本日、の予報。
いよいよ拙著『自然菜園で自給自足12か月』(宝島社)3/10に無事発売できました。ありがとうございます。
今までにない、田んぼ(水稲)や鶏、こんにゃくなど目白押しで、
写真と文章は、有機農業暦の暮らしが長い、フリーライターの新田穂高さんが2年間「取材田舎暮らしの本」(同社)で連載したものを再編集した力作です。
実践者が取材したことで、これは知っておきたいというちょっとしたことも逃さず網羅してあるので、これから自給自足の暮らしを夢見る方や、実践者からは目から鱗かもしれません。
今回も写真・情報量がとても多く、価格は1,600円(税別)なので、かなりお得な1冊かと思います。
読まれた方は、感想やご質問をコメント欄からおよせください。
次回の書籍や雑誌が出る際に参考にさせていただきたいと思います。
いよいよ今週末から3日連続、自然菜園スクールも開講です。今週は準備に余念がありません。
今日から、4日間、長野⇔安曇野4往復で準備・開催です。
今朝、興味深いご質問がありました。
そこで、耕作放棄地にお困りの方に、
エンバクです。
クリムソンクローバーです。
この2種類の1年草(種で殖える)緑肥作物を使い、耕作放棄地を景観良く綺麗に、超簡単に、肥えたの畑に改良に持っておく裏技をご紹介します。
本当に簡単ですよ。
秋か、春の梅が咲く頃に、畑が乾いているときにエンバク・クリムソンクローバーを比重で2:1で、10a(1,000㎡)あたり、
総量5~8kgになるように(荒れていたり、痩せている方が多めに)混ぜて播いてから、トラクターで耕して終わり。
エンバクが先に生育し、草を抑えてくれ、その中で、クリムソンクローバーが守られながら生育します。
エンバクが枯れてもそのまま、クリムソンクロバーが綺麗に赤く全面に咲いて綺麗です。
その後、クリムソンクローバーが枯れて、タネをつけ始めたら、そのまますき込むみます。
そうすると、その後も、エンバクかクリムソンクローバーが、自然に生えてきます。
エンバクが枯れたら、鋤き込むとエンバク優先になりますし、
クリムソンクローバーをメインで生やしたい場合は、秋口に、敷き込む前に、クリムソンクローバーをの種子を追い播きしてから鋤き込みます。
エンバクはイネ科で、クリムソンクローバーはマメ科なので、相性が良く、お互いに生育を促進します。
イネ科のエンバクは、土を団粒構造を発達させ、土を水持ち良く、水はけ良く、耕し肥沃にします。
マメ科のクリムソンクローバーは、根に共生する根粒菌などの働きで、チッソを固定し、花は綺麗なので景観緑化によく、ミツバチなどの蜜源になります。
この方法で、数年間、育てると、エンバクがどんどん大きく育つようになってきます。
つまり、年1~2回タネをつけて耕すだけで、雑草化した緑肥たちによって、土がどんどん良くなっていく裏技です。
その後、数年エンバクが倒れそうななるほどまで繰り返すと、立派な畑になっているから不思議です。
畑に戻してからも、雑草化した緑肥作物たちが旺盛に何年か出てくるので、草マルチとして活用したり、ビニールマルチなどで被覆して抑えて栽培すると野菜が負けず、無肥料でも見事に育つようになります。
田んぼの耕作放棄地の場合は、秋口のレンゲの播種時期にあわせて、エンバクとレンゲを同様に混ぜて、播きトラクターで鋤き込むことで、
翌年田んぼがレンゲ畑になり、枯れた後に鋤き込むことで、毎年更新できますが、
数年育てて、レンゲが大きく育つようになった肥沃な場合、翌年田んぼに戻して稲を育てると倒れますので、レンゲを春に刈り取り、すべて持ちだしてから耕し、田植えします。
最近では、ホームセンターなどで、小袋でも購入可能なので、庭や小さな畑でも可能です。
混ぜたものを市民農園など1年更新で借りる畑の通路の真ん中などに緑肥mixとして播くことで、
通路が固くならず、草マルチの材料にも、益虫を増やし、実つきも良くなるのでお奨めです。
注意点としては、都会や耕作放棄地の場合、鳥などによってタネがすべて食べられてしまうことがありますうので、
その場合は、農薬処理してある種子を選ぶと、鳥の被害が減ります。
もし、禿げて一部分生えない場合は、再度空いた所に、緑肥mixを播き、クン炭などを播いて被覆しておきます。
