無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

稲刈り後の野良仕事&稲刈り前の健康診断『自給稲作入門講座』at千曲市創造館

2019-09-13 07:40:32 | 出張菜園教室

自然菜園スクール2019 単発体験参加者は随時募集中~ 


最近注目のユーチューブ『自然菜園LifeStyle』に、
自然菜園スクール東京大月校の見学会が先日あり、
「特別編!竹内孝功さんの自宅の畑見学!前編」に初登場させていただきました!


【後編】特別編!竹内孝功さんの自宅の畑見学!もアップされました!見学会でもみていただいたナスのコンパニオンが紹介されています。


本日、の予報。
最低気温18℃、最高気温26℃の予報で、ようやく本来の涼しい初秋になってきました。

先週までは30℃を超す夏日が続き、秋野菜よりもコーロギ、バッタたちが躍進しておりました。


昨日は、毎月第2木曜日に行っている【夜の部】戸倉創造館座学教室(長野県千曲市戸)でした。

無農薬無化学肥料でもできる!『自給稲作入門講座』~週末田んぼでらくらく自給ライフ♪

これから始まる稲刈りに先駆け、
今月の学びのテーマは「 9/12(木)はざがけ、脱穀から秋起こしまで」でした。

この講座では、自給稲作にテーマを絞り、安心安全で、草も生えにくく、美味しいお米をしっかり収穫しようというぜいたく講座で、
毎月半月先の内容を扱っております。


というのも、半月先位がちょうどいいからです。稲作は、「ついつい後手後手に回りがちで、2種間前に知っていれば、何とか対策できたの」に、ということがままあります。

そこで、先月までの直近のことも復習しながら、現在進行形の自給稲作を学ぶために、写真を多めにパワーポイントで座学をやっております。


また、自分たちの田んぼの写真を観ながら、現在の野良仕事のポイントを解説したり、

昨日は時間が足りませんでしたが、質疑応答の時間で、問答で知見を学びあいます。








コシヒカリA


コシヒカリB


コシヒカリC(うちの稲※耕起区)

実際の稲を抜き取って、比較して調査もやってみました。

稲の葉は、7日で1枚規則正しく出るので、葉を長さや厚み、幅、色を並べていくと、4~5週間前までの田んぼと稲の状況が、診断できます。
つまり、葉=生育履歴=通信簿なので、

田んぼで、中干し、間断潅水、追肥などの結果が表れているので、稲刈りする前に、野良仕事を見直すチャンスです。

そして、葉は押し花にもできるので、毎年の記録を取っておくことで、反省改善しながら、思想的な田んぼと稲の生育にどんどん近づけていけます。

自給用のお米は、それだけでなく、お仕事や野菜栽培、果樹や草刈り、育児など平行しながら行うので、正直大変なことは大変ですが、
自分たちで食べるものを育てることはすなわち、幸せの源泉でもあるので、レジャーや行事として無理なくタイミングよくできると幸福度は増していきます。


先月第3刷りに増刷された『完全版 自給自足の自然菜園12カ月』にも無農薬・自給稲作をまとめたページが後半ありますので参加できない方は、そちらを参考にしてみてください。

次回は、
10/10(木)堆肥作り、田んぼの土づくり
11/14(木)無農薬田んぼいろいろ(無肥料栽培、不耕起、冬水田んぼ)
12/12(木)1年の反省と来年に向けて
1/9(木)春起こしのコツ、苗代準備
2/13(木)苗作りの基本とコツ



◆◇◆お知らせ◆◇◆

2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」

毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。
各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。


9/ 4(水)-「カブのコンパニオンプランツ」「キャベツのコンパニオンプランツ」
10/ 2(水)-「ニンニクのコンパニオンプランツ」「タマネギのコンパニオンプランツ」




次回自然菜園スクール自然菜園見学コースでは、2か月後田畑の生長具合を是非目の当たりにしてみてください。
8月18日(日) AM:自然菜園講座③(自家採種)
PM:真夏の自然菜園見学会(田んぼの出穂、野菜の夏休み、秋野菜の植え付け)




次回 8/ 8(木)稲刈りのタイミングと稲の診断です。

『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。


場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




自然菜園スクール2019 募集中~ 



『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。
次回7/11(木)「中干しと出穂」です。


場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


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2 コメント

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ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-09-14 05:57:18
母島@ジャイアンさんへ

