無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

キュウリの鉢上げ、そして定植まじかなハウスの苗たち

2011-05-17 20:20:55 | 日々の自然菜園
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本日、のち

農繁期でアップができず、すみません。

土日は、シャロムヒュッテでの『あずみの自然農塾』でした。
1泊2日のワークショップは、有意義ですが、なかなか準備段取りが大変です。

今年は、みんなで田んぼの畦がしっかり上手に塗ることができたので良かったです。
詳しくは、明日にでもアップしようかと思います。


畑の付近で、ようやく藤の花が開花してきました。
いよいよ夏野菜の定植の時期です。


畑のバケツに、非常に珍しい「ハルゼミ」が飛来していました。
ハルゼミとは、和名の如く春4~6月に松林などで鳴く、小さなセミです。
松林がマツ枯れで荒廃するので、県によっては、絶滅危惧種になってきている貴重なセミです。
裏に赤松林があるので、初夏を伝えにやってきてくれたのでしょう。


現在、ハウスの中は、ナス科を中心に夏野菜の苗が所狭しと定植を待っています。


ナス苗や


トマト苗たちです。


最近は、もっぱらウリ科の鉢上げ(大きなポットに移植)をしています。

キュウリの根はしっかり土をつかんで離しません。
このような根張りの良い苗であれば、無農薬栽培も手軽になってきます。


上手く発芽したカボチャなどは、写真のように土の中に種子を置いてきます。
そして、おっぱいでもしゃぶるようにタネをつけたまましっかり根を張っています。


キュウリも種子を残してちゃんと発芽したものを、
根の構造が傷まない様に、大きめのポットに植えてあげます。

キュウリやズッキーニ、カボチャは、直播きが一番いいのですが、
霜対策と、種の節約を兼ねて、集約的に苗管理をしています。

それでも、大きくなった苗では上手くいかないので、若苗になるように定植の20日前位に種を蒔き、
本葉が1~2枚程度で定植にもっていきたいものです。

今年は、ハウスが大きくなったこともあり、苗の生育がとても良いです。
一部販売もしているので、自然育苗の苗で無農薬家庭菜園がもっと簡単になるお手伝いができればと思います。

地温がもう少し上がってきたら寒さに強い順に定植していこうと思います。

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5月の予定
5月21日(日)Azumino自給農スクール(田んぼコース)
田んぼの基本から自給できるノウハウまで、一緒に体験しながら学べます。

5月22日(日)Azumino自給農スクール(畑コース)
自然農園の作り方から、栽培の基本を体験しながら学べます。
http://39zzlife.jimdo.com/%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E8%8F%9C%E5%9C%92%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/azumino%E8%87%AA%E7%B5%A6%E8%BE%B2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E9%80%9A%E5%AD%A6-%E5%AE%BF%E6%B3%8A/

5月25日(水)『ずくなし家庭菜園教室』 
内容:超カンタン春野菜の種まき、夏野菜の土作り、準備の仕方
場所:ずくなし2階にあるどんぐり公民館
時:毎月第4水曜日 19:00~20:30 
参加費:2,000円 希望者20:30~1階で交流会
http://shop.asama-de.com/b/zukunashi/news/#1

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8 コメント

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元気になりました! (mot)
2011-05-18 22:15:10
苗の水やり、ブログを見た翌日から早速実践しています。
すると2日目には、少し元気のなかった苗たちもみるみる大きく元気になりました!
どうやら表面ばかり気にしすぎて、底の方まで水が届いていなかったようです。
「最高最低温度計」も設置してみると、なんと晴れの日の最高温度が37度を超えていました・・・。
風を通したり、苗を置く高さを変えたりしてなるべく30℃以下になるように試行錯誤しています。
今日はうちも「鉢上げ」をしたのですが、となりの苗と根が絡まってしまい、切れないかハラハラしながら分けて移しました。
1つの箱にたくさん蒔くよりも、「セルトレー」等に個別に蒔く方が良いのでしょうか?
「植付け」の時のように「鉢上げ」する時も、しっかり吸水させてから移してあげた方が良いのでしょうか?
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2011-05-19 06:00:02
motさんへ

苗元気になって良かったですね。

鉢上げしたら、1日は半日陰にし、直射日光を避けると更に良くなります。

日が当たると、新しい根を出すために、葉がぐったりになってしまいます。

葉に強い光を当てない様に、曇りの日に鉢上げするか、黒い寒冷紗のトンネルに移すと効果的です。

今回もすごく良い質問です。鉢上げの前日は、たっぷり、夕方水をやり、吸水させ、しかも鉢上げ前にはある程度乾燥させます。

ある程度乾燥していないと根が切れやすく、根鉢がまだしっかりしていないので、崩れてしまいます。

鉢上げのタイミングさえつかめれば、同じ箱に苗を育てた方が、お互いの根が助け合って、生育がよくなります。

しかし、鉢上げが早いと根があっさりですし、鉢上げが遅いと根がからんでしまいます。

慣れないうちは、セルトレーに2~3粒ずつ種をまき、ハサミで間引いていき、鉢上げするとかなり鉢上げが簡単になります。

鉢上げの仕方によって、どのような稚苗に仕上げるかが、育苗の次のステージです。

鉢上げしたら、水差しで、根元に水をあげ、鉢上げた稚苗とあたらな土をフィットさせ、日陰に置きます。
返信する
Unknown (ゆっぴ)
2019-03-04 00:04:57
ウリ科の摘芯について