4/6(水)よろ2016年内容充実で、『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートします。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
自然菜園スクール2016(旧Azumino自給農スクール)
コースは、安曇野インターから車で30分の長野県安曇野市三郷にある自然菜園各コース(安曇野校)と、
更埴インターから30分の長野県長野市信更町にある自然菜園見学コース、自然育苗タネ採りコース、自然稲作の勉強会で会場が異なります。
Ⅰ.~育苗を学びたい~
■自然育苗タネ採りコース(長野校) ※残り若干名
自家採種した種子で育てる自然苗を学びたい方にお奨め
Ⅱ.~3つから選べる自然菜園コース~
新設コース
■自然菜園/入門コース(安曇野校) ※不耕起区残り若干名
半日のワークで、タネまき~収穫まで、20種類の野菜を一通り1年を通じて基本から学べます。
子育て中やお仕事でお忙しい方でも学ぶことができます。
■自然菜園・実践コース(安曇野校)
1日のワークで、少量多品目の無農薬野菜の自給の基礎から応用まで学びたい方。
30種類以上の野菜や雑穀などを体験学習し、総合的に自給農園のつくり方を学びます。
不耕起と耕起の菜園区画を選べます。
■自然菜園見学コース(長野校)
実際の自然菜園の田畑を見学し、講座と質疑応答で見聞を深めたい方。
自分の田畑があり、忙しい方や見学希望者にお奨め。
Ⅲ.~無農薬のお米作りを学びたい~
■自然稲作の勉強会(長野校)
お米を無農薬で自給したい方、実際に育てている方にお奨め
各種菜園教室の募集は始まっております。1次募集〆切が2月末です。
各コース共、定員があり、先着順になっておりますので、お早めにお申し込みください。
お申し込みお問い合わせはホームページからお願いいたします。
いよいよ拙著『自然菜園で自給自足12か月』(宝島社)3/10に無事発売できました。ありがとうございます。
今までにない、田んぼ(水稲)や鶏、こんにゃくなど目白押しで、
写真と文章は、有機農業暦の暮らしが長い、フリーライターの新田穂高さんが2年間「取材田舎暮らしの本」(同社)で連載したものを再編集した力作です。
実践者が取材したことで、これは知っておきたいというちょっとしたことも逃さず網羅してあるので、これから自給自足の暮らしを夢見る方や、実践者からは目から鱗かもしれません。
今回も写真・情報量がとても多く、価格は1,600円(税別)なので、かなりお得な1冊かと思います。
読まれた方は、感想やご質問をコメント欄からおよせください。
次回の書籍や雑誌が出る際に参考にさせていただきたいと思います。
いよいよ今週末から3日連続、自然菜園スクールも開講です。今週は準備に余念がありません。
今日から、4日間、長野⇔安曇野4往復で準備・開催です。
今朝、興味深いご質問がありました。
そこで、耕作放棄地にお困りの方に、
エンバクです。
クリムソンクローバーです。
この2種類の1年草(種で殖える)緑肥作物を使い、耕作放棄地を景観良く綺麗に、超簡単に、肥えたの畑に改良に持っておく裏技をご紹介します。
本当に簡単ですよ。
秋か、春の梅が咲く頃に、畑が乾いているときにエンバク・クリムソンクローバーを比重で2:1で、10a(1,000㎡)あたり、
総量5~8kgになるように(荒れていたり、痩せている方が多めに)混ぜて播いてから、トラクターで耕して終わり。
エンバクが先に生育し、草を抑えてくれ、その中で、クリムソンクローバーが守られながら生育します。
エンバクが枯れてもそのまま、クリムソンクロバーが綺麗に赤く全面に咲いて綺麗です。
その後、クリムソンクローバーが枯れて、タネをつけ始めたら、そのまますき込むみます。
そうすると、その後も、エンバクかクリムソンクローバーが、自然に生えてきます。
エンバクが枯れたら、鋤き込むとエンバク優先になりますし、
クリムソンクローバーをメインで生やしたい場合は、秋口に、敷き込む前に、クリムソンクローバーをの種子を追い播きしてから鋤き込みます。
