叡智を現代語訳して解説しようと思っております~。
9月23日(木・祝) | 講義:稲作講座⑤(稲刈りと天日干しで食味アップ) 実習:稲刈り、はざがけ(天日干し) |
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現在は、直接現地参加者は10名限定になっているので、オンライン受講がおススメです。
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