竹内さん、こんにちは。ウリ科の仕立て方がよく分からないので、質問させてください。

自然菜園では慣行農法と違い、根張りを良くするために直根を切るような摘芯は(ウリ科は)基本行わないが、子ヅル孫ヅルに雌花がつくマクワウリとメロンは本葉5~6枚で摘芯すると理解していました。

しかし、去年栽培したキュウリとゴーヤはよくできたのですが、加賀太キュウリだけは葉ばかり繁りぜんぜん実がなりませんでした。ちなみに、他のキュウリと同じ畝に同じように直撒き(5月下旬)し、同じように育てましたがダメでした。
調べてみたところ加賀太キュウリは摘芯を勧める情報が多かったです。

自然菜園ではキュウリは親ヅルを摘芯しないものだと理解していたのですが、摘芯した方がいいキュウリもあるのでしょうか?もし摘芯した方がいいのなら、やり方や注意点など教えていただきたいです。

それから冬瓜を今年育ててみたいのですが、無摘芯で地這いキュウリと同じような育て方でいいのでしょうか?
竹内さんの書籍で冬瓜の育て方の記事を探したけれども見つけられなかったので、こちらも教えていただきたいです。

これからどんどん忙しくなってくる時期に恐縮ですが、お時間のある時にでも教えていただけると幸いです。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-03-04 23:19:29
ゆっぴさんへ

そうですね。

1)まず、マクワウリ、メロンは孫ツルに着果するので、子ツルを親ツルのように仕立てたいので、早めの摘芯で対応できる体制作りが大切です。

2)加賀太キュウリは、確かに親ツルへの雌花の着生は弱いので、農家さんは子ツル2本仕立て、孫ツル一葉残しで、育てるために、早めの摘芯が一般的です。

自然菜園では、肥料が少なめで、直根の力を引き出したいので、加賀太キュウリも親ツルは、支柱上部に来るまでは、放任し、その後摘芯します。拙著でもご紹介しているように、最初の5~10節の親ツルは、脇芽や雌花は取り除きます。これが大切ですね。

その後、着果してきたら、孫ツルなどもおとなしくなるので、放任していくか、加賀太キュウリのような特徴ある在来品種に合わせて、孫ツルの1節目に雌花が着くので葉を1枚残し(1葉残し)、その上を摘み取るなど工夫をするとよいでしょう。

3)冬瓜は、キュウリの地這えのように、最初の5節の脇芽を取らずに、カボチャ同様無整枝自然仕立てで、育てております。ミニ冬瓜が育てやすく、食べやすくて重宝しております。

一般的には、肥培管理と同じ大きさのものを形よく作る必要があるので、摘芯と小ツル4本仕立て、1果目は形が悪くなりがちなので、摘果して、1株4個位を目安にしていることが多いものです。
返信する
Unknown (ゆっぴ)
2019-03-05 17:56:54
ご回答ありがとうございました。
曖昧だった加賀太キュウリと冬瓜の育て方がよくわかりました。

ただ、昨日聞きそびれてしまったことがあるので、もう少し質問させてください。
キュウリは春キュウリと夏キュウリがありますが、種蒔き・定植時期が違うだけで基本的な育て方は同じでしょうか?
加賀太キュウリは春キュウリだと思いますが、春キュウリだとしたら愛知県で5月下旬播種では遅すぎでしょうか?

立て続けの質問で申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
返信する
ご質問ありがとうございます。2 (竹内孝功)
2019-03-05 20:00:34
ゆっぴさんへ

そうですね。
1)春ジャガイモ栽培と夏ジャガイモ栽培どうよう、1年間に2回(二季)育てることができる野菜の育て始めたときの季節で、両方できる品種と、いずれかの方が向いているものを選ぶことができます。その上で各地風土に向いた種まき最適期に蒔きます。愛知も広いので、加賀太キュウリの最適期は、具体的にわかりませんので、2~3回蒔きずらして探してみてください。

2)具体的に言えば、
春キュウリは、節成りキュウリ、飛び節成りキュウリでもよく育ちます。

夏キュウリは、暑い時期に育つので、飛び節成りキュウリが地這えなどに向いております。

3)キュウリもナス同様、各地の気候風土に合わせて進化してきたものです。加賀太キュウリも昭和初期に導入され、現在も確か7軒位の農家さんが苦みの少ないものを選抜しながら維持している固定種なので、愛知に向いた愛知加賀太キュウリになるには、選抜しながら各自自家採種することが、王道です。是非、トライしてみてください。
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Unknown (ゆっぴ)
2019-03-06 18:02:52
ご回答ありがとうございました。

そうですよね。いくら竹内さんでも日本全国の気候を把握しているはずないのに、何回かにわけて蒔けば分かることを聞いてしまいました。大変失礼しました💦

去年よく育って種採りできた野菜が色々あるので、キュウリに限らずそれらも育てて自分オリジナルの気候風土に合った野菜を育てていきたいと思います。

味だけでなく育て易さや病害虫への強さなど、1年目とどう変わっていくか今から楽しみです。
今回も色々教えていただいてありがとうございました。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-03-07 09:17:09
ゆっぴさんへ

そうですね。いえいえ一番は、野菜から教わること。私はヒントしか出せず、いわば案内役です。お役に立ててよかったです。

選抜し、自家採種しつづけると、3~5年位で、一気に風土に合ってくるというか、飛躍的に育ちやすくなるときがあります。

最初の数年は練習みたいなもので、どんどん選抜の仕方や自家採種も慣れてきますので、失敗しても元に戻れるように、元種(原種)を必ずキープしておいてくださいね。
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