エンバクはイネ科で、クリムソンクローバーはマメ科なので、相性が良く、お互いに生育を促進します。
イネ科のエンバクは、土を団粒構造を発達させ、土を水持ち良く、水はけ良く、耕し肥沃にします。
マメ科のクリムソンクローバーは、根に共生する根粒菌などの働きで、チッソを固定し、花は綺麗なので景観緑化によく、ミツバチなどの蜜源になります。
この方法で、数年間、育てると、エンバクがどんどん大きく育つようになってきます。
つまり、年1~2回タネをつけて耕すだけで、雑草化した緑肥たちによって、土がどんどん良くなっていく裏技です。
その後、数年エンバクが倒れそうななるほどまで繰り返すと、立派な畑になっているから不思議です。
畑に戻してからも、雑草化した緑肥作物たちが旺盛に何年か出てくるので、草マルチとして活用したり、ビニールマルチなどで被覆して抑えて栽培すると野菜が負けず、無肥料でも見事に育つようになります。
田んぼの耕作放棄地の場合は、秋口のレンゲの播種時期にあわせて、エンバクとレンゲを同様に混ぜて、播きトラクターで鋤き込むことで、
翌年田んぼがレンゲ畑になり、枯れた後に鋤き込むことで、毎年更新できますが、
数年育てて、レンゲが大きく育つようになった肥沃な場合、翌年田んぼに戻して稲を育てると倒れますので、レンゲを春に刈り取り、すべて持ちだしてから耕し、田植えします。
最近では、ホームセンターなどで、小袋でも購入可能なので、庭や小さな畑でも可能です。
混ぜたものを市民農園など1年更新で借りる畑の通路の真ん中などに緑肥mixとして播くことで、
通路が固くならず、草マルチの材料にも、益虫を増やし、実つきも良くなるのでお奨めです。
注意点としては、都会や耕作放棄地の場合、鳥などによってタネがすべて食べられてしまうことがありますうので、
その場合は、農薬処理してある種子を選ぶと、鳥の被害が減ります。
もし、禿げて一部分生えない場合は、再度空いた所に、緑肥mixを播き、クン炭などを播いて被覆しておきます。
4/6(水)よろ2016年内容充実で、『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートします。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
自然菜園スクール2016(旧Azumino自給農スクール)
コースは、安曇野インターから車で30分の長野県安曇野市三郷にある自然菜園各コース(安曇野校)と、
更埴インターから30分の長野県長野市信更町にある自然菜園見学コース、自然育苗タネ採りコース、自然稲作の勉強会で会場が異なります。
Ⅰ.~育苗を学びたい~
■自然育苗タネ採りコース(長野校) ※残り若干名
自家採種した種子で育てる自然苗を学びたい方にお奨め
Ⅱ.~3つから選べる自然菜園コース~
新設コース
■自然菜園/入門コース(安曇野校) ※不耕起区残り若干名
半日のワークで、タネまき~収穫まで、20種類の野菜を一通り1年を通じて基本から学べます。
子育て中やお仕事でお忙しい方でも学ぶことができます。
■自然菜園・実践コース(安曇野校)
1日のワークで、少量多品目の無農薬野菜の自給の基礎から応用まで学びたい方。
30種類以上の野菜や雑穀などを体験学習し、総合的に自給農園のつくり方を学びます。
不耕起と耕起の菜園区画を選べます。
■自然菜園見学コース(長野校)
実際の自然菜園の田畑を見学し、講座と質疑応答で見聞を深めたい方。
自分の田畑があり、忙しい方や見学希望者にお奨め。
Ⅲ.~無農薬のお米作りを学びたい~
■自然稲作の勉強会(長野校)
お米を無農薬で自給したい方、実際に育てている方にお奨め
各種菜園教室の募集は始まっております。1次募集〆切が2月末です。
各コース共、定員があり、先着順になっておりますので、お早めにお申し込みください。
お申し込みお問い合わせはホームページからお願いいたします。
御出版おめでとうございます。
さて、田んぼや畑の土手焼きについて質問てす。
この時期、皆さん盛んに土手を焼いていますが、土手焼きの効果は何でしょうか?
知り合いの農家に聞くと、害虫の卵を焼くのが主な目的だそうですが、実際にはどうなのでしょうか?