御無沙汰です。ローゼルそのものはしばらく栽培しておりませんが、

1)はっきりしたことはわかりませんが、ポイントは、ローゼルは、アオイ科のオクラの仲間で、ナスとオクラは連作障害を引き起こしやすいので、

「白いカビ、ジャガイモ(ナス科)、育苗初期から収穫期まで幅広い時期に発生」

ということは、写真などがないので、
現状のコメント欄から類推するに、連作障害による「オクラ 疫病」の一種ではないかと思います。
https://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3446

サイトを↑にはっておくので、畑の症状かどうかをご確認ください。

2)南国(熱帯)の母島は雨が多く、疫病は「多湿条件下ではその表面に病原菌が霜状に生じやすい」ので白いのかと思います。

ナス科とアオイ科では、混植、間作、前後作どれも育ちが悪くなるだけでなく、相性がとても悪く、結果として疫病だけでなく、半身萎ちょう病など共通の病気があり、ともに枯れて広がっていく傾向が強いです。できれば、お互いの跡地での栽培は避けたいです。

①発生する前までの、予防対策は、ネギジャガ交互連作で、ジャガイモをむやみに輪作体系に入れないこと、ナス科の跡地で、アオイ科(オクラ、ワタなど)は避けるのが一番無難です。

②とはいってもジャガイモの面積に対して、ネギの割合は少なく、ローゼルの面積を増やしたい結果だと思うので、③の病気消毒を行った後であれば、ジャガイモ⇒ネギ、ニンニク、タマネギ⇒ローゼルといった感じで、前作にヒガンバナ科(ネギ属)を育ててから作付けを行うことが持続可能な道かと思います。

③ローゼル予定地を太陽熱消毒を行う。そして、その後野菜がよく育つ肥えた土地になるので、タマネギ、ニンニク、ネギなどを育てた後、ローゼルを育てます。

南国なので、雨も太陽も多いので、土壌消毒方法として太陽熱消毒が最も適していると思います。症状の軽いうちに行っておくことをお勧めします。他の野菜にも病気が繁茂する前に、(すべての病気や連作障害が解消されるわけではありません。重度の連作障害には効きません)

1.まず、米ぬか2~3ℓ/㎡、苦土石灰100~200g/㎡、腐葉土(カットした、ワラか草)1~5ℓ/㎡、あればコーヒーかす、カニ殻、100g/㎡などをなるべく深く鋤き込み、

2.きれいに高畝立て後、しっかり大雨を当て、できればそこに乳酸系微生物(EMもしくはエンザ)を希釈したものを撒き

3.たっぷり水を含んだ畝を、透明マルチでぴっちり覆い、裾を土の中にいれて、40~70日(積算450℃以上900℃以内)発酵&太陽熱で消毒します。

その結果、病気が減り、腐植が殖え、よい菌が殖え、草が生えないので、タマネギを育てたいところです。

3)今年病気が出ていない元気なローゼルから自家採種しましょう。

4)また、実験ですが、ローゼルは多年草なので、小笠原であれば、台風が来なければ1~2年脇芽栽培ができるはずです。収穫を終えたローゼルを30~50㎝残して切り戻すと、新芽が数本出てきます。そのうち太さが同じ枝を残すとそこに花が咲き、また収穫できるようになるので、病気の出ていない場所で、やってみてください。これがうまくいくと、ローゼルだけで延々栽培できるはずです。台風前には、切り戻しておいてくださいね。

病気は早期発見後、速やかに対処することで、拡大を防ぐことができます。島での無農薬ローゼル栽培を確立を応援しております~。
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ローゼルの病気? (母島@ジャイアンです!)
2019-09-13 21:52:51
母島で栽培しているローゼル、毎年立ち枯れが何本か発生しますが、今年は特に多く、10本を超えました。

何かこの症状について知っている情報があれば教えて欲しいです!

・ある日、葉っぱがしおれてくる
・根元の茎を確認すると白いカビの様になっている
・育苗初期から収穫期まで幅広い時期に発生
・無農薬、無化学肥料栽培
・自家採取9年目
・4年目までは立ち枯れが無かった気がする
・沖縄品種、葉ローゼルはまだ未発生(栽培3年目)
・連作している畝も、していない畝でも発生する
・基本的に1年おきに畝を交代させている(間作はじゃがいもが多い)
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