人によっては、焼くと、風雨で却って土手が脆くなるから、止めた方がいい、という意見もあり、混乱しています。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
そうですね。
土手(畦)焼きについてですが、私見では、
古来から、病虫害は畦から入ってくるので、それを払うために行ってきた伝統的な野良仕事です。
狙った効果としては、
・病害虫を越冬させない。
・草を退治する。
・モグラやネズミの住処にしない。
などが主な狙いです。
すべて矛盾もするのですが、
畦を焼くことで、
・益虫なども住めない。
・焼畑効果で草はより強く復活する。
・田畑にいるねずみ・モグラは退路をなくし、居座る。
など両刃の剣でもあります。
個人的には、ネズミや病虫害は脅威だったので、いかに悪いものが入って来ないように、予防するか、畦を常に綺麗に保ち、崩れないように管理する知恵があった名残だと思いますが、
近年では、とりあえず焼こうと風などを無視し、山火事を起こしそうになったり、
焼く代わりに、除草剤を使い、草をむやみに枯らし、良したちの悪い草と戦うはめになったり、
伝統的な野良仕事も表面的な形になってきております。
当方、関西地方なのですが、春蒔きはまだ間に合いますか?
エンバクまたは、エンバクとクリムソンクローバーを蒔く前に、ある程度耕しておく方がいいのでしょうか?現状、少しずつ草が生え始めてきました。このままばら蒔いてから、トラクターで耕してよいのでしょうか?
トラクターで耕すのは、ほんの浅くでいいのでしょうか?畝立てや溝は、なくていいですか?
ところで、エンバクは緑肥やマルチ以外の、収穫物としての使い道はあるのでしょうか?
以上、沢山で恐縮ですが、宜しくお願いします
そうですね。
関西地区でも場所(標高)によりけりだと思います。
エンバク、クリムソンクローバーのカタログや種苗会社のマニュアルを参考にしてみてください。
大量の草がある中、ばらまきで鋤き込むと、草が発酵などし、ガスなどで発芽障害を起こす場合があります。
その場合は、何回か耕して発芽障害をなくしてから播くことが大切です。
春先の低温で、草が多少ある分には、そのままばら蒔き、すぐにトラクターで鋤き込んで構いません。
水はけがよい場合は、そのままタネが5cm位覆土するように耕します。
食用エンバクは、オートミールと呼ばれております。
エンバクは、猫の草として売られていますし、家畜のエサとしても、硝酸値が高くない場合は使用できます。
刈ったもので、堆肥を造ると良質の堆肥ができますよ。
ありがとうございます。
やはり、惰性で焼いてる感はありますね。
自分は、やらないことにします。
火事も怖いし…
除草剤を畔に撒く人がいるのですが、畔がボロボロになってます。
そうですね。
昔はとても大切な畦焼きで、秋と冬の風物詩でした。
むやみに草を生やすと、ネズミの越冬場所になり、肥えてくると崩れるので、注意が必要です。
私は、畦に、シロク―バーと背の低い牧草など傾斜合わせて播いて、草マルチの材料にしたり、草刈りを簡単にしております。
畔道にかやが生えてきており畑に伸びてきそうです。
かやの対処法があれば教えて頂きたいと思います。
今年から緑肥による土作りをしています。
3月初めにエンバクとイタリアンライグラスをまいています。
お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。
そうですね。
絶やすのに、一番いいのは、根が動かない期間(霜のある期間)に、根を残さず取り除きます。
その後復活してくるカヤを常に刈って、敷き草にしていくことで、根に養分を貯めることができないので、どんどん細くなっていくので、やがて枯れるか、多少残る程度になります。
どんどん草マルチの素材として活用していくのがいいと思います。
エンバクとイタリアンライグラスでの土作りですか、いいですね。
緑肥作物は、とても強いので、草も作物も抑えてしまいがちになり両刃の剣ですので、播く場所や扱いにご注意してくださいね。
なんとか、茅を取り除いているところです。
ところで、竹内さんは緑肥や草、イネなどを刈る時は草刈機で刈るのですか?
それともカマで刈るのですか?
場所にもよると思いますが、広い田んぼなど手刈りは大変だと思うのですが…
芽と取り除いているというのは、カヤの芽でしょうか?
もしカヤの芽でしたら、芽だけでなく、芽の下の土の中の生長点(根も)も一緒に取り除かないと、あとが大変ですよ。
草を刈る時は、鎌も草払い機もいずれも一番適したものを使っております。
刈り方も大切ですが、それ以上に刈るタイミングがとても重要で、気にかけております。